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ルパート・ブラックスミス_設定メモ
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※本人が記憶喪失であることから語られることがない裏設定を含む。 ●略歴 ダークセイヴァーのとある亡国の黒騎士。 当人も国滅亡の日に戦死したが、呪いの武具である騎士鎧が生命力を吸収する形で人格を宿し、 ヤドリガミとなることで九死に一生を得る。 その際に肉体とほぼすべての記憶を失ったが、自身が騎士であることだけは魂に色濃く刻まれており、 以後はその価値観がある種の『衝動』となり、それに従うまま猟兵となった。 ●人物 真面目ながら根がシビアで容赦がない性格。上述のこともあり『騎士道精神』を行動理念としているが、 詳細として『安寧を勝ち獲り、尊き民たちに捧げる』ことに重きを置く。 その為、多分に手段を選ばない合理主義であり騙し討ちや卑怯な戦法に抵抗感がなく、こと戦場においては苛烈。 正々堂々や清廉さ、浪漫を解さないわけではないが、それも自分たちを視る人心を顧みてという意味合いが大きい。 勇姿をもって希望や憧憬を与える『英雄』ではなく平穏や秩序の為に務めを果たす『治世者』としての、少なからず貴族的な視点を含む騎士意識が強い。 一方で、猟兵になって数々の異世界を見聞していく内に情緒に富み、時に普段の己の苛烈さに背く感傷的な側面を持つ。 当人はこの側面こそを『ヤドリガミのルパート』としての自我だとしているが、 そのダブルスタンダードこそが根本的・突き詰めた部分で自己肯定できない弱味にもなってしまっており、 記憶や故国など己のルーツを喪っている為のアイデンティティの揺らぎも相まって内心抱える葛藤とコンプレックスは中々に根深い。 他の生命力を利用する呪いの武具を使い当人も常にその呪いに自我を蝕まれることから、 黒騎士とは使命のために罪を重ねる業の深い存在であり、その終焉たる『死』はある種の救済という思想がある。 (この場合における黒騎士は、猟兵たちのジョブではなく亡国の役職を指す) 強引で無茶な行動が多く、ヤドリガミでありながら器物の破損を省みない。 それは上述した騎士道精神という衝動、曖昧なアイデンティティ、ダブルスタンダードによる自己肯定意識の低さから…… という以前に。単純に性根が脳筋で向こう見ずなだけである。 ●能力 ヤドリガミとしての基本能力に加え、大別して『大剣と短剣の剣技』『青い炎で燃える鉛』『武具が纏う呪詛・生命力吸収能力』を備える。 ヤドリガミとしては異質な性質を抱えている。 独力で『仮初の肉体』を構成できず、仲間の用意した専用人形を媒介にしたユーベルコードによる発現・維持が不可欠であり、 舌も口もない本体には当然、味覚も存在せず『仮初の肉体』無しでは食事はできない。 反面、吸収・貯蓄した生命力による再生能力によりある程度の器物破損を無視できる。 剣技においてはヴァンパイアや凶獣などの強靭な肉体を破砕する為の大剣と、精密性や射程を求められる際の短剣を使いこなす。 特に短剣は鎧の内蔵武器、ヤドリガミとしての身体の延長であることから再生能力の応用でその場で生成可能。 更に本人の意思に反応し、本人の投擲術も合わさることで精密にして変幻自在の軌道をとる。 そもそも変形機構を有するタイプが珍しくない黒剣を扱う黒騎士故その他の武装についても心得があるが、基本的に物の扱いが乱暴で頑強さに欠ける繊細な武装や精密機器には苦手意識がある。特に銃器は興味はあれど誤射を恐れて実戦ではまず使用しない。 青く燃える鉛は、吸収した生命力を対価に鎧内で生成されるものであり、謂わば呪いの武具としての素材でありこれを用いて破損した鎧の補修や短剣を精製する他、鎧内での流動や各関節から噴射などで筋力を補強するヤドリガミとしての血肉の役割を担う。青い炎はブレイズキャリバーの地獄の炎でもあり強力なパイロキネシスの源でもあるが、何よりこの流動鉛の状態でも操作は自在であり、武装の改造のみならず背部に放射状に展開することで燃える鉛の翼として飛行が可能。(ただし原理的には鳥類の翼というよりはロケットに近い) 反面鎧の構造上流出の抑制は出来ても完全遮断は不可能であり水中に入ることはイコールで水質汚染に繋がる為、そもそも泳げないこともあって水辺の戦闘を極力避けなければならない。 黒騎士の呪いの武具のヤドリガミだけあって生命力に干渉する呪詛を行使できるが、後述する生前の役割故か相手の心身の自由を封鎖することに長けている。 ●亡国の黒騎士たちについて UDCアースにおける中世ヨーロッパ時代の騎士と同じく、政治に直接介入するだけの地位(議席)を持たない階級最下位の貴族未満。 が、こと国防面が恒常的に切迫するダークセイヴァーにおいて、勅命により土地を持つ貴族(伯爵以上)から貸与される軍事地区を治める所謂「辺境伯」として 平民からの人気も高いこともあって実際の存在感は強く、興国時より国家を支える筆頭騎士『黒き鎧のブラックスミス』に至ってはその影響力は侯爵とほぼ同等であった。 地位を持たされない理由としては任務地が情勢により変わる可能性や武官として例外なく多忙である点、 何より戦死以外にも平時においてすら呪いの武具の影響からの発狂による欠員の可能性など、為政者は務まらないとされた為。 ブラックスミス他、家系として成立・奉公する少数の黒騎士については特例的に『準男爵』を賜っており 爵位としては最下級であるものの、他の黒騎士たちの統率の為の用地も兼ねて辺境伯として以外の土地を与えられた。 上述他諸々の理由で到底政治に加えられない黒騎士たちの不満や暴走を抑える為の名誉階級という意味合いが強く 実際の影響力も相まって他の位階たちとは断絶した凡そ不可侵の関係性であった。 その為、(下位階級という意味合いの)『準男爵』と呼ばれるのを嫌がる黒騎士も多く 次第にその呼び方は廃れ、敬称の代わりに異名をつけて呼ばれるようになった。(ブラックスミスで言えば『黒き鎧』の部分) 一方でその影響力が平民側の人気(支持)に因る部分が小さくなく、一部の貴族側との水面下の角づきあいも合わさり UDCアースの中世騎士たちに比べて、『騎士道』は理想として掲げられる規範ではなく遵守すべき規律であり、明確に違反する者に対しては黒騎士内で処罰があった。 また呪いの武具の影響による発狂・暴走した者は原則、『黒き鎧のブラックスミス』が粛清することになっており この粛清者としての役割故にブラックスミスが黒騎士たちの筆頭騎士として周囲の畏敬の念と共に君臨・統率していた。 余談だが、ルパート・ブラックスミスはつまり騎士であると同時に生粋の(名誉、という文言こそつくが)貴族でもあるということになる。 勿論、異名(爵位)持ちの黒騎士からの推薦含め貴族以上から認められれば平民も黒騎士になれる。 …というより異名を持たない下位黒騎士は国防の為の「消耗品」という面が少なからずあることからむしろ平民が多く、故にこそ『騎士道』規律による束縛が不可欠であった。 なお現在のルパートを規律に照らし合わせる場合、精神性そのものはさておき配慮・作法に欠けている面が目立つ、『処罰こそされないものの素行の悪い騎士』となる。
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