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ルパート・ブラックスミス_設定メモ_その他設定の項
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●亡国の黒騎士たちについて UDCアースにおける中世ヨーロッパ時代の騎士と同じく、政治に直接介入するだけの地位(議席)を持たない階級最下位の貴族未満。 が、こと国防面が恒常的に切迫するダークセイヴァーにおいて、勅命により土地を持つ貴族(伯爵以上)から貸与される軍事地区を治める 所謂「辺境伯」(ヴァンパイア勢力の同名のそれとの関係性は不明)として 平民からの人気も高いこともあって実際の存在感は強く、興国時より国家を支える筆頭騎士『黒き鎧のブラックスミス』に至ってはその影響力は侯爵とほぼ同等であった。 地位を持たされない理由としては任務地が情勢により変わる可能性や武官として例外なく多忙である点、 何より戦死以外にも平時においてすら呪いの武具の影響からの発狂による欠員の可能性など、為政者は務まらないとされた為。 ブラックスミス他、家系として成立・奉公する少数の黒騎士については特例的に『準男爵』を賜っており 爵位としては最下級であるものの、他の黒騎士たちの統率の為の用地も兼ねて辺境伯として以外の土地を与えられた。 上述他諸々の理由で到底政治に加えられない黒騎士たちの不満や暴走を抑える為の名誉階級という意味合いが強く 実際の影響力も相まって他の位階たちとは断絶した凡そ不可侵の関係性であった。 その為、(下位階級という意味合いの)『準男爵』と呼ばれるのを嫌がる黒騎士も多く 次第にその呼び方は廃れ、敬称の代わりに異名をつけて呼ばれるようになった。(ブラックスミスで言えば『黒き鎧』の部分) 一方でその影響力が平民側の人気(支持)に因る部分が小さくなく、一部の貴族側との水面下の角づきあいも合わさり UDCアースの中世騎士たちに比べて、『騎士道』は理想として掲げられる規範ではなく遵守すべき規律であり、明確に違反する者に対しては黒騎士内で処罰があった。 また呪いの武具の影響による発狂・暴走した者は原則、『黒き鎧のブラックスミス』が粛清することになっており この粛清者としての役割故にブラックスミスが黒騎士たちの筆頭騎士として周囲の畏敬の念と共に君臨・統率していた。 余談だが、ルパート・ブラックスミスはつまり騎士であると同時に生粋の貴族でもあるということになる。 勿論、異名(爵位)持ちの黒騎士からの推薦含め貴族以上から認められれば平民も黒騎士になれる。 …というより異名を持たない下位黒騎士は国防の為の「消耗品」という面が少なからずあることからむしろ平民が多く、故にこそ『騎士道』規律による束縛が不可欠であった。 なお現在のルパートを規律に照らし合わせる場合、精神性そのものはさておき配慮・作法に欠けている面が目立つ、『処罰こそされないものの素行の悪い騎士』となる。 ●『黒き鎧のブラックスミス』の経緯 端的に述べれば「派閥争い」と「黒騎士の装備である呪いの武具の精製と管理」が理由となる。 本国においての呪いの武具は黒魔術・錬金術をも修めた鍛冶師たちによる儀式錬成によるものだが その際に生命力吸収能力を備えさせる為の生贄が不可欠であった。 この生贄の質が呪いの武具としての質に影響することから、鍛冶師側はとにかく潤沢な"生贄の用意"に腐心する。 国防力・国家の存亡に直結する使命であることもあり 一切の制限が無ければ希少生物、果ては領民をも視野に入れるのだが (人間のみならずダンピールやオラトリオなど多彩かつ個体差が期待できる為) 無論、実際は自らの領地・"財産"を保護せんとする貴族や国家、体制側から圧力がかかるのは想像に難くない。 これを退ける手段として鍛冶師側は黒騎士側との合流を図った。 貴族たちと同等の発言力を持つ黒騎士に抱き込まれることで自らも体制側に身を置くことを画策したのだ。 黒騎士側としてもこれを拒絶できる状況ではなかった。 先述の通り、黒騎士は厳密には貴族に含まれず政治面での立場に乏しい。 順当にいけばそれぞれ縁のある貴族たちの預かりとなり散り散りになるのだが、 しかしこの場合、黒騎士という戦力・名声を得れば貴族たちは各々の思惑で活動、 いずれ派閥争い・内輪揉めにおいての私兵として黒騎士が使い潰されるのは目に見えており、 外敵の迎撃が恒常的に要される時世においてそれは破滅の道筋である。 加えて上述の通り鍛冶師側もまた暴走が懸念される以上、監視・統率・抑止は不可欠。 以上のことから黒騎士側も鍛冶師側との合流に合意。 軍事面での実権を独占し国家内での警察任務をも担う王家・貴族と並ぶ一大勢力となり そのトップとして、神殺しを果たし最も優れた鍛冶師の娘と結ばれた黒騎士が擁立される。 かくして、以後国家滅亡の日まで黒騎士および鍛冶師たちを統率する筆頭騎士、 後に『黒き鎧』の異名を掲げる『ブラックスミス』一族が誕生となった。
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