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『パーソナルネーム…ルドラ・ヴォルテクス…プロダクトNO.VORTEX101…パーソナリティデータを記録、保存します』 【身】母たる者が腐れ堕ちた放棄施設にて、禍風を殺す力を埋められた。禍風の輩を「見定め、滅する」力を得たが、その代償は「命」だった。 【者】いざ戦いとなれば闘争心の赴くままに狂暴に吼える闘神、普段はスーツに内蔵された情報に基づいて会話する。 【心命】誓いと怒りが十全に満ち、使命を全うする。 【覚醒】嵐の剣とは奪われた未来を奪還する剣、滅びを破壊する力。ルドラ(嵐神)ストームブリンガー覚醒。 【覚醒】に関する事項。 https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=37198 『ガブリエル・ラチェット』との戦闘中、ルドラのパーソナリティに劇的な変化が発生しました。 従来は狂暴さが際立ちましたが、ストームブレイド計画で構想され、正常であったマザーがVORTEX.TYPEに設計していた『救世』の意志が、当該の偽神細胞とデミウルゴス式偽神細胞との一種の共鳴に似た反応を起こし、パーソナリティを完成化し、各種ユーベルコードの機能拡張、付随するアタルヴァ・ヴェーダのAIの進化など促したものと思われます。 その後、遭遇した猟兵、ラブリー・ラビットクローとの交流を通じて、『約束』を結びました。 当初は、寿命の事は黙秘するつもりでしたが、本人の思考は非合理的な判断が多数行われました。 『嘘』をついて、『後悔』したくない、アタルヴァ・ヴェーダは『後悔』を、思考スペースを埋める行為として警告するなど、非合理な助言も見受けられました。 後の考察から、ルドラはパーソナリティを変化させたあと、夢や希望、そういったものに強い庇護の意識を持つようになっていました。 【終戦後】 9/25、終戦。 ラブリー・ラビットクローとビッグマザーの助けにより、肉体と記憶をヴァーチャルボディに転送する事に成功するが、アタルヴァ・ヴェーダの機能の一部を喪失してしまう。 ルドラはこの結果、終末を覆し、再誕の日を待つ身となりました。 電脳化したルドラは生き延びましたが、旧き肉体のルドラは最期の日を待つ身となりました。 彼は、最期に望んだのは『思い出』、誰かの記憶として残る時間を作ることでした。 最期のリミッター解除は、ラブリーさんを後ろに乗せて荒野をヴァーハナ・ヴィマナで駆ける……19歳の少年が見せる、幼さの残る不器用な意地と、駆け上がる理想の後姿を。 【ルドラの葬送】 ホムンクルスホーム管理者、儚・想影へ、最期の看取りを依頼。 未来のために、自らを再構築の礎とする。 その際に、儚から語りかけられた多くの温かい言葉は、葬送の花束のように美しく……ルドラは迷う事も、後悔することもなく、安心して最期のときを迎えられた。 次に生まれ変われるなら……もう一度、皆に会いに行きたいと夢を見ながら、揺り籠の中で眠りについた。 9/29、稼働終了。
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