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海石榴・鮫 (つばき・こう) ・やんちゃしてそうな外見に穏やかな雰囲気を纏う男性。UDCアース出身のカクリヨファンタズム育ち。 6歳の頃に邪神教団に拐われて儀式の生贄にされかけ、儀式の途中で逃げ出したところに神隠しが起き、 カクリヨファンタズムへと落ちて生き延びた。 ・神隠しすぐで倒れていたところを、近くに庵を構えていた龍神に拾われ育てられる。庵の近くに住む 妖怪たちには、UDCアースの人間であることも相まってかなり可愛がられて育ってきた。(色々な戦い の技術も教えてもらった) ・喜怒哀楽のうち「怒」と「哀」の感情の大半が欠落している。欠落度合いは怒>哀。元々欠落してい たわけではなく、年月を重ねるうちに少しずつ欠けていった。 ・邪神の片鱗を見てしまった元の目は使い物にならなくなっていたため、拾い育てた龍神は元々あった 両眼を摘出して、今は亡き昔馴染みであった龍神の遺眼を入れてやった。銀灰に縦に窄まった瞳孔を持 つ龍の眼は、只人の眼よりも良く視えるから。普段は焦げ茶の瞳に偽装している。 ・扱い方を学んだ霊力で、身体を護り強化することで超人的な身体能力を叩き出す。強化した身体能力 による高速移動をしていても視界は明瞭。拾い育てた龍神が爪より研ぎ出してくれた刀を手に、邪なる 神々の首を狙っている。 ・名前は、拾い育てた龍神がつけてくれたもの。色々とあったからなのか、元々の名前は思い出せなか ったので。海石榴は椿。憎い邪神の首を椿の花が落ちるが如く落とせるように。鮫の字は願掛け。捕食 される側ではないのだと。 ・拐われたことは怖かったが、拐われた先でも出会いはあった。大人たちから「よりましさま」と呼ば れていた同い年くらいの少年と仲良くなった。たべられる、と思った次の瞬間、飛び散った赤は自分の ものではなかった。にくい。にくい。憎い。あんなもの、神ではない。 ・終わりのない感情を溜め込み続けられるほど人間は強く出来ていない。だから、削っても大丈夫だと 思うものが削られてきた。穏やかな様子の腹の底には、欠けた感情の分だけ溢れ、悍ましく煮詰められ た憎悪と怨嗟が毒を滴らせている。
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