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自立駆動式多脚戦車型ウォーマシン 型式番号B-YY型
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型式番号 B-YY 所属 銀河帝国軍所属直轄統治惑星 アヴァブル 製造 テクロマイト社 生産形態 試作機 全高 2.66m 頭頂高 2m 本体重量 25.0t 全備重量 28.0t 装甲材質 超硬合金リタチウム 出力 20,000kw センサー有効半径 1,000m 最高速度 70km/h 武装 多重次元に基づくシュレディンガー解釈搭載型コンテナ テクロマイト社の試作機で、頭部は深輪研究所製人工知能トゥメルギアスとされる。これにより完全自己完結型のウォーマシンとすることを可能にしている。大型の腕と小型の腕を使い分けることにより、基地建設から戦闘まで幅広い活動をこなすことが出来る。戦車と呼称されてはいるが実際の運用は大きく異なる。 『彼方の欠片』を用いた普及計画に基づき、B-CY型をベースに『彼方の欠片』の動力系テストベッドとして開発された多脚戦車。開発には同作戦の下、多くの企業が参画し、急遽ロールアウトに漕ぎ着けた初の多脚戦車型ウォーマシンであり、戦場を選ばずどのような立地でも活躍することを主眼に置いている。 当初は対ウォーマシン用として開発されていたが、帝国によるウォーマシン次期主力戦力構想の導入により万能活動型ウォーマシンへと変遷していった。安定性と機動性の確保と下半身には多脚型無限軌道方式を採用している。動力炉は核融合電池と『彼方の欠片』を採用したハイブリッドタイプであり中型ウォーマシンでありながら多大な出力を発揮する。本機は他社が開発している人型ウォーマシンよりも戦車に近い機体とされる。 銀河帝国歴0065年には現在の原型が完成し、その後2号機から4号機までが性能実験の為惑星アダムスへと運ばれる。初号機は性能実験中の暴走により廃棄が決定された。2号機以降ははトゥメルギアスが自力で全てをコントロール可能な改修がなされた機体。その後、B-YY型はアヴァブル事変により先行した7機で生産が中止される事となった。 *機体構造 #頭部 両肩と腕部の装備を砲座となるコクピットを有する。ミノフスキー粒子下における有視界戦闘を考慮し、防弾キャノピーを採用[16]。後に改装された際は頭部のコクピットで全操縦が可能なよう切り替えられ、一人乗りとなった[16]。 #腕部 腕部にはミサイルの給弾機構が設けられており、可動範囲は狭い。これを補うために肩部には自由度の広いフレキシブル・アームが採用された[16]。 #コア・ブロック・システム ガンタンクはRX計画の他の機体同様、パイロットと交戦データの回収を目的とし、コア・ファイターを内蔵している[7]。ただし、閉鎖式のコクピット方式では操縦に難があったため、ガンタンクでは頭部に個別のコクピットを設けて二人乗りとしている[7]。このうち、機体制御は腹部側が担当していたが、後に改装され #スラスター 宇宙空間での使用も想定し、背部にはスラスターを備える。機体底部に存在する姿勢制御バーニアを併用し、大気圏内では上空からの発進時の着地にも使用される。一方で、機体重量の関係から長時間の飛行はできない[16][注 6]。また、120mm低反動キャノン砲のための砲弾カートリッジはスラスターと一体化しているため、補給が潤沢な状況であればこの部位を交換する事で弾切れの際にも補充が可能となる[16]。 #下半身 開発時の技術的制約と二足歩行への信頼性の観点から、キャタピラを採用。最高速度は他のMSと比較し速くはなかったものの、地形への対応能力は高く評価された[16]。これはMSの脚部構造の検証が十分でなかったが故に旧来の技術を導入した側面もあるが[18]、こと耐久性においては二足歩行MSを凌駕し、行動範囲の狭さを克服している[18][注 7]。また、キャタピラの導入に伴い宇宙でのAMBACが行えない事から、機体底部には姿勢制御バーニアを備える[16]。原子炉とガスタービンのハイブリッドエンジンもこの部位に備える[16][注 8]。前部にはドーザーの接続基部が存在し、展開する事で砲撃時のアンカーとする事も可能。後部にはアウトリガーも存在し、運搬用のキャリアとしても機能する[20]。図解において、この部位に「耐熱フィルター・カプセル」が記述した資料も見られる[19]。 #武装 120mm低反動キャノン砲[16][注 9] 両肩部に2門装備する実体弾。長距離支援、拠点攻撃に威力を発揮する[6]。最大射程は260km[13][注 10]。16発連続発射が可能で、左右の砲身は個別の標的を狙い撃つ事もできる。砲弾には完全燃焼式薬莢を採用する[16]。既存の技術をベースに作られており、ビームライフル実戦投入が間に合わなかった際の代替案であったものの、誘導兵器が使用できない状況下では特に地上戦において威力を発揮した[4]。テレビ版第27話のベルファストでカラハ曹長のズゴックに命中弾を与えるも致命傷にならなかった。 名称は初期の資料では「120m/mタンク・キャノン砲」とされた[2]。 40mm4連装ボップミサイルランチャー[16][注 11][注 12] 対MS戦では牽制目的に使用される。給弾システムも腕部に内装されているため、マニピュレーターとしての機能は持たない[18]。射程は20km、装弾数は120発。砲弾は120mm低反動キャノンと同様に完全燃焼式薬莢[16]。 その他 その他の各種ミサイルランチャーが用意される予定が立てられていたが、計画止まりとなっている[12]。
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