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まほろばのなぜなに
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■身体的特徴 ・機械化について 魂以外のすべてが機械化されている 特定のパーツ以外は人間と変わりないほどに精巧 あまりに乖離していると後述の理由で「まほろばの身体ではない」と認識しかねないからだ ・心臓 ボイラーになっている。燃料の重油は口から補充している 燃焼の加減は行動とテンションによって変わり、強く燃えているときは服の上からも心臓の位置がわかる位に明るくなる ・眼 測距儀になっており、レティクルが虹彩に映っている レンジを絞るときはレティクルの単位も変わるため、どこを見ているのか、距離を測っているのかが端から見てるとよく分かる ・関節 手首、足首、肘、膝、肩、股が露出した球体関節になっている 他の関節も当然機械関節だが、上記の関節は高頻度でメンテナンスする必要があるために外しやすくなっている 特に首に関しては身体と分離したら思考できなくなり、事実上死亡するので強固に繋ぎ止められている ・肌 外的衝撃を吸収して和らげるためぷにぷに ・声帯、声道 各言語の発音を共鳴によって再現するために、あまり人間とは変わらない構造になっている スピーカーで音声を再生するモードにもできるが、まほろばはあまり使用しない ・おでこ サーチライトになっている まほろばは前髪を捲って照射する ・魂 まほろばの本体 魂の維持のため動力と直結されており、腹部あたりに定着している 一方で思考するための回路は、動力の熱の影響を受けないようにするために頭部(=脳)に隔離されている そのため反応と勘が少し鈍い 腹部は魂に刺激を与えうる弱点となっているため、撫でられたりすると弱い ・まほろばの思い込みについて まほろばの身体が故障しても、規格のあわないパーツを組み込むための機能 まほろばの身体は機械的な接続ではなく、魂が“魂と接続されている部位である”と認識できることにより制御できている そのため、やろうとおもえば人にないパーツ(翼など)や武器を組み込むことも仕組み上は可能だが、そのためにはまほろばの思い込みが必要 この思い込みはまほろばにとってキーワードであり、強く思い込んだことによりまほろばの体調や気分、思考や感情さえもコントロールされる。俗に言う「プラシーボ効果」や「認識改変」の類である ただし原動力が思い込みなので、達成できないことは達成できない たとえば「空気を翼にできる」とまほろばが思い込んだとする この時点では翼にまで魂が巡るので翼を扇ぐことが可能になるが、扇いだとしても虚空の翼が空気を掴んで浮上することはできないのでまほろばは「翼で浮上できない=翼がない」と認識してしまう したがって「まほろばは空気を翼にできなかった」と思い込むこととなり、結果的に実現ができない ■装備 ・礼服 いつも肩にかけている祖父の軍服の上着 祖父の思いを背負っている ・51センチまほろば砲 主砲 装填速度は長いが様々な弾丸を撃ち分けることができ、派手に爆発する ・15.5センチまほろば砲 副砲 装填速度が早く軽いので盾にも使いやすい ・13mmまほろば機銃 機銃、高角副砲 手首の球体関節を外すと腕の中に仕込まれている ・八尋白智鳥御旗 ヤマトタケル伝説にちなんだ旗 描かれた白鳥は「必ず国へ帰る」という意思の表れであり、旗を振ることで白鳥を召喚することができる この白鳥は機銃を装備した観測機でもある ■経歴 ・帝国将官の孫で帝都生まれ ・父母はまほろばを祖父母の家に預けた後、軍人として遠方に派遣され行方不明に。クロノヴェーダの起こした“海戦”によって死亡したと推測される ・父母は同様に軍職についていたが遠方の離島に派遣されていた。後にクロノヴェーダの起こした“海戦”によって死亡しているため、まほろばの記憶には面影すらも残っていない ・そのため殆どが祖母との二人暮らしだったが、たまに帰宅した祖父にはめいいっぱい可愛がられ、そしてまほろばは祖父の話してくれる活躍した話を聞くのが好きだった ・私立の初等学校に通っていた ・初等学校の頃から人心を纏めることが得意で生徒会長にもなった ・あまりにお転婆お嬢様だったらしい ・当時の義務教育である6年を学び舎で過ごした後、軍役に志願した ・所属したのは希望通りの海軍、祖父に憧れてのことだった ・数々の厳しい訓練を経て、遂に海洋での実習として練習艦に乗ったある日、練習艦は味方のディアボロスに砲撃され轟沈。同時にまほろばは死んでしまった ・ディアボロスは紀伊水道から呉鎮守府を制圧するために侵入したクロノヴェーダを追ってきたものだった ・クロノヴェーダは(パラドクスによって)天候を荒らすことでディアボロスを撒こうとしていた ・しかしそれでもディアボロスたちは冥海機をこれ以上進めまいと反撃。だが波を大きく荒らしていたクロノヴェーダは練習艦と自身の位置を巧みに操り、練習艦は被弾してしまった。つまるところ仕組まれた誤射である ・戦闘に参加したディアボロスの男は後に知ることになる、あの船には自身の孫が乗っていたことを。自らと妻による呵責に耐えられなかった彼は自死した。その後、妻(祖母)は“まほろば”という単語を拒絶してしまうほどに心を病んでしまった ・まほろばの死体は艦ごと回収されたが損壊が激しかった。蘇生するには既に頼れる身内がいないために元学友から情報を募るしか無かったらしい。新たな体はそうした思い出の具現によってできたものであるためずっと幼い容姿となった ・生体部品がまほろばの体に殆ど使われていないのは同様の理由である。果たして魂があれば“まほろば”本人であるのか、まほろば自身にもその自信がない。自分が“まほろば”じゃないとするならば……まほろばは人ではなくただの兵器だ ・行動理念は『仲間(お國)のために戦う』祖父の語ってくれた寝物語は魂に刻まれていた ・零式英霊機となったあと、正式に呉所属艦となる ・艤装は大和型4番目の未成艦にして大日本帝国最後の戦艦『111号艦』のもの その艤装を持つ彼女は堂々たる振る舞いで人々を鼓舞し前線に立ち続ける 祖父は死んでしまったが、まほろばは『皆の平和を取り戻す』ため海に立ち続けた祖父の遺志を継ぐため前を向く だが、それは『“祖父の名誉のため”皆の平和を取り戻す』ことに決めただけであり、自己暗示した一種の呪いにすぎないことをまほろばはまだ気が付かない
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