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夏輝と澪のハロウィン
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澪 「もうすぐハロウィンかぁー」 夏輝 「なぁなぁなぁなぁなぁなぁ」 澪 「なに、なに! うるさい」 夏輝 「折角のハロウィンなんだし、お前も仮装とかするよな? なっ?」 澪 「えー? 仮装かぁ……でもさ、トリックオアトリート!なんて、そんなノリノリで近所回れるような歳じゃなくない?」 夏輝 「お前なら小学s」 澪 「海の藻屑と蜂の巣どっちがお望みで?」 夏輝 「じ、冗談だって冗談! いやでもさ、仮装したからって子供らの遊びに絶対乗らなきゃいけないわけじゃねぇじゃん? 別に二人きりでパーティだって」 澪 「仮装でぇー? 二人だけでぇー?」 夏輝 「なんでそんな嫌そうなの澪ちゃん」 澪 「だってさぁー」 夏輝 「いいじゃんいいじゃん! 澪くんオヒマでしょ?」 澪 「……まあ、暇だけど」 夏輝 「はいはいけってー! 澪くんはー、魔女っ子とか似合いそう」 澪 「はぁ?」 夏輝 「黒猫とかー、小悪魔とかー、あ、もちろんミニスカートで」 澪 「待って、待て、おすわり」 夏輝 「俺犬じゃなくて猫ちゃんだにゃー」 澪 「自称でしょ。というかそうじゃなくて、なんで女物着せようとするの」 夏輝 「似合いそうだから☆」 澪 「……うーわなにこの人すっごい殴り殺したい」 夏輝 「変な意味じゃねぇって、単に俺が可愛い澪くん見たいだけ」 澪 「……似合わないよ絶対」 夏輝 「俺にとっては澪くんが俺の為に着てくれたってだけですっげー可愛く見えるから大丈夫」 澪 「っ……わかったよ、着ればいいんでしょ着れば!!」 夏輝 「ミニスカートミニスカート!」 澪 「はいはい」 夏輝 「へへ、やりぃ! なあ俺は? なに似合う?」 澪 「アメーバ」 夏輝 「俺超ドロドロじゃん。 もっと普通なのがいいでーす」 澪 「…………無難に吸血鬼とか」 夏輝 「吸血鬼かぁ……吸血鬼ならやっぱ血吸わなきゃだよなー。 トリックオアトリートならぬトリックオアブラッド、みたいな」 澪 「血?」 夏輝 「そうそう、例えば可愛い澪くんのここに優しくガブッと噛みついてチューッと」 澪 「っ…ちょ、いきなり首筋撫でるなっ」 夏輝 「あー…うん、それいいな、決定。 澪くんの血甘くて美味しそうだしー…ほんとに貰っちゃおうかな」 澪 「なら当日首は完全防備してくから」 夏輝 「えー…首が駄目なら処z」 澪 「僕男ですから!」 夏輝 「…今のでちゃんと意味わかったんだ? へぇー、ふーん」 澪 「な、んだよ…」 夏輝 「別にー? 澪くん真っ赤だけど、なーに想像しちゃったのかなぁーって、ね?」 澪 「っ……この変態っ!」 夏輝 「とか言いつつ満更でもない感じ?」 澪 「うるさいばかっ!」
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