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菓子パン化ピン『調理後』まとめ
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ジナイーダ・クロハネ ● 「――母、か。」 黒に紫の混ざったストレートヘアがショートヘアの幼児となったジナイーダ・クロハネ(叛逆のワタリガラス・f18962)は洞窟を歩きながら呟く。 ジナイーダは物心ついた頃からヴァンパイアの配下として吸血鬼殺しと戦う日々を送ってきた。その暮らしの中に親の姿はなく事実ジナイーダは親の顔も名前も知らなかった。 故にジナイーダにとって親とは未知の存在に他ならない。だが、親の事を知らなくてもジナイーダが猟兵として動く上で全く問題はなかった。 「──猟兵である以上、どんな手段を使ってでも、屠るのみ。」 幼児化に伴いジナイーダは武器の殆どが使えなくなっている。加えて、今回の相手は巨大な蟻の魔物であり幼少期の体術が通用するとは思えなかった。 だが、今回の相手であるティタノミルマが残り僅かな寿命という爆弾を抱えているという。相手を屠る手段を択ばないジナイーダが爆弾を狙うのは当然の帰結であった。 「──しかし、遊ぶだけで良いとはな。」 相手の抱える爆弾を爆発させるには相手と遊ぶだけで良いという。それは普段から相手を屠る為の手段で試行錯誤を重ねて来たジナイーダにとって拍子抜けする程に楽な方法だ。 強いて問題があるとしたら母親と子供の行う遊びが分からないという事であるが、それは相手が勝手に合わせてくれるだろうとジナイーダは考えた。 「──今回は楽に終わりそうだ。」 この時ジナイーダは今回の仕事が楽に終わるとたかをくくっていた。 ● 「──幼少の子供ならあれが普通なのか?」 光溢れる遊び場へと辿り着いたジナイーダは仔蟻達が楽しそうに遊びまわる光景を訝し気に眺めていた。幼少期から戦いの日々を送ってきたジナイーダには幼児化しても沢山の遊具も美味しそうな料理も全く魅力を感じなかった。 魅了されないのは好都合と考えたジナイーダはこの洞窟の主であるティタノミルマを探す事にした。途中、仔蟻達に遊びに誘われても無視しながら遊び場を歩き回る。 程なくしてジナイーダはティタノミルマを見つけた。ティタノミルマは何故か打ちひしがれているものの、ジナイーダはそれを気にする事無く接触した。 「──あそんで。」 「うぅ……わたしの可愛い仔が……っ!! いいわよ! お母さんと何をして遊びたいの?」 「──おかあさんといっしょなら、なんでもいいよ。」 「それじゃあ、まずはお母さんと砂遊びをしましょうか。さぁ、お母さんに捕まって。」 ジナイーダが要件を言えばそれだけで悲痛な顔で項垂れていたティタノミルマは笑みを取り戻しジナイーダに何をして遊ぶか問い掛けた。 対するジナイーダはお母さんと子供が何をして遊ぶか分からない為に当初の予定通りにティタノミルマに遊びの内容を委ねる事にした。 こうしてジナイーダとティタノミルマの遊びが始まった。 ● 「……『ぼくはまけない!』勇者はボロボロになっても諦めずに悪いドラゴンへと挑みます。」 「──あれは、たおすべき、てき……のはず……。」 ジナイーダはティタノミルマと様々な遊びをしました。砂遊びにおにごっこ、かくれんぼうに絵本の読み聞かせ。 事前の作戦通りに事が進んでいるにも関わらず、ジナイーダは困惑していた。 というのもティタノミルマと遊び始めてから現在に至るまで彼女から一度として悪意や敵意を向けてこないのだ。それどころかジナイーダはティタノミルマから溢れんばかりの親愛を注がれていた。 端的にジナイーダはどう動けばいいのか分からなくなっていた。そして、そんな彼女の様子を見たティタノミルマは絵本を読む事を止めるとジナイーダを優しく抱き上げた。 「あらあら……思いつめた顔をしちゃって、何か気になる事があるの?」 「──こどもって、どういうことをすればいいの?」 困惑するあまり、ジナイーダはティタノミルマは普通の子供ならまずしないような問い掛けをしてしまう。 そして、可笑しな質問をした事に慌てふためくジナイーダにティタノミルマは苦笑するとジナイーダを優しく抱きしめながら語り掛けてゆく。 「あなたはおませさんなのね。そんなに難しく考えなくても素直に甘えればいいのよ。」 「──そっか、こどもって、あまえるものなのか……。」 「そうそう。……たくさん遊んで疲れたでしょう? お母さんが子守歌を歌ってあげましょう。~~~~♪」 「あっ……。」 優しく抱きかかえられたジナイーダの耳に魔力の篭った歌声が飛び込んでゆく。歌はジナイーダの体をどんどん幼くしてゆき、更に意識をも朦朧とさせて行く。 程なくしてティタノミルマは赤子となったジナイーダを優しく繭に包み込むとそれを抱えて広場へと戻ってゆく。 数分後、広場には仔蟻となりティタノミルマに甘えるジナイーダの姿があった。
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