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【仮プレ】外宇宙への出航~See You Again
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● 「うーん、んまい。」 心を乱す胞子が漂う森の中、赤嶺・ふたば(銃と魔法が好きな傭兵魔術師・f15765)はとんかつの巻き寿司を食べながら歩いていた。 始めは森の中に潜む災魔を探すのに時間がかかるのではないかと思っていたふたばだったがそれは杞憂であった。何故なら延々と続く迷宮キノコが食い尽くされる事により出来た道を見つける事が出来たからだ。 「あむっ! しかし、ブリーフィングどおりほんと食欲が収まらないよ。……巻き寿司だけじゃ足りんな。」 暫くして事前に準備していた巻き寿司を全て食べ尽くしてしまった事にふたばは気が付いた。このままではまずい事になると焦るふたばであったが、そんな彼女の耳に待ち望んでいた声が聞こえて来た。 「もぐもぐもぐもぐ、そろそろキノコ以外も食べたいなぁ……。」 ふたばは迷宮キノコを食べながら突き進むオットーフォンに追いついたのだ。キノコを食べる事に夢中で彼女に気づかれていない事を悟ったふたばは手近な木に身を隠した。 「ここは彼女の力を利用させて貰うとしよう。」 ふたばは愛用するマチェットをオットーフォンに向けて投げるとユーベルコードを発動した。ユーベルコードの力により分裂したマチェットが宙を舞い踊る様にしてオットーフォンに襲い掛かる。 「あいたぁ!? ちょっと、何よこれ!」 突然の攻撃にオットーフォンが怒りながら振り返ってみれば無数のマチェットが宙を舞いオットーフォンに向け飛んできているではないか。オットーフォンは慌てて相方であるヒッポ君にマチェットの迎撃をお願いした。 オットーフォンの願いを聞きヒッポ君は口から魔導弾を放ちマチェットを海老やお肉等の新鮮で美味しそうな食材へと変えてゆく。 「ヒッポ君! 美味しい料理を作るのよ!」 気の抜けた鳴き声と共にヒッポ君がそれらの食材を捕食してゆく。暫くして『チーン!』という音と共に腹部に取り付けられた扉が開かれて中から美味しい料理の乗った皿が飛び出してゆく。 オットーフォンは慣れた様子で飛び出してきた皿を受け止め料理を食べようとするのだが、その度に無事なマチェットがオットーフォンへと飛来しそれを妨害する。 「もう、わたしの食事を邪魔しないでよ!」 「いい感じに料理が出来てきたな。そろそろオットーフォン達には黙って貰うとしよう。」 無数のマチェットに翻弄されるオットーフォン達に向けふたばはハンドガンを構えると狙いを研ぎ澄まし変身魔法が籠められた銃弾を撃ちだした。 銃弾は見事オットーフォンとヒッポ君に命中し、キノコを食べる少女のメレンゲ人形が乗った切り株風のケーキへと変えた。 目論み通りにオットーフォンの無力化に成功したふたばは隠れる事を止めヒッポ君が作りだした料理の物色を始める。 「そぁて、何が出来たかな? ……これは酒が欲しくなる組み合わせだね。」 海老のアヒージョにミートボール、出来た料理は酒のつまみに丁度良さそうなものばかりであった。諸事情で小柄な少女の外見だが実年齢は三十路近いふたばは唐突にお酒が飲みたくなってきた。 「コーラとワインはあったかな。」 折角ならお気に入りのカクテルを飲みたいと思ったふたばはの材料を探し始めた。だけど、材料は中々見つからない。 気がつけばふたばは酒と一緒におつまみを『食べたい』という感情を暴走させる勢いで爆発させててしまっていた。 「ねぇねぇ、ちょっといい?」 「すまないけれど自分は忙しいんだ。話なら後にして……あっ。」 材料を探すふたばの背中を誰かが叩いた。振り返ってみればそこには怒りの形相でふたばを見下ろすオットーフォンとヒッポ君の姿。 時間をかけすぎたせいでオットーフォンとヒッポ君に変身魔法を解かれてしまったのだ。 「よくもわたしの食事を邪魔してくれたわね! やっちゃえヒッポ君!」 「や、やめろ! うわぁあああ!?」 至近距離で逃れられるわけがなく、ふたばはヒッポ君に食べられてしまった。ヒッポ君の体が内部で暴れるふたばによりガタガタと揺れるが暫くするとそれも止まった。 チーン! 「おぉ~! 美味しそうなケーキになったわね!」 ヒッポ君にお腹から排出された料理、それは紫と黒のクリームで側面が飾り付けられ、緑のクリームの大地の上で飲み物片手に座り込む緑髪少女のメレンゲ人形が乗ったホールケーキであった。
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