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30歳何の因果か助けた老人の縁でお見合いをすることに。出るだけ出てさっさと再び旅に出るつもりだったが劇的に恋に落ちる。 剣以外興味のない修羅に剣術以外に初めて大切なものが出来た奇跡の瞬間である。 そこからは比較的まともな人間として道場主として生きる。わしを殺せと口癖のように言うが実力も実行力も足りない弟子ばかりであった。そこから不完全燃焼のまま、しかし剣を極め剣聖と呼ばれるまでになり天寿を全うし心臓が止まるその最後の一瞬。奇跡、否、最悪の災厄が起きた。 目覚めると彼は少女となり、人生(剣術)を失っていた。そのことで発狂しなかったのは人間として生きた48年と敵を斬ることができる大義名分であろう。絶望の嗚咽の中、その幼い姿の翁は確かに笑っていた。 パンセはエゼキエル出身の事故で天涯孤独の可哀想な少女である。 信心深いキリスト教徒、性格は真面目で一途。 呂律が怪しく発育も良くない、勉強しか取り柄が無く何の力もないコンプレックスだらけの可哀想な女の子 なぜ一緒に連れて行ってくれなかったのかと嗚咽で枕を濡らして絶望に立ち向かう無力な勇者 懸命に日々を生きる13歳のある日、あの絶望が降り注いだ。 そして少女の自我は老人の自我の前にあっけなく塗りつぶされ、さりとて無には不帰。強さへの渇望、記憶、そして人間性を授けた。でも消えてはいない。 すり潰された悪魔、ヴィヴ(※第六猟兵・ヴィヴ・クロックロック(世界を救う音(自称)・f04080)参照のこと)の父親の吸血鬼の相違体。大体100倍強い。コイツのせいでパンセの性格がやや悪くなった。 本来は持っていない熱の吸収と排出が出来る力を持っていた。メイン能力は影を操る力、気がつけばパンセも使える。 今は翼を変形させるのに影の力を流用している状態
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