本文編集: 破滅招来演算機　カタフィギアス

未来予測演算機　トゥメルギアスがその真の性能を発揮した際の名称。
元深和研究所AI開発部主任であるクトゥウ・ネルラが仕込んでいた破滅実行因子を発動したことにより
その機能が大きく改変された。

より最適な世界破滅を実行するために破滅の記録を収集しており実行。
この機能の為に先の悲劇が発生した。この悲劇を忘れない為に永続的に使用を禁止することが議会で決定された。

以下クトゥウ・ネルラの端末に残されていた文章である

人間が嫌いだ。私は生まれたときから人間が嫌いだ。ただそれが特異でも不思議でも無いことを知っている。

人間が嫌いだ。両親でさえも醜悪な汚物に見える。だが私は何もしない。人間を嫌っておきながら何をするでもない一般人。私は私が嫌いだ。

嫌いな人間から依頼が来た。所長に依頼主を聞くとこの星の上層部からだ。断っても良いものだ。そうだ断ろう。

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断らないでおこう

演算装置を作成した。なぜこれを作ったのだろうか。私は依頼を受けた記憶が無い。
妙だ。何者かによる誘導を感じる。精神汚染チェックはオールグリーン。
だがこれはおかしい。
ありとあらゆる情報を収集し限りなく現実に近い世界を構築し
詳細な未来予測を可能とする演算機　トゥメルギアス
こんなものは私には作れない。明らかなオーバーテクノロジーだ。
これは世に出すべきではない。これは封印すべきものだ。
今のアヴァブル上層部ではこれは扱えない。

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公表しようこれが私の成果だ私は私の頭脳を幅広く広めるべきだ

トゥメルギアスの事を所長に話した。所長が中身を調べ少しして何処かに連絡を取った。
何度かうなずいたのちに私はおぞましい計画を聞かされた。まともじゃない。

素晴らしい計画だ私はあの銀河帝国に鉄槌を

違う。これは違う。私ではない私がいる、何者かの精神の誘導を感じる。

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怪我をした。気づいた。
赤だ。そうだ赤だ。赤が足りなかったんだ。
知らなかった赤がこんなに美しかったなんて。

友誰かがそんな人じゃなかったのにと言う
違う知らなかっただけだ世界の美しさを
世界が美しい
                                          人間も美しい       
                     醜悪こそ美しい

もっと醜悪に
もっとグロテスクに

もっともっともっともっともっともとととととととｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔｔ？？？？？？？？？？？？？？？？？

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一つ仮説を立てよう
演算機に体を与え演算を行わせれば効率的な赤に満たす方法が分かるのでは？
ああなんて充実しているんだ

赤い赤い世界を見たい
人が赤く散る...それはつまり...破滅？

破滅そうだ破滅だ

仮想は実像を得て世界を破滅を齎す

どうせ世界は悪くなる悪くなるなら今を楽しむこれが私の目標だ
嫌いな人間を０にできる

あれの観測により最も赤で満たせる破滅が判明しよう

よいぞよいぞよいぞ破滅因子の収集は順調だ

失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した。
あれは失敗だ。破滅を収集した結果誤った答えを導き出した。

吸収一体化分裂を答えに出したそれでは赤を見れない赤ではない

観測するものを間違えた効率性はだめだ残虐性だ

いいやそれでは邪魔をされる効率か残虐か選ばなければ

奴らが来る。未来を守るなどと戯言を未来などないにも関わらず。
止めなければならい。世界の崩壊は加速した。あれは触れてはいけないものだ。
私達はあれに触れてはならなかった。あれは彼方から来たのではない。
あれはすぐ近くから来た。あれあはあれはああああれはれはあはははあはれれれええれええeeeeeeeeeeeeee

これを秘匿せねば来るべき時まで封印しよう

いずれこれは破滅を齎すために起動する今度こそ多くの破滅を

破滅因子削除新たな破滅因子収集停止再起動まで待機

これでいい。願わくばあれとは異なる破滅を再現できることを。
破滅の回避は誰かの破滅になりえる。
私は失敗した。私は魅入られた。あの彼方の存在に。願わくば私が人類の汚点と残されることを。
人類が存続することを。彼方の存在は2種類いる。

クトゥウ・ネルラ　　死亡
死因　　　　　　　　自殺
進行度　　　　　　　85％

たのしいなあ

以上

現在この文書を元にクトゥウ・ネルラの思想及び研究を分析しているが難航。
何者かの意思がうかがえるが正体不明。
追記:現在スリープ中の演算機の存在を確認。至急破壊チームを向かわせる。近辺に反乱軍の目撃情報が確認されており要警戒。

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