PBWめも
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色も移らぬそらの下 閉園のない遊園地くるくるまわる観覧車 夢のよにふわふわとどこか迷子の心地で けれど繋ぐ手があるから確かなうつつと そうなあ、きっとよく見えるよう わらう片方の眸には映るかしら 落ちる光が煌めくのに目を細め 逆光になるあなたの輪郭を追う 近くなる黄昏に遠くなる地面に 遠く遠くへ行きそうで 橙に溶けてしまいそだから 迷子の手を繋ぎ直して ――うん、花世と僕は、夏をおくりに、きたのだから 一緒には行けないねえ どちらとも言い聞かせるよに告げたなら 橙に染まりきらないあなたの色に綻んで だからたしかに焼き付けて 過ぎ去っても忘れずにいて 遠ざかるのは黄昏か、小さな影か ほんの刹那の永遠を今だけは、観覧車へと閉じ込めて
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