PBWめも
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【銀花】 景色に白い紗をかけたよで 木々まで細工のよな銀世界 音も跡も残るのだから くるり行って戻れば楽し気に 雪の日だけの遊び、ね 同意と一緒に小さく跳ねて ニコリネも遊びましょうと手をとって 合図にぐ、と拳握ったらやる気の姿勢 青い空に白い珠が飛んだなら 煌めく眩しさに胸のすくよう ――わ、 花世は投げるのお上手ねえ なんて感心してる間にもころり 転がるようにかけて枝葉の雪掬い 反撃すべくまんまるの玉を ふふ、きっとよくよく飛ぶよう 得意顔の間にも鮮やかな送球 同じに目を丸くして瞬きながら 僕は綾の仇を、とるべきかしら 行き交えば互いに白い花飾る格好になるのだから すこし可笑しくて、楽し気に咲う声に 気付けば一緒に笑う心地はあたたかな
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