PBWめも
このメモは過去のバージョンです。最新版を表示する場合はこちらをクリックしてください。
ペインの過去
メモ本文更新
本文
※
特殊記述:
*: 見出し
-, #: リスト
*盾時代 ・ーーーかつて、とある騎士がいた ・ーーー騎士は、鉄の盾と槍を持って、戦場を駆け巡った ・ーーー彼には、才能があり、運があった。故に、勇名を轟かせるのに、時間はかからなかった ・ーーーそして、彼の名が轟くと共に、彼の装備もまた、有名になった ・ーーー『頑丈であれば何でも良い。飾りも要らないから、出来ればその分安くして欲しい』 ・ーーーそんな注文で作られたものだなんて、誰も思わなかっただろう ・ーーーたまに、花畑まで持って行かれて、それらを枕にして、昼寝するような、そんな騎士でもあった ・ーーーそんな騎士も、結婚し、子どもが生まれ、引退し、寿命で死んだ ・ーーー彼の子どもは、彼の装備であった盾と槍を、家宝として大事にした。時には、それを装備して戦場に向かった ・ーーーそして、彼の子孫に、槍と盾は受け継がれていった ・ーーー初代から数えて4代目は、少年だった ・ーーーしかし、その才能は、子どものものじゃ無かった。きっと、後ほんの数年もあれば、初代を超えていた ・ーーーでも、初陣が最悪だった ・ーーー戦争に、絶対的な正しさは無かった。少年はそれを知り、それを止めようとしていた ・ーーー惨劇、裏切りが、仲間割れが、或いはもっと恐ろしい何かが、互いを傷つけ、それでも、少年は諦めたくなかった ・ーーーしかし、結局少年は捉えられた。そして、家宝であった槍と盾は奪われ、鉄くずにされた ・ーーーその鉄くずを、誰かが拾い、融かし、……そして、それは作られた ・ーーーちょうど、盾が作られて、99年目のことだった *指潰し時代 ・主は拷問官の一族(ただし金儲け&趣味としていた) ・誕生後すぐに前の持ち主(少年騎士)の指を潰し、少年が死ぬまで外されなかった ・その後、少年の妹、父(先代)、母、祖母、祖父(先々代)と続く ・以降は、かなりぞんざいに扱われたり、逆に丁重に扱われて信仰の対象にされたりと、一貫していない ・酒樽の中に放り込まれて、一週間ほどそのままにされたことがある(アルコールで痛みを増大させるためだったらしい) ・極端に冷やされたり、逆に極端に熱せられたことがある(同じく痛みを増大させるため) ・塩に漬け込まれたり、電気を流されたり、毒を塗られたり……(略) ・信仰の対象にされたときは、ある程度丁重に扱われた以外、あまり変わらなかった ・なお、生まれてからしばらくしてから、他の拷問具の声が聞こえてきた。主に、諦めて受け入れるようにと言う、助言だった ・耐え続け100年目、指潰しとしての誕生日、ヤドリガミに覚醒した *ヤドリガミ時代 ・ヤドリガミに覚醒後、すぐに持ち主だった一族を皆殺しにした ・それに、意味が無いのは知っていた。ただの八つ当たりのようなものだと、知っていた ・一族は、他の拷問具を使って、迎撃しに来た ・でも、100年分の怨念を、苦痛を宿した自分が、最終的に競り勝った ・けど、100年分の怨念は、そこで使い切った。そして、そのまま消えるはずだった ・それを、敵として戦った、拷問具達が止めた、ヤドリガミになれるほどの力と、今まで溜めた怨念を、自分に注いだ ・彼らは、責任を取って欲しいと言った。壊すこと無く、しかし、主を失った自分たちの、新たな主になれと ・彼らを壊さなかったのは、一応、助言を受けたのと、あくまで彼らに怨みは無かったから ・でも、本当は、断るつもりだった。自分の在る意味は、もう無いからと ・そんな自分に、彼らは在る意味を与えた。宿題を出し、その答えが出るまで、兄と姉として、見守ろうと ・そして、自分は猟兵になり、今ここに居る ・宿題は、まだまだ残っているけど……。生きる意味も、しっかり出来た ・今の自分は、幸せだよ
目標値:
なし
50文字
100文字
150文字
200文字
250文字
300文字
350文字
400文字
450文字
500文字
550文字
600文字
650文字
700文字
750文字
800文字
850文字
900文字
950文字
1000文字
1050文字
1100文字
1150文字
1200文字
1250文字
1300文字
1350文字
1400文字
1450文字
1500文字
1550文字
1600文字
1650文字
1700文字
1750文字
1800文字
1850文字
1900文字
1950文字
2000文字
文字数(全体):
0
文字
文字数(改行を無視):
0
文字
文字数(改行&空白を無視):
0
文字
編集用パスワード
※