PBWめも
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仮案帳-宵-
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【皆紅】 盗ませやしません 守る為奪わせぬ為失わぬ為に 身を引き摺り此処まできたのだ 漸く心地良いと思える場所を 追いかけたいと思う背を見つけた また、前のように駆けられるかもしれないんだ ──っ ひゅ、と喉が鳴る 庇ってくれた花世さんの身体が傾く 瞬きの間熱の冷める心地 彼女が眠っているだけだと気付けたのは 綾さんの表情を見たから 早鐘打つ心臓押さえつけ花嵐の中へ 言葉が燈す心強さを背に受け駆ける 見守るよう柔く笑む優しいあなた 躊躇い無く触れる無邪気なあなた 口遊びながら共に駆けてくれるあなた 咲き染む縁を散らせたくない ユルグさんが傍駆けている事がわかる だから眸は只前向く 振るえば咲いた氷花がくれなゐの花弁映し朱色を灯していた
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