PBWめも
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【男子会feat.猫】 年末、昼下がりの猫カフェ。女子組は買い物、と連れ立って出かけてしまい残っているのは男性陣と、一匹。 「紅紀ー?」 「なんだい?」 「動きにくくね?」 声をかけられた紅紀の膝の上には白いもふもふ……というか、猫。サーラがぺったりと突っ伏している。 「別に……重くもないし、こっちも温かいし」 ゆったりとほほ笑むとサーラの頭に手を乗せる。目が覚めたのかサーラが顔を上げるも再びだらんと力が抜け。 「寒いのじゃ……ううう…空気が冷たいのじゃ」 「君……猟兵になる前、なかなか過酷な世界にいたって聞いた記憶があるんだけど」 生存本能、とか野生の力とかってどこに行ったんだろうね、と首を傾げるルカ。 「何を言っておる……一度堕落したものは戻れんのじゃ。温かさこそ正義」 顔を上げないまま開き直るサーラに、首の角度が更に深くなり。 「そもそも、誰の膝でも変わらなくないか?そんな違うと思えないのだが」 その言葉にサーラはがばっと顔を上げると、全力で反論を開始する。 「全然違うぞ!特にお前とお前!体温低いのじゃ!」 指……もとい前足で刺されたのは雅一(氷属性能力者)とルカ(金属器物ヤドリガミ)。 「夏場は居心地良いが、冬は駄目なのじゃ。暖房側以外では近付きたくないのじゃ」 びしり、と前足を突き付けられた二人は顔を見合わせ、肩をすくめる。横で話を聞いていた他の面子が自分はどうかと聞いてみると。 「翼は羽が温かくてすべすべじゃの。凪沙は平均?玲頼はもふもふでくっつくと温かいぞ」 「羽毛布団扱い……」 「平均…微妙な評価やな」 ほんのり落ち込みたくなる答えが返ってしまい、肩を落とす二人と、昼寝友だもんな、と一寸嬉しげな玲頼。 「言いたい放題言うねえ……そんな子は」 「は、放せっ放すのじゃ」 得意げな雰囲気を漂わせ膝上品評会を繰り広げたサーラを、気配を殺し近付いたルカが持ち上げれば。 「長っ」 じたばたしながらも伸びた体は予想外に長く、持った方も見た方も何となく一度動きを止めると。 「ふ、ふふふ…うん、ごめん」 「これ、は…」 爆笑とまではいかないものの全員笑いが止まらなくなり、なんだかまあ良いやと落ち着く空気。 「和むから良いんじゃないか」 「ルカ、あかんでー。一応サーラもレディーやろ」 凪沙に笑いながらレディと言われたサーラも前足を振って抗議する。 「そうじゃそうじゃ。そもそも妾はそんなに重くないのじゃ!」 「まあ……確かに持っても重いと思わなかったけど……こんなにふくふくなのに?」 ラヴィニアとかほっそりしてるよねえと皆が顔を見合わせると下ろされたサーラが力一杯主張する。 「毛質の違いじゃ。妾も風呂に入れば細いのじゃぞ」 一瞬の沈黙。見てみたい、と思うもののこの寒がる様子では無理だろうと納得するまでの一連が全員の頭の中で繰り広げられる。 「次の夏には海か川にいけばわかるさね」 その一言でまたたびの夏の予定の一部が決定した……かもしれない。
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