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アドレイド・イグルフ(f19117)のプロフィールに付属するメモ一覧
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**memo1 ―出自― 宇宙艦榛には、皆で協力して子育てを行うキマリがある。育児とは血の繋がりを持つ者だけで行うものではないからだ。 その制度を利用して子を完全に艦に託して姿をくらます親もいる。だが艦は勿論、子も親もそれほど気に留めないのは榛のクルーが信頼されているからだろう。例え昨日の敵であったとしても尊き命に罪はなく、小さな鼓動を耳にした我々は生命を育む必要がある。 アドレイドも二人の両親を持てど、二人の素性は一才知らない。その二人が榛のクルーであることを我々も認知しているが、顔のよく似た誰か狭い艦の何処かにいて、親しみを感じる誰かとすれ違っても、榛に育てられたアドレイドはそのどちらをもカゾクとして平等に受け入れている。 故に、彼女が特定の人物に特別固執する事があるとすれば、それは実に珍しい事と言えるだろう。 **memo2 ―記録情報処理班員の独自― アドレイドは、昨日の友人に銃口を向けられたとしても怯むことなく反射的に敵を片付けることができる。彼女は密偵のエキスパートであったからだ。 ……弓なんぞを手にして、猟兵とやらになった今ではすっかり腑抜けてしまっているが、本当に優秀な人材だった。 ――猟兵になったことを快く思っていないのか、だ? 快く思えるわけがないだろう。ああそうさ複雑な気持ちだ。誰かの引き抜きに応じたならば思い切り憤れたのに、彼女は自らの意志で辞表を叩き付けにきた。それも憎たらしいほどにイイ笑顔でな。(深いため息)……それが実に素晴らしい判断だったことも理解している。だから俺は彼女を直々に酷評したんだ。オマエは密偵に向いていないってな。現に、彼女のストレス数値はいつもイエローゾーン上限スレスレだった。それでも出撃規制基準値に引っかからないギリギリで留められるのは……、……。随分と話がそれたが、ええと。まあ。続けさせてもらう。 閉鎖された空間と限られた資源で生きてきた彼女の生存本能は極めて高い。 アドレイドは己を第一に、仲間への利益を追求する。生命の存続をモットーに損得計算をする彼女が切り捨てや裏切りに遭わないのは日頃の人徳によるものだ。それでも彼女は組織を裏切るものを撃つことに躊躇しない。容赦なく根絶やしにしなければ、寝首を晒しているのも同然だという事を、知っているからだろう。 ****アドレイド・イグルフ(f19117)のプロフィールへ戻る https://pbwmemo.net/v/zxI8frQ2
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