PBWめも
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イヴ・シュプリーム設定集
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*イヴ追加バックボーン ①イヴの誕生について 昔々……あるところに一つの惑星がありました その星の人々は文明を作り、街を作り、時折主義主張の違いや、資源を得るために戦争をしたり……ごくごく普通の歴史を辿っていました。 そんなある日、空から奇妙なモノが落ちてきました。全高推定30m、重量約7000トンのその鋼の巨人には、未知の動力炉と一体のミイラ化した死体が積まれていました。その謎の巨人に、人々は多大な関心を寄せ、すぐさま調査が始まりました。 空から降ってきた巨人の動力炉を解析したところ、極めて高出力な半永久機関であることが判明(ガンダム00のGNドライブと似た感じ)。なおかつ、その星の人々はその動力炉をコピーすることに成功します。 それによって人々を悩ませていたエネルギー問題は解決され、文明は大きく発展することとなりました。コピーを含めた巨人の動力炉から得られるエネルギーを、いつしか人々は畏怖を込めて『魔力』と呼ぶようになりました。 文明が発展していく傍ら、ある生物学者が一つの発見をしました。それは『微生物に強い魔力を放射したところ、生き残ったものが特殊な能力を得た』というものです。 初めはあまり注目されてはいませんでしたが、やがて『これを人間に適応したら新たな進化になるのでは』という説が出始めました。こうして、『魔力を持った人間』を作るための計画がスタートしたのです。 しかし、その道のりは長く険しいものでした。普通の人間なら、強い魔力を受けると死亡する可能性が極めて高かったからです。そのため様々な方法が模索され、最終的に『受精直後の卵子に魔力を放射し、魔力に適正を持った人間を創造する』という形を採ることになりました。 それでも、実験に使用した受精卵はほぼ全てが死んでしまい、計画は暗礁に乗り上げてしまいました。それでも夢を諦めなかった人々は有志から受精卵の提供を募り、粘り強く研究を続けました。 そうして計画開始からおよそ100年が経過し……ありとあらゆる遺伝子構造を持つ受精卵が使用され、その全てが死ぬという結果だけが残りました。実験の犠牲となった受精卵の総数は200億以上となりました。 もはや研究者達も諦めていたその時、匿名の男女から提供された受精卵が唯一実験を耐え抜きました。研究者達の100年の努力、根気が実を結んだ瞬間でした。 その後、その受精卵は順調に成長し、一人の女の赤ん坊となりました。生まれながらに魔力を持つ、史上初の『魔導士』が誕生したのです。この事は大々的に報道され、人々は新たな進化への第一歩に沸き立ちました。 しかし、『魔導士』……イヴと名付けられた少女の能力は、ただ魔力を生み出すだけではなかったのです。 成長するに従い、イヴの作る魔力はより強大になっていったうえ、重力・電磁力・熱エネルギー等の操作や、精神干渉能力・物質生成及び分解といった物理法則すら凌駕した能力を持っていたことが判明したためです。 人々は生きる願望機といっても遜色無いほどのイヴの力に多いに驚き……そして、その中の誰かがこう思いました。「こんな生命体の埒外にある奴を、誰が管理するんだ?」と……。 ……そうして、イヴの所有権争いが切欠となり大規模な戦争が勃発しました。通常兵器、特殊兵器、魔導兵器……ありとあらゆる武器を使用したその戦争は瞬く間に大地や海を焼き尽くしました。 戦火の末に残されたのは、人の住めなくなった惑星と、僅かな生き残りだけとなってしまいました。イヴもまた、戦争に巻き込まれたり……もしくは利用されないために、魔力を抑える処置を施された上で匿われており、なんとか生き延びることが出来ました。 しかし、生き残りの人達は戦争の原因となったイヴを糾弾し、彼女を冷凍睡眠装置に封印するという判断に至ってしまいました。 こうして、イヴは長い期間カプセルの中に封じ込められることとなったのです。それから気が遠くなるほどの時間が経ち、生き残った人々も皆死に絶え、その骨が化石となった頃……とある艇がこの星を、そして冷凍睡眠カプセルを発見しました。 こうして目覚めたイヴは猟兵となったのです。 ②『魔法』について イヴの使用する『魔法』は、言うなれば現実改変能力の一種である。 体内で絶えず発生する魔力を原動力とし、世界の法則そのものを書き換える……それが『魔法』である。 これによって無から有を生み出すことや、自然界で発生し得ない現象を起こすことが可能となっている。 例を挙げると、ユーベルコードでも使用している核融合については、物質を構成する原子を変化させ『それ以外の現象は起こらない』をいう部分を省くことで発生させている。 しかし、現在のところイヴは『生命を直接操作する』という魔法(ドラクエで言うところのザキ系またはザオリク系がイメージしやすいか)は使用できない。 これは、イヴが生まれた惑星の科学力をもってしても、死者を蘇らせる等の事柄が不可能であったことに起因する。 ③魔導レーザーについて 魔力はそれ自身が純粋なエネルギーとして活用できる。 そのため、イヴは体内で発生させた魔力をそのまま放出・整波してレーザー状の光線として放つことが多い。 これはかつてイヴの故郷の星で使用された魔導兵器の中でも、最もポピュラーな形式のものであった。 イヴは複数のレーザーを収束させることによって更に威力を強化できる。 ③精神干渉について イヴの持つ『魔法』の中で特に特徴的なのが精神操作系の魔法である。 これは対象の脳内電気信号、機械類であればAIや電子回路の信号を読み取っている。 また、その信号に変調を加えることで、認識や感情の操作を可能としている。 これらの魔法については、比較的リソースを多く使うため、"魔力の伝達のしやすい神経系が集中した場所"であり、なおかつ"体外に近い場所"から使用しないと十分な効果が得られない。 そのため、イヴは精神操作の魔法については視神経を活用し、主として瞳から放っている。 ④エネルギー操作について イヴは魔法によって電磁気・熱・運動エネルギー等を操作できる。 これは、それぞれをエネルギーを魔力に置き換えて放出若しくは吸収することで実現されている。 A&W世界の住人やアルダワの生徒等にとっては一般的な炎や氷、稲妻等の魔法はこのエネルギー変換の魔法によって再現が可能である。 また、運動エネルギーや重力を操作することで飛行及び念動力のような遠隔操作も可能である。 ⑤イヴの身体能力 ※魔法使用時 100m走:3秒フラット 握力:500Kg 重量挙げ:2t ジャンプ力:20m ※魔法不使用時 100m走:32秒(しかも疲労困憊になる) 握力:9.8kg 重量挙げ:10kg ジャンプ力:20cm 比喩抜きで、魔法がなかったらザリガニにも勝てない少女のなのだ。 ⑥姓について 『シュプリーム』という姓は彼女の開発計画のコードネーム(Project:The supreme one)に由来している。そのため、本来ならば姓は無く、便宜上そう名乗っているだけである。 ⑦家族について イヴの本当の両親については『完全匿名を条件に提供された受精卵』であるため、一切の詳細が不明である。そのため、イブにとって肉親と言えるのは誕生時の開発プロジェクト主任(女性)であった。彼女は『いくら新人類だとしても、精神的には普通の女の子と変わらないはず』との持論を掲げ、イヴに対する非人道的な実験の禁止や、様々な教養について学習をさせる等、まさに自分の子供のようにイヴを育てた。イヴもそんな彼女を『お母さん』と呼び、信頼を寄せていた。 ⑧服装、装飾品 イヴの着ている服は、魔力の伝導率が極めて高い『超魔導繊維』で製作されており、強烈な魔力の放射にも耐えうる素材となっている。(現代地球に存在する一般的な衣服だと、魔力に耐えきれず焼け落ちる可能性がある) また、日傘についても高性能魔導障壁としての機能を備えており、その気になれば大気圏再突入や核攻撃にも耐えうる設計となっている。 なお、デザインについては開発プロジェクト主任が担当。『とにかく可愛く!』がコンセプトだったらしい。 胸元の薔薇のコサージュについては、イヴの魔力を抑制するためのデバイスである。戦争が勃発した際にイヴが利用されることを危惧した主任が作り上げたもので、最大出力のリミッター及び短時間における連続での魔法使用を制限する働きがある。リミッターの解除は可能だが、5分間のみである上に使用後しばらくはイヴの神経系の動きを鈍くするデメリットもある。 魔法を連続使用するに従って花弁は黒ずんでいき、それに伴ってイヴの神経系も抑制される。 また、リミッター解除時には花弁の色が青に変わる。 ⑨出身惑星について 惑星イーオス 全盛期の人口:100億以上 文明・科学レベル:限定的ながら恒星間探査機を運用可能。文化的には地球と似た部分が多い。 //////////////////////////////////////////////////// 現在の状況:生存している生物は極限環境下でも生存可能な微生物のみ 残存した人類の状況:星外に脱出した宇宙船か40隻のうち、残存が確認できるもの……0隻
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