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鬼桐・相馬(一角鬼・f23529)の設定あれこれ
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猟兵「鬼桐・相馬」について、ステータスシートに記載している以外に設定したかったものや補足を置いています。 ※あくまで自己満足のために作ったものであり、MS様や他の猟兵の方々にこちらの設定等の反映を強制するものではありません。 ■相馬の説明 読みは「きとう・そうま」。 金目や青味を帯びた黒髪、額の赤黒い一本角等外見はほぼ父譲り。真面目で物静か、淡々としている。内面外見共に「鬼」という表現がしっくりくるようなイメージで作成。 意識の奥底には異常な程の嗜虐性・残虐性。これは彼の本質であり、本性。また「冥府の槍」を始めとした精神拘束の類を多数設置された装備を身に着けているため、その影響もあり生来の落ち着いた性格は更に拍車をかけられ喜怒哀楽に乏しいものとなっている。また、上背のある筋肉質な近接火力職タイプの体型の為、相手によっては冷徹で威圧的な印象を受ける。 額の黒赤い(赤より黒が強いイメージの為の表現)黒曜石の角は堅牢で欠けたり折れたりしたことはない。はっきりとした感覚はないが、角に触れられると「もやもやして気持ち悪い」と明確な嫌悪の表情を見せる。最近は頭突きに織り交ぜることで殺傷力を上げることを覚えた。 体質と炎で酒を即座に分解する「ザル」を飛び越えた「ワク」の大酒呑み。いつかは酔うという名目であらゆる種類の酒類を大量に腹の中へ納めて行く。美味しさは感じているようだがいかんせん量が尋常ではない為、本人より見ている周囲が驚嘆しストップをかけてくるか囃し立ててくる。呑まずとも生活に支障は全くない。 イメージ曲:Puddle Of Mudd 「Blurry」 ICV:増田俊樹さん(山風) ■性格 冷静沈着。物静かで落ち着いた性格、生真面目。だが騒がしいこと、例えばお祭りや子供の相手が嫌いということはなく、態度に出ないもののそれなりに楽しんでいる。真顔で言う為とぼけたりすると本気なのか冗談なのか解らないタイプ。 ■口調 語尾に「!」がつくような感情的な喋り方はせず、淡々と話す。語尾に「?」も極力つかないような話し方。とにかく平坦な印象。 自分の事は「俺」、相手の事は「お前」もしくは名前呼び捨て。 ■出身地 ダークセイヴァーで冥府と重なり合った地。永久凍土の広がる極寒の地と八寒地獄が重なったような場所と推測される。 氷と雪に囲まれた場所に極秘裏に存在した研究施設出身。施設の地下には巨大な古代遺跡が広がっており、立地の悪さと古代遺跡に封印され縛り付けられているという狂った神、或いは狂えなかった神の加護によってオブリビオンの支配から逃れていたと思われる。 強化した生物の作成や地下遺跡の神との交感あたりを研究していたのかと思われたが、実際は相馬を天の機関から隠し、そしていずれ見つかるまで力の制御法を研究・実践していたようだ。 ■家族構成 おしどり夫婦の両親、そして一人息子になる相馬の三人家族。 父親は羅刹(サムライエンパイアの世界から神隠しに遭いやってきた?)、相馬と似た外見(若干相馬の方が身長と体格は上)で息子に勝る寡黙さ。母親から「あの人黙っていると置物みたいね」とからかわれていた。強い。 母はころころ笑う、浮世離れした雰囲気を持つ実年齢より遥かに幼く可憐な外見。髪、瞳が白銀で真っ白な肌を持つ雪女を彷彿とさせるダンピール。強い。 この施設は研究体に対する人権や扱いが研究者側と大差ない程の待遇であり(実際は獄卒ばかりなので)、双方仲が良く大家族のような環境だったようだ。相馬はこの施設内で生まれた為、研究員含め皆から可愛がられて育った。 ■猟兵になった出来事 いつも通りに目覚めた相馬だが、自分用に割り当てられた部屋から出ると誰の姿もなかった。研究施設自体は襲撃された様子もなく普段通りに不気味な低音が響くのみ、だが両親を始め施設にいた「いきもの」の姿がない。彼らを捜す内に地下の古代遺跡へと踏み込むが、とうとうひとりも見つけることができなかった。呆然とする相馬が次に気付いた(気絶していた訳ではなく、己を自覚したの意)場所はダークセイヴァーの朽ち果てた廃教会。そこで世界から猟兵に選ばれたことを理解し、次いで記憶はないが本能的に「自分は閻魔王に仕えていた獄卒である」ことのみ漠然と自覚する。 以降、猟兵であることを利用し研究施設の皆の行方を追っていたが冥府で再会。全ての記憶は戻っていないが獄卒である自覚は確固たるものとなった。 ■信条 基本的には私情を挟まないで粛々と任務遂行する。しかし状況によっては稀に情状酌量・執行猶予を与えるべきと考えたりもする。「一度の失敗で全てが無駄・無意味になる訳ではない」。奥底から湧き上がる悪意がそれを覆いつくすこともあるため残虐性・嗜虐性が勝ることも。 敵を貶める、下に見る物言いは余程腹に据えかねている時以外は口にしないし考えない。真面目。 ■戦闘時の立ち回り 「冥府の槍」を主体とした接近戦を好む。串刺しや点による破壊力を活かした部位破壊、薙ぎ払う範囲攻撃等を得意とする。また、槍身に冥府の炎を厚く纏わせ形状を変化させることで両手剣のように扱ったり武器受けの成功率を上げたりも。 「獄卒の金砕棒]は槍よりも有効だと判断した際に使用する。ギャグ戦闘では特にこちらの出番が多く、恐怖を与えつつ撲殺したり薙ぎ払ったりその場に適した攻撃法を。一度ケツバットに使用したこともある。 「ヘヴィクロスボウ」は遠距離戦や先端にフックのついたワイヤーを連結。遠距離攻撃の他、敵を拘束したり地形を移動する手段に使う。 「火焔放射器」は集団戦や状況に適していると判断した時に使用。自身が所有するジャイアントキャバリア「奈落堕ち」の武器が火炎放射器という名称のため、相馬のものは火「焔」放射器に。 ブレイズキャリバーらしく負傷部位は身体から溢れ出た冥府の炎が補う。相馬もこれを自覚している為、基本的に大小問わず負傷には頓着しない。 ■アイテム説明 [冥府の槍] 常に冥府の炎に刃先を焼かれ続ける黒槍。所有者の嗜虐性・残虐性等の悪意や冥府から送り込まれる力の奔流を取り込み天の力を抑え込む制御力に変換、刃先から副産物のような形で相馬の体内に宿る炎と同一の紺青色をした「冥府の炎」を排出する。相馬の方でも感情や悪意を流す量はある程度調整可能で、受動的に喰われているものの、時と場合によっては能動的に流し込む事も有り。 この槍は古代遺跡から発掘されたもので、本来は祭器であり災いを吸収し実りをもたらすと言われる聖槍。相馬の力が溢れ暴走した出来事があった日から、白かった槍身は黒へ、淡く発光する姿は青黒い紺青の炎を滲ませた姿へ。いつしか「冥府の槍」と呼ばれるように。 [獄卒の金砕棒] 所謂鬼の金棒。使う時は手を中空に差し出し、そこに白金炎が燃え盛りつつ金砕棒を形作っていく。一般的に目にする鬼の金棒より大型で、相馬の足から肩付近程度。幾何学的な白い発光する紋様がその身に走っており、凶悪な見た目とは裏腹にどこか神聖なものを感じる。 [軍制コート][軍靴] 相馬の力のバランスが崩れ暴走しないよう安全装置がついている精神拘束の装備。これらにより、普段の生活においても槍を常に手にする必要もなく普通に生活ができる。制御・拘束できる力の量には限度がある為過信は禁物。 [アシモフゲアスの刻印] コートや軍靴と同じ精神拘束の装置。相馬の左手甲に刻印があるが、普段は不可視。一定量以上の力の奔流を感知すると本格的な精神拘束が発動し、その時に初めて可視化する。後述のヘキサドラゴンの契約紋章と同化している。 [ヘキサドラゴン] 黒い竜。成竜だがまだ若い個体のようだ。ある程度の長さのある首と4本の手足、大翼。名前はモモ。桃が好物であることと、羅刹=鬼と繋がりがある桃太郎より。 攻撃方法は相馬と対照的な紅蓮の炎のブレス、突進、噛みつきによる捕食、尻尾によるなぎ払い。突進は通常体勢からの四つ足突進他、トカゲのような腹這い体勢による突進も可能。 普段は幼生化、猫ほどの肩乗りサイズに変化して相馬の軍用鞄(マセットバッグ)の一角を住処に。燃費が悪いらしくよく眠る。成竜体となった後は消耗と呪いの影響で更に眠る。幼生体時には「きゅっきゅ、くーくー」と可愛らしく鳴き、何かを訴える際は鞄の中でもぞもぞごそごそする。フラップの隙間から顔だけ出して訴えることも。成竜形態時は竜らしい鳴き声に変化し、見た目も畏怖や恐怖を与えるものに。 主人であり契約者でもある相馬の呼びかけに応じて本来の姿(成竜)に戻り、1~3人までなら騎乗可能。ただ乗り心地は快適とは言えない。相馬が危機に扮しない限り自ら大きくなることはない。 相馬がA&Wの世界で依頼をこなした際に途中通過した森で拾った。成竜体の死骸の陰から飛び出してきて相馬の顔に張り付いたのが出逢い。幼生化は彼の能力ではなく、死骸となっていた成竜が彼を救うため咄嗟にかけた解けない呪いのようだ。何故そのような呪いをかけたのかは不明。 [天使の羽根飾り] 恋人関係にあるオラトリオ(ハルア・ガーラント)から抜け落ちた羽根のうち、大きさや状態の良いものを数枚選別し装飾品にしたもの。実際はヘキサドラゴンのモモがハルアの翼の羽毛ざわりを気に入っており、集めてミニ抱き枕にでもするつもりだったのだがハルアの「自分の羽根をそういう素材として使って欲しくない」という強い反対に遭い羽根飾りで落ち着いた。結局は鞄の中でモモの抱き枕になっていることには変わりないのだが、ハルアは満足そうである。 ■ユーベルコードの説明 槍や金砕棒等武器を利用、且つ己の身体から噴き出す冥府の炎や天獄の炎を織り交ぜたユーベルコードが多い。 冥府の槍使用時は冥府の加護、獄卒の金砕棒使用時は天獄の加護を得る。 また、冥府に生息する動物や意識を利用したものもあり、本人の自覚なくとも冥府という世界と密接に関わっていることが窺える。 ※詠唱台詞はイメージ付けのようなものなので、アレンジ歓迎 ■「冥府」「天獄」とは 冥府とは所謂「死者の国」または「地獄」のことである。 その地は死後全ての者が向かう場所であり、幾重もの多層構造をしている。下から上へ悪から善の属性を帯びていると言われている。 その死者の国の最下層へ向けて陰鬱な場所に滲み揺蕩うのが冥府の炎であり、この地へ訪れた死者の辛苦や憎悪、死者を苛む獄卒たちの残酷・嗜虐な悪意が澱みお互いを燃料としあうことで生まれている。相馬の体内にはこの炎が生まれた時から備わり、他のブレイズキャリバーと同様欠損部位を補うことや武器や身体に纏わせ攻撃手段として用いる。 天獄とは「死者の国の公安機関」である。この機関に所属すると「聖なる裁きの力を行使する権利」を得て、実際に行使できるようになる。前述した通り冥府は多層構造であり、その「悪と善」の境目となる区域に存在する機関。 その境界には巨大な門があり、閻魔王自ら任命した数人の獄卒がその門を守護、閻魔王と彼ら全員の許可がなければ門は開かない。天獄はこの層を中心に冥府全体の安寧秩序を監視している。この門を守護する番人のみ、万物に対応できるよう「冥府の力と天獄の力」を行使可能になる。ちなみに天国・楽園側は天獄直属の者が監視しており、彼らは冥府の力は使えない。(使う必要がない) そしてこの相反するふたつの力を持てるということは強力な力を手にしている反面、相応の報いがある。天獄に所属する執行官達は所謂「自由意志」を持たない傀儡である。それは天獄に選ばれた時点で自我を奪われ、中立な立場から正義を執行しなければならないから。情は不要なだけで無意味。しかし冥府側の獄卒達は違う。閻魔王に忠誠を誓い、意思を持つ。天獄の力は元々彼らに宿る冥府の加護を喰らい、自我を奪って行くのだ。その為境界門の門番は多少の差はあれど一定期間を於いて入れ替わる。前任の門番がどうなるのかは、閻魔王と天獄以外誰も知らない。そしてふたつの力を宿すにも適性があり、ないものは最初から選別されない。 何らかの手段で相馬に適性があり、次期門番となることを知った両親をはじめ獄卒の仲間達が彼の記憶を秘密裏に改竄し、彼が生き抜くための道を探っていたようだ。その結果、彼の生来の性質と冥府から送り込む膨大な力を流し込み槍を始めとした装備品がそれを喰い制御力へ変換、余剰分を彼の身の内に宿る其れと同質の「冥府の炎」として排出することで侵蝕を防げることを発見した。だがそのバランスと彼自身の適応力や処理能力を分析・向上させる為、長い時間がかかったようだ。相馬本人は自身が数々の精神拘束装置を身に着けていなければいけない身の上をごく稀に理不尽に感じるようだが、そこまで気にしてはおらずむしろ両親や仲間に感謝している。 ■ハルア・ガーラントとの出会いと関係 依頼で訪れた治安の悪い街に訪れた際、路地裏で揉めているような男女の声を聞く。このような場所では至極当たり前の光景であったが、何故かその悲痛な娘の声が気になってしまい介入し助けたのが初めての出会い。何故ここにいるのかと疑問に思う程の白い大翼(若干薄汚れてはいた)と世間慣れしていない様子に相馬の第一印象は「翼がうっすら鳥臭いし何やら面倒そうな女だな」だった。 その後オラトリオとして覚醒したばかりであるということ、同時に世界に猟兵として選ばれていたことを知り、時折一緒に依頼に向かったり様々な世界を散策したりと二人で過ごす時間が増えていく。そのせいか恋人同士と誤解されることが増えた為「いちいち否定するのも面倒だしいっそのことそうなってしまおう」とハルアに提案したところ食い気味で了承され現在に至る。 一見するとハルアが彼を追ってばかりの構図だが、ある依頼に於いて「ハルアが自分ではない、彼女を大事にしてくれる存在の元へ飛び立つのなら翼を折り毟り取ってしまえばいい」という残虐な本心と執着を敵へと明かした。なお、ハルアはそれを聞いていなかったようだ。 とりあえず今後どれぐらいで次の段階に進むか彼なりに考えることはあるらしい。
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