リンタロウ・ホネハミ設定~読まなくてもいいやつ~

作成日時: 2019/11/20 22:29:19

ホネハミ家略歴


4代前(リンタロウの高祖父)

ダークセイヴァーにあって珍しく、ヴァンパイアに支配されていない土地の領主に代々仕える騎士の家系。
武勇に優れ、忠義に厚く、騎士団を率いる団長として立派な人物であった。
しかし近隣を支配するヴァンパイアの謀略により、領地を離れている隙に領主を殺され、領地を乗っ取られてしまう。
主を失った悲しみと怒りのままに剣を取るが、領主の最後の言葉が「皆、生きよ」であると聞き、涙と共に剣を収めた。
安息の地を求めて、生き残った配下の騎士や従者、民を連れて放浪の旅が始まる。

3代前(リンタロウの曽祖父)

ヴァンパイア蔓延るこの世界に安息の地はないに等しい。
例え見つけたとしても既に先住の人々がおり、また平和ではあっても余裕のない生活ゆえに受け入れてくれるとは限らない。
それでも少しずつ、少しずつ生き残った者達をそうした土地へ移住させ、ついに今代で全ての生存者に平和を与えることが出来た。
代々受け継いでいた財も、主より賜った武具の数々も全て失ってだが。
残ったのはただ一つ、誇りのみ。

2代前(リンタロウの祖父)

全ての財を失い、あるのは武勇のみとあれば、生業というのは自ずと決まる――傭兵である。
父と祖父(リンタロウの高祖父と曽祖父)は主を殺したヴァンパイアへの報復を望んでいたが、
ヴァンパイアの恐ろしさを戦を通じて痛感した今代は出来るわけがないと、ただその日その日を生きるだけとなっていた。
しかし、あるとき戦場にて死を看取ってやった男に託された呪骨剣が、自らが報復すべきヴァンパイアが作り出したものと知る。
これはもはや天命であると悟った今代は、骨を操るそのヴァンパイアを討つにふさわしい名を求め
以降家名を「ホネハミ(骨喰)」と改める。
(命名したのは神隠しでダークセイヴァーに流れ着いたエンパイアの侍。今代の戦友であった)

先代(リンタロウの父)

傭兵として戦場を流れ歩くのは変わらず、しかし受け継いだ呪骨剣とその呪いを使いこなす研鑽の日々。
呪いの特性を調べ、代々継承してきた剣技を捨て、呪骨剣に合わせた剣技を一から作る。
全てはヴァンパイアへの復讐を果たさんが為に。

呪骨剣『Bones Circus』

リンタロウが主武器として用いている剣。片手、両手どちらでも扱える重量と長さ。
呪骨剣というだけあって骨でできているが、そこらの鋼と比べてよっぽど高い強度を有している。

Bones Circusの担い手はその身に骨喰の呪術を宿すことになる。
骨喰の呪術とは、食べた骨の動物の特性・特徴・特殊能力を一時的に再現することが出来る呪術。
再現の持続時間、強度は食べた骨の量に比例して、24時間持続させるなら最低でも自分の体重分は食べなければならない。

「骨は時に何千年と残り続ける、肉体で最も強固なもの」
「肉体の一部であるがゆえに魂が宿っており、時に流されず残るがゆえに宿った魂もまた強く残り続ける」
「おそらくその魂の残滓を取り込み、己が魂とすることで特性を再現している」
「しかし人とケダモノでは魂の形が違いすぎるため、時間と共に取り込まれた魂はお前の魂に馴染まず排出されるのだろう」
と、リンタロウは戦場を同じくした流れの呪術師に聞いたことがある。

代償として、一日に一度骨を食べなければ体調不良(めまい、吐き気、38度程度の発熱etc)に見舞われる。
食べる骨の量は少量でOK。豚骨スープを飲んで4時間ぐらい呪いによる体調不良が収まったこともある。

元々は人の骨を食べることを前提に作られた呪いの剣だとリンタロウは思っている。
呪骨剣の継承は先代(リンタロウの場合は父親)の骨を食べることが条件であり(ほんの一欠片でも構わない)
リンタロウはその際、ほんの一部ではあるが先代の経験や知識、技術に記憶に至るまで受け継ぐ経験をした為である。
全身の骨を食べれば、その人の存在全てを己のモノとすることが出来るだろう。
ゆえにリンタロウは、調査の為に遺骨を多少齧ることはあっても(嚥下しなければ、口に含んでいる間おぼろげながら死者の記憶に触れる事ができる)
決して人の骨は喰わないと誓っている。
これまでも、そしてこれからも、この誓いが破られることはない。
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