アイン・トロイメライについての細々

作成日時: 2021/08/29 15:39:40
●口調(追記)
一人称:わたし
二人称:あなた、名前呼び捨て(同年代)、~さん(年上の女性)、~くん(年上の男性)
複数だとあなたたち、みんな
妹の呼称は「メル」

貴族のお嬢様のように品がある話し方だが、よく聞けば子供っぽい。
たまに傲慢な言い回しが見られるが悪気はない。
好きなお菓子や紅茶にすぐ飛びついたり、“気分”で気品のある雰囲気を保ちたがる節がある。
狐だがちょっと小悪魔な所もある。でも崩れる時は崩れる。


●《ハーデンベルグ》
該当ディヴィジョン:断頭革命グランダルメ

本名は「アイン・ハーデンベルグ」
由緒正しき名家だが、体面の維持のために莫大な資産をじりじりと食いつぶし、アインが生まれた頃は財政破綻寸前となっていた。
父母は金のために珍しい魔法を持っていた妹を売り飛ばし、跡取りとしてアインだけを家に残した。
『双子は災厄を産む忌子だから』『片割れだけでも消えた方が家のためになる』そんな事を言って説得しようとした両親の事を許していない。
現在は改変により消滅したか、残存してもアインの知っている《ハーデンベルグ》家ではないと思われる。


●悪夢小隊《トロイメライ》
母国はクロノヴェーダに支配されたフランス軍と熾烈な戦争を繰り広げていた。
募集要項は能力さえあれば子供でも軍隊に雇用するほどハードルが低く、これに目を付けてアインは軍人となった。
妹を売り飛ばされた一件から妹を取り戻す事を決意し、無理が効かせられるほどの高い立場を望んだからである。そのため年齢性別問わず実力で評価される軍隊は出世コースとして手っ取り早い。
“復讐者”でもあった彼女は大人顔負けの頭脳と天変地異を引き起こす大規模な術式を行使して早くも小隊長の地位を獲得。部下を言葉巧みに鼓舞し、彼女の指揮下の元、敵部隊に“悪夢”と謳われるほどの戦果を残した。
活躍を元に付けられた小隊名が「夢」を意味する《トロイメライ》。この名が付けられて以降、アインは本来の名字である《ハーデンベルグ》を名乗らずに《トロイメライ》と呼称するようになった。
現在は改変により消滅したものと思われる。


●ガジェット(仮)
小隊長となった記念に贈られた装備一式。
本来、この装備は上官たちの間でさえも広く普及していた者ではない。小柄なアインに足りない膂力やリーチを補うために用意されたものであり、当時彼女に向けられた期待や気遣いが見受けられる。
開発、改造、調整にアインは携わってない。なのでこれらガジェットについてはアインに聞かれても答えられない。所持者であるアインに接続されていれば自動でメンテナンスを行ってくれるため、持ち主が構造を把握する必要性はないのだが…。
専ら、アインが肉弾戦をする時はこれらを武器として用いる。


●紅茶とお菓子
好物。
最初に口にしたのは、まだ妹が売られてない時。両親から差し出された物は素直に受け取っていた。
軍に入ってからも『良質な糖分の摂取は脳の栄養に最適である』と称し、わざわざ遠くから取り寄せていた。茶器やお茶会の席までこだわりを入れるほど。
生活が一変した漂着後も紅茶とお菓子の調達に余念がない。
種類は問わず、一度口にした物は全て気に入ってる。強いて一番をあげるならマカロン。
『紅茶はストレートが一番味と香りの深みが出る』と言いつつ砂糖を入れる程度には他人にマナーや定説を押し付けない主義。

また、紅茶や菓子に問わず結構グルメな面がある。


●家事
苦手。
几帳面かつ凝り性なので片付けは得意。それ以外は壊滅というか他人任せでやり慣れてない。
漂着後は気づけばほぼ全て妹に丸投げする形になっている。


●尻尾
弱点。
神経が通っているし、触られるとびっくりする。
現時点では妹にしか触る事を許していない。その妹に好き放題モフられているが…。


●後悔
結局、妹との再会は出身ディヴィジョンでは叶わず、クロノヴェーダに敗北して漂着した後だった。
自分の力では妹を救い出す事ができなかったどころか、別の障害によって道半ばで斃れる。
その事が共に戦ってきた仲間にも、妹にも酷く申し訳なく思える。その後悔は妹との再会が叶っても尚残り、一緒に暮らしているにも関わらずぎこちない距離感を形成する要因となっている。

足りなかった、遅かった。
無意味だとしても、役立たずだとしても、今度こそ大切なものは守り通そうと──今日も彼女は戦場を往く。



「どうして妹と見る『夢』を許してくれなかったの?」
基本情報
更新履歴
情報
作成日時:
2021/08/18 21:45:19
最終更新日時:
2021/09/19 18:00:45
記述種類:
標準

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