主様 :桂馬亭・詠丸(けいまてい・えいまる)
享年82歳
怪談噺と人情噺の名手と言われ、名人と言われた落語家。
後に口演したのは『死神』
あの人:川方亭・洛清(せんぽうてい・らくせい)
享年86歳
古典であれ新作であれ、どんな噺もそつなくこなしていた落語家。
最後に口演したのは『芝浜』
お席亭:雪沢・賢治(ゆきさわ・けんじ)
寄席『雪花亭』の席亭(寄席の主)
雪花亭自体新しい演芸場だが、先代である父が築いた芸人との縁で様々な公演が行われている。
十年ほど前、洛清から詠丸の扇子と手拭を預かった。
その際に「かたり、と名乗る奴が現れたら面倒を見てやってほしい」と頼まれる。
肉体を持った直後の語を寄席のバイトとして面倒を見、猟兵になった後もいろいろ気にかけている。
旦那 :徳田・結樹(とくだ・ゆうき)
語の使う人形の元の使い手であり、元猟兵。雪沢の叔父でもある。
二十数年前にオブリビオンに妻を襲われ、それを討伐に向かうが封印が限界だった。
左半身が不自由になり、妻は一命こそとりとめたが今も昏睡、身籠っていた子供は流産。
それ以降、猟兵を引退し、現在はUDC組織で後方支援を手伝っている。
かつて封印した邪神は再び現れ、今度はきっちりと、骸の海へと還された。少し、肩の荷が下りたらしい。
カラス:元々は、UC(カラスの背中)で呼ばれたときに出てきていたが、いつからか普通のサイズで語の側に。
事あるごとにドつきいたり噛み付いたり。いい加減にしてくれ、と言われてもやめない。
なお語限定であり、それ以外の相手には大人しく、撫でられるのもむしろ喜んで。
口が悪い。兎に角口が悪い。口を開けば語への悪態雑言がポンポン飛び出す。
クビシロの名があるが、呼ばれることはほとんどない。
https://pbwmemo.net/v/1pPQOJqd人形:語が使う人形。元は徳田の妻が作り、彼が使っていた物。たまに勝手に動く、とか。
徳田が猟兵引退後、雪花亭の倉庫にしまわれていた。
語は雪花亭で仕事をし、倉庫で人形を見つけた後、徳田から譲られて猟兵になった。
セットとなる手袋に術式が縫い込まれており、使用者の言霊に応じ、人形をその場へと導く。
ある程度人形の意志が入るようで、人形が使用者と認めない限り、応じることはない。
https://pbwmemo.net/v/jlISxsvm