◆宮前·紅
齢十四で身体の刻が止まってしまった少年。
監護放棄、虐待などの家庭問題が幼少期にあった為か、残虐性や暴力性を時折見せる事がある。
果たしてその生育環境が問題となっているかは定かではない。
今は身体の刻が止まってしまった原因の占い師の女を探す為、猟兵として活動している。
◆???(名前不明)
宮前を十二のある事件が起こる前まで面倒をちょくちょく見てやっていた、人形師。
宮前には血の繋がった家族が居るが、実際に一般的な教養を身に付けさせたのは、この人形師に他ならない。
ある事件で彼が死亡していたのが確認されていたが、事故死と処理されている。
◇Case.121409
12月9日未明、XXX6番街にて男性の死体が発見される。遺体の損傷が激しく、実際の死因などは不明だが、失血死とみて良いだろう。
見つかった当初、死後硬直はしておらず、警察は未だ犯人は近辺に居ると見ている。
然し、彼は旅をしていた芸人の様で、誰かに疎まれたり恨まれたりするような人物でない。
結果、犯人は解らず、この事件は不問とされた。
◇
ああ、どうしよう。
死んでしまった……!あの人が死んでしまった!!
きっと俺のせいだ。俺が、俺があの人にXXXしまったから、アイツらが殺したんだ───いいや、俺が殺したも同然か。どうやって、どうやって罪を償えばいい?
ああ、そうだ。俺の幸せを奪ったヤツを殺せばいいんだ。そうしよう。
◆占い師の女
宮前が体の刻を止められた原因の女。
今、行動を共にすることの多いある猟兵を引き合わせたのもこの女である。
愉快で、滑稽で、惨め──そんな人間が大好き。
宮前·紅のイメージ曲
Utopiosphere / Mili
https://youtu.be/eCm--tb5SKg