wihan chand re

作成日時: 2020/12/27 22:24:46
ハンナ・レドウィッチ
かつて大魔法都市ルルセムア・ラタリックに取り憑き、背徳の都へと変えた『名も無き者(ワイハン・チャンド・レ)』の化身。
本体は竜に近い姿をしているが、竜という訳ではなく、またハンナも見た目が近いので大天才邪竜神様と自称しているに過ぎない。
栄光の始まる場所と呼ばれた大魔法都市を邪悪に染め上げたが、世界の理を歪める存在に柱神バンケルバは頭を痛め、魔法都市を治めていた煌君エンバリアードに平和を取り戻すと約束し、双頭の女神ダリア・レイルカントを招き入れさせる。
人の姿となったダリアに酒呑み勝負を挑まれた名も無き者はあっさり眠ってしまい、女神の力によってその力を封じられそうになる。
が、思いの外に強大な力を持っていたため女神の力が十分に発揮できず、バンケルバはルルセムア・ラタリックを異界『未だ見ぬ夢の月(アロゥ・エンデバリカン)』へと追放した。ひどくね?
その後、目覚めた名も無き者によりエンバリアードは八つ裂きにされ、暇を持て余したついでに住民も一人残らず殺害された。
しかし封じられた神の地に閉じ込められた魂は解放されず、怨み言を呟く亡者の溢れた死の都に飽きた名も無き者がエンバリアードの魂を法杖に宿らせ、彼の魂を鍵に外界に再び現出しようと試みる。
結果として女神の力によってそれは叶わなかったが、小さな穴を開く事に成功、自らの魂を割いて外界へ滲み、浸食を開始。
肉体を得る為にルルセムア・ラタリックに匹敵する大都市の王女へ取り憑こうとするも、憑依先は戦乱により死亡、しょうがなく近くにいた妊婦の赤子に取り憑いた。
が、しっかり見ていた柱神バンケルバにより再びダリア・レイルカントが遣わされ、赤子の時分からその力を封じる鎖の欠片を腕にはめられてしまう。
以降、成人後に家族より離れ、『ハンナ・レドウィッチ』を自ら名乗り上げて旅に出る。
自らの力の殆どを封じられている為に不自然なほど魔法を扱えないが、本人はその不自由を楽しんでいるようだ。
魔法が成功する度に小躍りして喜んでいる。
正体を一切隠していないが、どう見ても落ちこぼれウィザードにしか見えないので残念なオラトリオとして周囲に認知されている。

煌君エンバリアードの法杖
煌君エンバリアードと呼ばれた大魔法都市ルルセムア・ラタリックの統治者本人。
神々に唆されてその闘争に巻き込まれた挙げ句、自らはもちろん民すら死も叶わない異界に囚われてしまった。かわいそう。
後にその血肉と魂は法杖へと作り替えられ、ルルセムア・ラタリック解放の鍵とされてしまう。
しかし外界ではハンナ・レドウィッチの魔力が極めて低い為に彼女の言葉には狸寝入りで無視を決め込んでいる。
が、未だ見ぬ夢の月を一部なりと召喚されると抗いを一切許さぬ力を発揮する為、その際は無条件で協力している。

マイケルくん
ハンナが初めて製作に成功した魔法の箒。意思を持ち、よく腕を生やして箒で掃除をしている。お前箒だろ。
ハンナがやたらと箒捌きが上手くカンフーアクションばりの派手な戦闘をする為、法杖と違い彼女を慕っている。

悪口王フラスガー・ラーンの書
オラトリアとして生活するハンナの回りには悪口ばかりの鼻垂れ小僧がいた。
彼は悪口ばかり言っていたので悪口が好きだと勘違いしたハンナはその面の皮を剥いで魔法の書を制作した。それが『悪口王フラスガー・ラーンの書』である。
なお本人は好きな娘に意地悪をするお年頃だった為に、面の皮を剥がされた挙げ句、悪口を並べ立てる自分の顔で作られた本をプレゼントされ改心、淡い恋心も振り切り大人になった。
なお、彼の顔はみんなうろ覚えだったので、ハンナの母親がイケメンに作り替えて癒しハッピーエンドとなった。本は受け取り拒否されたようだ。

柱神バンケルバ
世界の安定を司る神様。故に一個人や一国など全く省みない。
俺ぁ世界中の人々を見るので忙しいんだよ! とか言いながら『恒久の園(ア・ラ・ドルマベク)』で他の神様と狩りごっこを楽しんでたりする。
世界の理を歪める名も無き者の出現に暇が無くなるのではと胆を冷やしていたが、現在はその力の殆どを失っている為、関心すらない。

双頭の女神ダリア・レイルカント
不和と平穏を司る神様。柱神バンケルバの母親で、バンケルバよりよっぽど働いている。たまに怠け者のバンケルバに雷を落とすついでに国を一個消しちゃうお茶目さん。
世界の理から外れた名も無き者出現の理由を探しており、素行を改めるという理由でハンナを猟兵にした。
その実、どっかで死んでくんないかなー、と思ってるお茶目さん。

憑依に失敗した王女
殺害されてしまったが、名も無き者に見初められたその身は邪悪に染まり、オブリビオンとして復活。元気に暴虐の限りを尽くしている。
その魂も邪悪に染まっているものの、現在はとある猟兵の死霊術に召喚され、割りと幸せな日々を送っている。

憑依された赤子(ハンナ・レドウィッチ)
都の争乱を強かに生き抜いた妊婦の子。
魂に直接交渉(感触程度)したところ、特に嫌がっておらず、何でもウェルカム状態だったのでそのまま魂を融合させた。
直後にダリア・レイルカントによりその力を封じられてしまったが、腕の鉄輪は周囲の者も特に気にしておらず、いつの間にかついていたからハンナが好きで着けている、と誤解されている。ひっでぇ。
成人して親元を離れた後、ダリアに無理やり猟兵にされたがそんなに気にしていないのは赤子の生来の気質故かも知れない。
基本情報
更新履歴
情報
作成日時:
2020/11/26 20:02:10
最終更新日時:
2021/06/25 02:27:01
記述種類:
標準

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