・ありひとのひみつ
幼くして両親を事故で失い、孤児として施設で育てられた。
施設は表向きは孤児院であったが、その正体は悪の秘密結社『ワルイゾー』の実験体確保用に設立された施設。
健康な体の有人は改造されてしまう。洗脳予定であったが記憶洗浄中に他実験体の脱走により施設は破壊、ワルイゾーの隠滅工作により完全に粉砕されてしまう。
改造手術のお陰で生き延びたものの不必要な記憶を消された有人は自分が何者かも思い出せないまま流浪の旅に出る。
自分を改造した人間・組織は知らないが相当恨んでいるぞ。しょうがないね。

・からだのひみつ
内臓されたスッゴイゾ式特殊強化骨格のせいでエレベーターに乗れないほど重い。常人のように動けるのはスッゲーゼ式強化筋肉によるもので通常形態でも優れた戦闘能力を誇る。
戦闘形態、或いは飢餓による暴走時に変身、スッゴイゾ式特殊強化骨格が分離成長し外骨格を形成する。
その際、体を動かす為の強靭な新造臓器を生成し、旧い臓器は体外に排出される。超痛いぞ。
飛躍的な戦闘能力の向上と防御能力を手にいれるが、あほみたいに消費するので一日ともたずに内蔵が壊死する。これを避ける為に通常形態に戻る必要があり、もちろん新造臓器や不要となった骨格を排出し、再び通常形態用の臓器を生成するためむちゃんこ痛いぞ。
また、通常形態でも消費が大きく常に新しい細胞や植え込まれた変身願望から内臓を体が求めているため、食人衝動に悩まされている。
お金はだいたいご飯に消える上、それでも食物に困る日々を送っているぞ。不便だね。

・ぶきのひみつ
有人の驚くべき体はユーベルコードも発現し、猟兵となったため協力者も存在する。
脅しにも使う武器として大型のリボルバーがあり、通常筋力では引き金を引くどころか装填すらできないぞ。打撃武器としても使用可能。
その骨格と筋力により、厚さ数十センチの鉄の塊もパンチで粉砕可能。全身兵器だ、こわいね。
相棒に四輪に変形分離するんじゃねーのって感じのタイヤがデカい二輪バイクに乗ってるぞ。有人の体重を支えるせいだ、がんばれバイク。

・ひーろーのひみつ
戦闘形態は通常形態より更に消費が大きい上に凶悪な人相と強烈な食人衝動に困らされているぞ。
これを軽減するため、外骨格を更に覆うヤッタゼ式特殊スーツが作成された。各所のモールドは外骨格の隙間から内臓に直接ぶっ刺さっており、栄養注入による衝動の緩和と筋肉の活動を抑制し消費を下げる効果があるぞ。
つまり弱体化だ。戦闘形態より弱いが通常形態よりは遥かに強いぞ。もちろん痛いぞ。
特殊スーツはバイクに収納されているようだ。見た目はヒーローっぽくなるので、元々が素直かつ熱血漢だからノリノリになるぞ。やったね。
栄養材の副作用で通常形態に戻ると激しい倦怠感に頭痛、吐き気、高熱にうなされて数日はまともな生活ができないぞ。
飢え死にしないように施設で最低限の食料を与えられ、面倒を看てもらってるぞ。
がんばれヒーロー！