🌉

作成日時: 2021/08/25 14:11:54
言葉遊びが生業だというのに
なんだか其れら全てが蛇足に堕ちるようだ
独りで来なくてよかったよ
綴れぬ身では直ぐに自分を見失ってしまうから

ああ、よろこんで
空っぽの万年筆を握りこむ

僕を見ているのは誰だろう
あの金絲と蒼い目は
もう一人の「シャト」か
生まれ変わりを待ち望む、僕のアーキタイプ

あげないよ
この身体は僕のもの

そう実感できるから
常盤、きみの爪牙が閃くのが眩しくて
真っ赤なインクは花より馨しい
頬の血飛沫を拭えば
こころは恍惚めいて「僕」自身のものになる

さぞ羨ましいんじゃないかい?
感情の種類はさておき、大事な故人だ
だってのに、僕らはふたりで愉しく遊んでる
僕なら妬いてしまうよ
基本情報
更新履歴
情報
作成日時:
2021/08/25 14:11:54
最終更新日時:
2021/08/25 14:16:25
記述種類:
標準

見出しリンク
更新履歴
2021/08/25 14:16:25 差分
2021/08/25 14:11:54