アマリア用メモ

作成日時: 2021/05/13 22:21:46
アマリア解剖図鑑
アマリアは身体のほとんどが人工物(一応有機体、血も流れてはいるけどそれも人工血液)になっている。
ではどんな身体なのか見てみよう!

骨格:ファインセラミックスを主体とした強靭な骨格、強烈な負荷に耐えうる
筋肉:高度に遺伝子改造された人工筋肉、常人の数十倍のパワーを持つ
神経:脳や中枢神経を除き、ほとんど人工神経に置換されており、伝達速度の向上が図られている。脳も改造時に調整され、高速思考が可能となったがそれが記憶喪失の一因となっていたりする。
臓器:遺伝子改造により常人より遥かに効率良くエネルギーを生み出すうえに、過酷な環境にも耐える能力を備えている。しかし、効率化のために『消化の良い食べ物』しか食べられなくなってしまっている
感覚器:遠く離れた場所のアリの足音すら聞き分け、そのアリの触覚の動きも見分けられる。
その他の感覚も常人より鋭い、でもメガネは必要。それがドクターAの意志だから。
皮膚・髪:シルクプロテイン由来の人工皮膚と人工毛。手触り滑らかでサラサラ。どう見ても普通の人間…いやそれ以上にも見える逸品。
その他:やたらスタイルが良いのは改造者の趣味、特に後述するドクターAの意向が大きい。


アマリアを改造した人達

出た意見は何でも盛り込む、プロジェクトリーダーのU主任(UDCアース出身、UDC組織某支部主任)
「やりすぎなんてことはないんだ、どんどん行け!」
パワー&火力偏愛主義者、骨格・筋肉担当S博士(スペースシップワールド出身、超大型宇宙船団科学班所属)
「パワーだ、何事も暴力で解決するのが一番なんだ」
人情派だけど着眼点が微妙にズレてる、臓器担当のH教授(ヒーローズアース出身、ヒーロー達御用達の研究所所属)
「やっぱり人間らしさは大切だって、女の子なんだよ? だから卵巣は残すね…」
偉大なる浪漫派(異常性欲者)、皮膚・服飾担当ドクターA(アポカリプスヘル出身、科学遺物・フラスコチャイルドの研究及び分析の専門家)
「胸は盛れ、3桁だ。眼鏡は残せ」
途中参加のツッコミ役、外部武装担当C技官(クロムキャバリア出身、某国技術開発部所属)
「これ人間サイズで運用するんですか!?皆さん正気に戻ってくださいよ!」


武器解説!

①軍用ライフル
UDCアースにおいて、数十年前に起きた大戦時に使用されたボルトアクション式軍用ライフル。当時のスタンダードなモデルであり、同機種のライフルは民間のコレクターが所持していたり猟銃として転用されていたりと今でもそれなりに人気がある…らしい。
アマリアのライフルもその中の一丁であり、実はUDC組織の某幹部(U主任)の私物であった。それをなぜアマリアが所持しているのかというと…予算の都合上である!
後述する様々な装備を開発した結果、深刻な予算不足に陥ったため、やむを得ず自腹を切り私物の銃器を持たせた…というのが実情である。
しかし、フルサイズのライフル弾の持つ威力と良好な弾道特性は狙撃等の精密さを必要とする遠距離攻撃に向いており、これはこれでよかったのではないか? という評価がなされている。

②銃剣
前述した軍用ライフルに装着する銃剣。銃剣は刃付けを行わないこともあるのだが、これにはちゃんと刃がついている。
「銃剣突撃なんて時代遅れ」と言われそうだが、アマリアの脚力と膂力によって繰り出される突進刺突は生半可な威力ではない!
そのままナイフとして使用することもでき、戦術の幅を広げてくれる装備である。

③追加武装プラットフォーム『フォルタラーツァ』
5つの世界の科学力を結集させて作り上げたサイボーグ用追加装備ユニット。
本体は背部に装着する部分であり、ここには制御部と動力炉、バーニアに各種武装接続用ハードポイント、更にはサブアームまで装備されている。
シールドガントレット及び脚部ブースターユニットと合体することで単独飛行も可能。巡航時は主にこの形態である。
アマリアが呼ぶとどこからともなくかっ飛んでくる。厳密にいえばUDC組織某支部の地下倉庫から。
ちなみに地下倉庫周辺の監視装置等については、U主任の欺瞞工作によってフォルタラーツァを捕捉できないようにしている。それでいいのかU主任
予備弾薬等の収納スペースもあり、場合によってはアマリアに渡したいものを開発者が入れておくことがある。宅配便じゃねぇんだぞ

④シールドガントレット
腕部に装着する、シールドと籠手が一体化した装備。キャバリアの装甲とほぼ同等の堅牢さを持っているといわれる。
裏面に武器をマウントすることも可能で、現在は水平二連式散弾銃と短砲身プラズマ砲が装着されている。
防御はもちろん、質量を活かしての打撃攻撃も可能。その際、装着された武器を同時に発射することでさらなる威力の向上が見込める。

⑤短砲身プラズマ砲『フルジェル』
クロムキャバリア及びスペースシップワールドの技術によって生み出された個人携行型プラズマ砲。
元々は重装キャバリアが装備する主砲であったのだが、それを個人携行できるサイズに落とし込めと言われたC技官が苦心の末生み出したものである。名前は『稲妻』という意味で、ベースとなったキャバリア用兵装の正式名称は『BS-S9000:ヘビープラズマランチャー』
かなり強引な小型化を行ったため、特に射程と冷却に欠点を抱えている。これはプラズマを収束する砲身部が十分な長さを備えていないことと、大型化の原因である廃熱装置を省略したことに由来している。
よって有効射程はわずか5m(砲口から3mまでは本来の威力が出せるが、それ以降は収束が不完全なままプラズマが射出されているため、拡散と減衰により威力が指数関数的に減少する)、1分間に3発以上発射すると砲身が熱により損壊する危険性も秘めている。
なお、特殊な操作を行うことで「過剰に供給されたエネルギーによって生成される電磁場」を実体を持たないバレルとし、威力と射程を大幅に向上させる『極大出力モード』に変更させることができる。
極大出力モードを実行するには、標準携行数である5発分のカートリッジを全て使用する必要がある他、射撃後は実体バレルが熱によって溶融するため、以後の使用は不可能となってしまう。

⑥水平二連式散弾銃『スパルガトレ・デ・ドゥーム』
古典的なソウドオフタイプの水平二連式散弾銃。使い込まれた形跡があり、歴戦の銃であることが伺える。
アマリアが装備するために開発されたものではなく、なんとU主任がUDC組織本部からガメてきたものである。ろくでもねぇなこのおっさん。
どうやらUDC組織本部で厳重に管理されていたらしく、噂によれば何者かの怨念や恐怖が染みついているとかなんとか…
が、U主任は「調べたけど、ただの散弾銃でガッカリしたからパクった」と供述している。反省する気ねぇなこいつ
しかしその威力は本物で、至近距離ならばとてつもない攻撃力を発揮する。
ちなみに名前は『破滅すら打ち砕くもの』という意味であり、その威力を十二分に伝えている。

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とあるUDC組織機動部隊には一つのジンクスがあった。それは「どんな過酷な現場であろうと、この散弾銃を持った奴は生き残る」というものだった。
その部隊は長年の間、ある邪神教団と対峙してきた。無論事件に発展することも多々あり、殉職者も決して少なくはなかった。
しかし、何故かいつも【古めかしい水平2連式散弾銃】を持っていった隊員は無事に帰還していた。先程のジンクスはそこから生まれたのだった。
勿論、この散弾銃はお守りとしてだけではなく、きちんと武器として数多の狂信者や眷属達を葬り続けた。
そして四半世紀が過ぎ、その教団が壊滅状態となったことで機動部隊も『部隊改編』の名目で解散することとなった。その際にこの部隊が活躍した証として、噂の散弾銃はUDC組織本部に寄贈されることとなった。
何か解明できない力を持つアイテムである可能性があったため、厳重に保管されていた…が、どこかの馬鹿が盗んだため今に至る。
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⑦外装式重機関銃『プロアイア・デ・オツェル』
『フォルタラーツァ』に装着する重機関銃。UDCアースやヒーローズアースにおいて多く使用されている機関銃を改造したもの。ベルトリンク給弾方式を採用しており、長時間の射撃を可能としている。標準装弾数は500発。
不発弾が混じった場合でもフォルタラーツァから供給された動力によって強制的に排出・装填を行う機構を備えているため、一種のチェーンガンともいえる。
高い連射速度を持ち、対空戦闘や制圧射撃に有効である。


⑧外装式噴進砲『レスピラーツァ・ドラゴーヌルイ』
『フォルタラーツァ』に装着するロケット砲。こちらも既存の対戦車ロケットランチャーをベースとして改造したものである。
HEAT弾頭またはサーモバリック弾頭を選択して装填することが可能であり、目標に合わせての攻撃が可能。威力も高く、UDCアースにおける現行MBTを撃破可能。
また、こちらについても自動装弾機能を備えているため、連続射撃が可能となっている。標準装弾数は6発。

⑨大型レーザーライフル「EMLR-01X」
スペースシップワールドの漂流船内で発見されたレーザーライフル。極めて高度な科学技術力によって製作されたものであることは判明しているが、詳細までは解明されていない。
特に銃内部に搭載されている動力炉については謎が多く、5つの世界の技術者が頭脳を集結させても再現は困難であると結論付けられている。
しかしながらその性能についてはお墨付きであり、強力なレーザーを状況に応じて照射でき、なおかつ『謎の動力炉』のお陰でエネルギー切れも起こしにくいという驚異の兵器である。
ちなみに発射されるレーザーの色は青である。

S博士「この動力炉がコピーできれば色々捗るんだけどなぁ」
C技官「サイキックキャバリアの動力源と似たところはあるんですが…根本の技術が全然違う。一体どうなってるんでしょうねこれ」
ドクターA「そもそもこいつかなりの年代物だ、俺には分かる」
H教授「しかし、青いレーザーか…なんだかどこかで見た気がするんだけど…?」
U主任「ん? そういえば俺も見た気が…どこでだっけ?」

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その武器は、遠い昔(銀河帝国の支配が始まる前の時代)に、とある惑星で造られた。
本来ならば、対物狙撃銃と重機関銃の双方の機能を持つ兵器として開発されており、その惑星特有の技術である『特殊な動力炉』(半永久的に高いエネルギーを生み出す機関)を搭載したこの武器は、少数名の歩兵で運用する兵器としては威力、射程、継戦能力全てにおいて破格の性能を持つ新兵器であった。
…しかし、開発が完了した時期が悪かった。
その惑星は惑星全土を巻き込んだ戦争の真っ最中であり…そしてその戦争も惑星環境の壊滅的被害のために終わりに至ろうとしていた時であった。
この後に及んで、もはやこの武器に戦況を動かすだけの力は無く、最終的には惑星脱出の為の恒星間航行船に自衛火器として積み込まれる事となった。
ここでもう一つの悲劇が起きる、船内の冷凍睡眠装置の故障である。多くの人々が冷凍睡眠中であったため、船内の人口は一気に減少し、残された人々が何とか命を繋げようとするも一人、また一人と亡くなっていった
やがてこの環境に絶望し、発狂した一人がこの武器を手に取り、船内の一室で立てこもりを行った。この事件により船内の人口はより減少し、生存が困難な程にまで陥ってしまう。
やがて立てこもった人間も力尽き、無人船となったこの船は再度発見されるまでの間、長らく宇宙を彷徨うこととなった。
…最早製作された惑星の名も、『特殊な動力炉』の情報も失われた頃にようやくこの銃は眠りから目を覚ますこととなったのだった。
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☆ボツ武装の数々:これらは『フォルタラーツァ』または『シールドガントレット』への装備が検討されたがあえなくボツとなった装備群である。こんなのに手間と金をかけたから予算尽きたんだよ!

A,火炎放射器
『フォルタラーツァ』に搭載予定だった火炎放射器。ナパーム燃料を投射し引火させるタイプで、非常に消火が困難という特性を持つ。
「火炎攻撃ならサーモバリック弾の方が射程も長いし使いやすいだろ」とのことでボツとなる

B,装甲破断器
合成ダイヤモンドで作成された刃を高速で駆動させ、装甲や敵自身を両断する…つまりはチェーンソーである。
シールドガントレットに装着される予定だったが、プラズマ砲の威力ならばわざわざ装甲を破壊する必要がない、と判断されボツとなった。

C,速射型熱線銃
プラズマ砲が完成する前に、シールドガントレットへの装備が考慮されていた兵器。スペースシップワールドで一般的なブラスターを連射可能にしたもの。
S博士曰く「うーん、もっとパンチのある武器の方が良くない?」とのことで、納得のいく武器ではなかったようだ。
プラズマ砲の完成によりお役御免となる。

D、マルチプルランチャー
『フォルタラーツァ』に搭載予定だったグレネードランチャー。榴弾だけではなくガス弾、煙幕、液体窒素弾も発射可能。
実際に試作品が作成されたのだが、携行弾数の少なさと手数(連射速度)の点からマシンガンの方が採用されることとなり、お蔵入りとなった。

E,大型自動散弾銃「マシーナ・デ・トカトカルネ」
超大型の散弾銃。専用の大口径ショットシェルをフルオートで打ち出すことで圧倒的な制圧力と攻撃力を生み出す。
試作段階でも驚異的な火力を見せつけ、開発陣を大いに満足させたが最終的にはボツとなった。
第一の理由は取り回しの悪さ、銃全長が2mを超え重量は50kg以上となり室内戦には向かないにも関わらず、射程距離もそこまで長くはない、その上あまりに巨大であるために機動性を損なう可能性があったこと。
第二の理由はコスト面である。専用弾を惜しげもなくフルオートでばらまくため、弾薬費が想像を遥かに超えて高額となることが判明したためである。
ただでさえ金欠なのにこれ以上金のかかる装備を増やしたら運用ができない、と判断され泣く泣くお蔵入りとなった。

F,携帯型電磁投射砲「フレース」
一般的にはレールガンと呼ばれる武装。超々高速で打ち出される弾丸による長距離狙撃を主眼としている。
試作品を製作したものの、携帯時におけるエネルギー供給の問題と射撃精度が所望の値に届かなかったことから採用が見送られた。
基本情報
更新履歴
情報
作成日時:
2020/12/02 21:20:40
最終更新日時:
2021/05/13 22:21:46
記述種類:
標準

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