《ステシ設定》
【来歴】
・極寒の辺境で何故か大切に育てられたダンピール。しかし、その故郷も吸血鬼に滅ぼされた。後に猟兵となり反逆の戦いに身を投じる。
【性格】
・すれており口は悪いが根は育ちの良いお坊ちゃん。自分なりの理想の騎士像を追っている。機械音痴。他所の世界では少し困る。
【真の姿】
・肉体を失ってなお滅びなかった異端神の魂とダンピールの赤子が混ざり新生した存在が彼である。真の姿は故郷で伝説として語られし黒竜に似る。
《故郷の話》
その街には吸血鬼との密約が有った。吸血鬼の血を引き竜魂を宿す子を産み育てること。それと引き換えに街の自治を黙認する。
吸血鬼は異端の神の力に興味を抱いてはいたが、本気という程でも無く気まぐれに近い感情。
竜魂の子を育てるのには竜魂を受け継いできた一族が適しているだろうという計算。
そもそも失敗したところで、一つの街を贄として改めて楽しむという享楽の思考。
それらが密約を成立させた。
その子に与えられる愛は虚偽のものである筈だった。
だが愛してしまった。希望を見てしまった。
竜魂の仮宿では無い真の適合者。後に猟兵となる埒外の生命体の片鱗。……そして、ただ純粋に笑い夢を語る姿。
そして街は滅びる。
彼を命をかけて愛した人達がいた。
彼を希望だと信じて死んでいった人達がいた。
ならば、たとえ身の程知らずであろうと、その身は希望であらねばならない。
彼らが愛し育み希望を託したその身は、過去を討ち得ると証明せねばならない。
その剣は人々の為に。その異能は世の為に。
あの街のような光景をいつか無くす為に。
《竜の話》
赤き死の災厄、嵐の化身、幻想の黒竜、様々な異名を持つ異端の神が一柱。簡潔に黒竜と呼び表される事が多い。
その肉体は遥か過去に滅びているが、魂は滅びずワールレイドの一族を仮宿として時代を旅し続けていた。
そう、黒竜の魂は一度も滅びておらず、その存在はオブリビオンでは無い。
そして当代、ついに竜魂は適合者を得たり。
胎児と竜魂は結合し混ざり合い、完全に新たな生命として、いや生命体の埒外として生まれ変わった。
その身は仮宿に非ず。新たなる黒竜なり。
黒竜の神話には様々なエピソードが有る。
竜が生まれた時代。
様々な自然の猛威が意思を持ち竜の形をとって幾柱もの竜神が生まれたと伝わる。
幾柱もの竜が覇権を争った時代。
最強と目された黄金竜を打倒する為に複数の竜が手を組み、犠牲を出しつつも黄金竜を討ち果たす。
最後に残ったのは黒竜だった。
しかし黄金竜の遺した力は聖剣の形を取る。
そして時は流れ聖剣を手にした騎士の手によって、黒竜の肉体は滅びる。
ただし前述したように魂までは滅びず、騎士の一族は竜魂の仮宿となる宿命を背負う。
《その他、細かい設定》
(故郷補足}
・住んでいた街の名前はノルワーズ。大雑把には北欧+ファンタジーという程度の設定。シナリオ《燃えよご当地!叫べ地元への愛!》に其の当たりの描写有り。
・領主はワールレイドの一族。正式名はガルディエ・ワールレイド・ノルワーズ、という形になるが、簡略化して呼ぶ時はガルディエ・ワールレイド。性の方が街の名より格式が高いとされ、そちらを優先する風習が有る。
・ダークセイヴァーに有っては極めて珍しい人間領。
(ワールレイドについて)
・とある伝説で語られしワールレイドの騎士の末裔。
・白銀の装備を纏い青い光を操るワールレイドの騎士。その御伽噺はガルディエの故郷に多く有る。ユーベルコード【騎士の再臨】はこの設定を踏まえてのもの。
・黒竜の魂が転生先として選んだ一族であり、その一族の一人が黒竜の魂の仮宿となるという宿命を持つ。あくまで仮宿であり、(ガルディエを例外として)人間の魂と黒竜の魂は別々に存在している。また竜魂の力を借りて異能を振るう事も出来るが、それは限定的な効果に留まる。
(ガルディエの恋愛観について)
・恋愛事には非常に鈍い。
・自分の気持すら今一わかってない節が有る。
・自然が具現化した竜という、個体で完結した存在を軸とするが故に他者と結ばれる事への意識が希薄であるという要素も実は少し有る・
・しかし、最大の理由は単純に鈍感なだけである。
《メタい話》
実はIBGMが有る
https://www.youtube.com/watch?v=bLBbRLgh5PY