Δ-6

作成日時: 2020/01/31 08:41:26
個体名:ララドランカ・アルトリング

▼発生
人工的にブラックタールを生み出し利用する計画を行っていたとある巨大な研究所で生み出された
但し、彼女の場合は一般的な量産型ではなくコストを度外視して唯一個体を生み出す極秘研究の産物
しかし、特殊な能力や優れた身体能力、知能などを搭載する個体の製造は生半可なモノではなく研究過程で大量の失敗作が生み出され廃棄されていった
相当な規模の資金と年月、犠牲を費やしながら進められた計画は最終段階…つまり、コンセプトに沿い様々な機能を搭載した唯一個体を生み出す計画が開始された
彼女はΔ計画…どのような気候や地形にも対応し継続的な戦闘を可能な個体を生み出す計画の成功体である
創薬能力や変化能力を搭載した結果直接的戦闘能力はαやβなどには劣るが極めて高い汎用性を手に入れた
尚、彼女がアルビノなのは予定に無く、イレギュラーである。希少性が高いため再現性を求めたが、彼女以外にアルビノとして生まれた個体は存在しない
識別コードは白波姫

▼研究所にて
生体兵器として生まれた彼女だが、唯一個体の成功例であるために非常に、それこそ上級の研究員などよりも大切にされ、自由に出歩けないことを除けば何不自由なく生活出来ていた。
基本的には研究所内に与えられた一角で読書をしたり好きなモノを食べたり自身の能力の練度を高めたりしながら生活し、時々上からの指令で実地試験として対象を殲滅していた(元々生体兵器として生み出されたため倫理観等は存在しない)
しかしある任務の帰り道に見た黄金の月の美しさに心を奪われ、未知を既知にせんと考え、護送班を皆殺しにして逃亡
前述の通り、精神が一般的なソレとは異なっているため親しくしていた護送班の殺害にも躊躇いは覚えなかった
以降は自身の好奇心が赴くままに世界各地を旅して回り


基本的に一か所に居つくことなく放浪していた彼女だが例外もある
一時期、とある女魔術師(カーミラ)と仲良くなり七年ほど郊外に建つ彼女の家に身を寄せていたこともある
尚、カーミラは相当に狂った女であり(家が郊外にあったのもそのため)ララドランカもかなりの影響を受けてしまっている
彼女の名前はその女魔術師に貰ったモノ(以前はそのまま、でるた・しっくす と名乗っていた)
五年後にまた会おう、そう言って旅に出た彼女だが五年後、再びカーミラの家に訪れた時、其処は既に廃墟と化していた…それっきりカーミラとは会えていない…何があったのかも解らず、何時かもう一度彼女と会える日を夢見て今日も彼女は旅をする
猟兵となった要因も不明。たまたま彼女が滞在していた街で起こった事件に巻き込まれ、やってきた猟兵と主に事件を解決。その時猟兵になっていたことを知った。

▼現在
猟兵としても動きはするが基本的には以前と同じように各地を放浪して好奇心を満たしている

▼余談
旅の途中で気紛れに嘗て研究所があった場所に行ってみたところ此方も廃墟と化していた
真黒な違法研究所だったため何者かに滅ぼされものと思われる


・基礎スペック
知識:研究所の叡智が(無理やり)詰め込まれている
全環境対応:気温や湿度に問わず活動可能(火山地帯や極寒の地でも)
食事:何でも可。鉱物や草木でも問題無い
変化:アルビノではあるモノの何にでもなれる
再生能力:細胞の一片でもあれば再生可能
分離:バラバラに分裂しても此処に思考して動ける
組成変化:自身の細胞の組成を弄ることにより数多の薬物を自在に生み出せる

・性格その他
アンニュイでいつもローテンション。平坦な口調で淡々と喋り感情の起伏も見せない
にゅるにゅると掴み処の無い性格をしていて、何を考えいて何をしたいのかよく解らない
面白半分に場を搔き乱す愉快犯的思考を持っている
百合のモノ。
彼女の本質は兵器。故に普段は見せないモノの実は凄まじく凶暴
一度スイッチが入れば普段の淡々とした姿は鳴りを潜め高笑いしながら虐殺して回る悪鬼羅刹と化す

兵器であるため意識的及び無意識でも自身の所有者を求める。所有者は
意志が強いこと・我儘なこと・ララドランカの価値を認めその身を欲すること
の三つを加味して最後に自身の好みで決める
今のところ所有者がいたことは無いがもし仮に所有者がいたのならば極めて従順に従うだろう
(この精神性は研究所側が彼女を利用するために調整したためだったが
三つの条件はまだしも彼女の好みに合わず誰も所有者になることは出来なかった)
基本情報
更新履歴
情報
作成日時:
2020/01/28 20:19:17
最終更新日時:
2020/02/10 18:01:19
記述種類:
標準

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