PBWめも
猫柳経歴走り書き
作成日時: 2023/12/12 17:58:30
序
『退屈のなかで猫は死んだ。しかしそれは生き返った』
平穏な毎日。飢えず乾かず当たり前に享受していた至上の退屈。乏しい刺激に危機感は鈍化し、やがて子どもは自分だけの特別を夢想する。
世界の危機に駆けつける強力無比なデウスエクス!すごい!
本当に―――どうかしていた。
破
『虎を描いて猫に類する』
寒さと空腹と孤独。見知らぬ土地に投げ出された少年は震えた。
いくら寒くても泣くことはないと思っていた。いくらお腹が空いても耐えられると思っていた。誰にも頼れなくても生きていけると思っていた。
しかしまさか本当に、そういった恐ろしい物事に対して、何ひとつ苦痛を感じないとは思っていなかった。
どうやら、ディアボロスとは、ヒトではないらしい。
その得体の知れなさを自覚したとき、漸く身体が震えた。震えたことに少しだけ安堵した。
この感情を手離してはいけない。
復讐心がディアボロスの力の源だとするならば、恐怖心こそが自分が自分である証だ。
急
『"たりない"だらけの猫被り』
終
『■■■■■■■■■の猫柳』
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作成日時:
2023/12/12 12:52:21
最終更新日時:
2023/12/12 17:58:30
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