尚子
・よくあるめんどくさいパターン。

澪
・睡魔でボーッとしちゃう。
・なんか可愛くなっちゃう。



尚子
「それでさぁー聞いてよつゆりくんー、その上司がさぁ」

澪
「……うん」

尚子
「こっちは新人なんらし、もうちょっと優しくしてくれてもいいと思わない!?
　ねーつゆりくーん！」

澪
「………うん」

尚子
「ここはつゆりくんからママさんにぃー……んぅー？
　つゆりきゅーん？　起きてるぅー？」

澪
「………ん」

尚子
「あはは、つゆりきゅん眠いんらぁー。
　おねーさんのお膝貸してあげよーかぁ？」

澪
「んぅー……ねむくないもん……」

尚子
「えんりょはいりません！
　おねーさんのお膝ねぇー、やわらかいよー、ポッチャリだからぁ。
　いひひひひっ」

澪
「ぼく赤ちゃんじゃらいのぉ、まらいちごたえてないぃ」

尚子
「んえ？　いちごのケーキ食べる？
　頼んであげよっかぁー。
　ああすいませーん、いちごのくださーい！
　あー、なんれもいいっすなんでも、うん、ケーキ、ケーキくらさーい」

澪
「んうぅー……」

尚子
「あー、つーきゅんまだ寝ちゃダメだぞー」

澪
「ねらいお、ここ、ちゅめた……きもちぃ……」

尚子
「ふひひ、テーブル？
　きもちい？
　おねーさんの手もっときもちいよー」

澪
「らめらのぉー、ママにおこらえひゃうお？」

尚子
「えー、なんでぇ？」

澪
「いるかしゃんとあしょんだやおねーしゃん＊※☆△＃」

尚子
「つーきゅんなに言ってるかわかんなーい」

澪
「ん……おねーしゃ」

尚子
「んぅー？
　なんだいしょーねん」

澪
「……ぎゅうして？」

尚子
「ぎゅーでもチューでもしてやるさぁーっ、おじさんしあわせよ澪きゅんっ！」

澪
「おねーしゃんおんにゃにょこだよぉ」

尚子
「もーねなさい！　おじさんがゆるす！」

澪
「いちごぉー」

尚子
「来たら起こす！」

澪
「んゅ……ねむくにゃいもん……」

尚子
「うへへへぇ、れーきゅんほっぺスベスベだねぇ、ねこちゃんみたいだねぇ可愛いねぇ！」

澪
「んみゃ、うぅ……ねこしゃんにゃいもん、あったかいらけらもんー」

尚子
「ぎゅーはあったかいよね、きもちいもんねー」

紫崎
「……澪の携帯から訳わかんねぇメール来たから迎えに来てみりゃあ……どういう状況だこれ」

尚子
「ふへへぇ、お迎えごくろう！
　れーきゅーん、鬼が来たぞぉー」

澪
「おにぃー？」

紫崎
「……ぶっ飛ばすぞ酔っ払い。
　つか未成年に酒飲ませてんじゃねぇよ」

尚子
「未成年は飲んじゃいけないなんて決まりはなーいっ！」

紫崎
「いやあるからな」

尚子
「なーい！」

紫崎
「……おい、家帰れ豆猫。
　テメェの姉貴が心配してたぞ」

澪
「やぁー、いちご食べゆのぉー」

紫崎
「あぁ？　苺？」

尚子
「そーだ、折角来たんだしぃ、あーんしてよあーん！
　ケーキあーん！」

紫崎
「冗談は見た目だけにしとけ」

尚子
「しっけーな。
　いーじゃんいーじゃん、一緒に食べよーよー！
　あーんはマロンだぞせーしょーねん！」

紫崎
「マロンは栗だ馬鹿女」

澪
「けーきぃ」

尚子
「ケーキ、ケーキ！」

紫崎
「……それで最後にしとけよ」

澪・尚子
「はぁーい」