名称　エクス・マキナ
それはある計画によって作り出された人形
全宇宙の記録が集まる宇宙記憶【アカシックレコード】。本来はアカシックレコードに接続・融合しあらゆる記録を引き出すことのできる接続端末として作り出された。
しかし、そもそも人の作りだした人形を宇宙記憶に接続すること自体非常に困難であり、結果として実験は失敗した。
全ての知識の閲覧が可能になるはずであった人形はアカシックレコードのわずか一部分、【物語】が保存されている領域にのみ接続を可能とするにとどまった。（正確には接続だけにとどまらず、ほぼアカシックレコードの一部分として融合していた）
人形がアカシックレコードの一部と接続・融合したとはいえ全宇宙の知識を手に入れることを目的としていた研究者たちは失望し、人形を破棄しようとした。
しかしそれを哀れに思った人形の製作者が自ら人形を引き取った。
一部分とはいえアカシックレコードと接続・融合した人形にはすでに自我が生まれており、製作者とともに過ごすうちに希薄であった自我を徐々に確固たるものへと変化させていった…（文章はいったんここで途切れている）