『桜魔の書』の中身

作成日時: 2021/05/05 18:03:18
 イット
◆壱途を辿り

 オウカランマン キョゲンジャッカ
『桜花爛漫・虚幻弱華』

自分以外の存在の体力を徐々に減少させる桜吹雪の空間を創り出す
自身の姿を感知させない効果も有り、一人対複数の時に真価を発揮する
元になった術式の一つには《穏形術》が用いられている

 ニドウ
◆弐道に迷い

 キュウオウカイカ メイメイシュリュ
『吸桜開花・命酩朱龍』

桜などの生命体に触れる事で体力を回復できる(桜が一番効率が良い)
吸いすぎるとお酒を飲みすぎたが如く酔った状態になる、気持ち悪さ凄いぞ
それと生命力を吸うごとに体中に桜の文様が広がっていく
その文様は、まるで龍の鱗のよう…

 サンズ
◆参途を渡れば

 マガツカグラ オウリョウランブ
『禍津神楽・櫻繚乱舞』

術式起動の合図、其れは『禍津神楽』を舞う事
やり方は本に記してある、何処か―――七つ神楽と似通っている

その舞自体が一つの攻撃の型であり、舞う時点で貴方は神懸る
身体能力の向上及び、己が体に禍津神の加護を降ろす舞
最後の舞に至れば貴方は『あらゆる厄災』を禍津神以外から受け付けなくなる

適正を持たぬ者が踊れば、その厄災に身を滅ぼされる為
・厄災に徐々に慣らすため段階的に下ろし出力上げる『禍津神楽・練式』
・不可が強い代わりに一気に加護を下ろす『禍津神楽・極式』
この二通りのやり方がある
『極式』は『舞到』をいきなり踊る感じ
因みに適正持ちには『誘七』…イザナの血筋の物が当たる

・禍津神楽・錬式の内容
 ジョブ ソゲンコブ
『序舞・礎源固舞』 始まりを創る舞、土台をつくる
 ジブ  デンカゴブ
『次舞・伝加護舞』 次に繋がる舞、芽生える為の力を与える
 ハザマ  カカイケンブ
『狭舞・華開顕舞』 半ばまで辿った舞、力が地表へ形を表す
 マギワ チョウリキジュブ
『舞際・暢力樹舞』 終わりの手前を捉える舞、力強く加護は頂を目指している
 マトウ シュウキョクレンブ
『舞致・終極練舞』 禍津の極みへ至る舞、禍津神の加護は此処に満開の華を咲かす

 シセン
◆肆線が見え

サイテンカジュン コギトウカイカン
『災転禍巡・枯礙韜晦圅』

『災い』転じて福為さず、彼奴に巡るは『禍』一つ
敵を巨大な禍々しい箱型の結界の中に封じる
その空間の中にいる存在の力を徐々に吸い、空間は時間をかける程に強固になっていく
更に内部の攻撃を吸収、及び反射する効果も有り、攻撃すれば反撃を喰らう事だろう
故に、最初の一撃で破壊するつもりでいかねば脱出は不可能に近しい
この圅自体が一種の結界であり、陰陽道の理論も組み込まれており
時間が経つほどに結界自体も縮小していき、敵の逃げ場はどんどん消えて、やがてその結界は…花を散らす様に一切跡形もなく消えてなくなる
――其れこそ、神隠しに在ったかのように、最初から何もなかったかの如く

 イケイ
◆伍経と成りても

 シャユウヘロウジン シュセンゴロウ
『赫融祓龍陣・硃染護櫻』

複雑な陣を地面に展開
展開後辺り一面、自身が指定した範囲(陣生成時に範囲指定が可能)に紅の桜の花弁が舞い
その花弁が己にとっての厄災(敵)を自動で狙い、己が主や仲間を守護する
花弁自身に一つの意志を持つようにも見えるがAIのようなプログラム式でもあり意思らしい意思は無い
精霊の類を宿させる事でより自由度が増す事も有る。
如何様にも形を変える為、時に盾、時に龍、時に巨人となり変幻自在に花弁は動き、術師とその仲間を護る
更に花弁自体に熱が込められており、花弁の熱は龍の息吹を直接ぶつけられたかの如き熱量だ
―――此れなるが、どんな相手だろうと必ず例え相手がどれ程固かろうと必ず穿つ、絶対の守護を誇る祓魔の意志
なお、『赫融祓龍陣』を直接敵に設置が出来、複数重ねも可能
起動した際の陣の数にも寄るが、その熱量はどんな装甲も溶かし貫ける事だろう

 リクロ
◆陸路を歩み

ジャバツシンオウ バンブツザンカ
『邪伐神櫻・万物斬華』
辺りの空間に幾重もの桜の花びらを産み出す
それら一つ一つが、己が敵全てを斬り裂く神櫻の花弁
召喚した花弁を一塊にすれば、櫻刀へと形を変える
其れは厄災の神の加護を宿す
されど、其れは邪にこそ災厄を齎す、断魔の刃だ
―――ならば、その刃に斬れないものは何もないだろう

櫻刀の名は決まっていない

 ナギ
◆漆岐を超えれば

リュウオウジュバンサン グソウレイメイカ
『龍櫻呪晩餐・喰想黎明華』

己が想いを呪に変え、「想い/呪」喰らう龍を産む
禍津神の権能により二柱の神…桜女神と龍神の力を調和し生れ出た秘術

己の想いが強い程に龍は強くなる
ただしその龍が喰らう厄は己が身で引き受ける必要がある
龍は貴方の想い、超えるのは己自身、という訳だ
見た目は想いによって色事変わるが、共通してるのは龍であることと、桜がどこかに咲いているという事だ

―――夜明けの時は近い、己が華を、想いを、咲かす時だ

    ツイセキ
◆―――終跡が其処に在る

 キキョウシュウ チヨノゲイオウ
『帰郷愁・千世之迎櫻』
其れは見たもの全てに「懐かしい」という感情を植え付ける魔術
魔術を発動すると術師の描いた陣の中から木が生えてくる、役目を終えたら桜が散る様に、桜は消えていく
見た目は千年桜と同じ桜
帰るも帰らぬも貴方の自由、好きにしても良いのだ
―――大丈夫、この空間が貴方を拒む事はないだろうから



隱倅ク
基本情報
更新履歴
情報
作成日時:
2021/05/03 18:41:30
最終更新日時:
2021/05/05 18:03:18
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標準

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