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小夜の設定
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●小夜の過去 元々はとある名家の一人娘として、優しい両親の愛情を受けて育った。この頃は明るくお転婆なところがある、ごく普通の少女だった。 五歳の時両親と旅行に行った際に事故に巻き込まれ、両親は瀕死の重体。自身も重傷を負う。 その時救助に駆けつけた帝都の人間の中に、偶然紛れ込んでいた三代目の黒蝶は、小夜にある取引を持ちかける。 「小夜が三代目のモノになれば、両親は治す」と それしか選択のない小夜はその選択を承諾する。 この日以降、小夜はただの少女から、盗賊黒蝶としての道を歩くことになった。 (両親は三代目の手により完全に回復。しかし、三代目の術によって記憶を弄くられ、黒蝶の部下の少女を娘だと思い込んでしまっている) アジトに連れてこられてから、小夜は三代目から調教や虐待に等しい方法で、ありとあらゆる知識や技術を学ばせられる。 この経験がトラウマになり、小夜は美しい女性を愛するようになり、また、被虐色情者の一面を持ってしまう。 そうして二年後、これで十分だろうと判断した三代目は、小夜に自分の黒い蝶の刺青を移植する事を決める。 三代目は小夜に刺青を移植した後、特製の薬を飲んで自殺。こうして小夜は黒蝶の四代目を襲名することになる。 四代目として初めての仕事は、死んだ三代目の遺体を加工して、美術品に仕立て上げること。教えられた情報と、刺青からの知識によって、小夜はこの仕事を問題なく終わらせた。 その後、正式に四代目になったことを表明。刺青を見れば大体の人間が素直に従ったが、小夜が黒蝶を名乗ることに反対する者もいた。 そういった人間は小夜が直々に「教育」し、服従させていった。このときの経験によって残虐色情者の一面が生まれる。 先代からの部下を全て従え、黒蝶にふさわしい心を持つようになり、四代目黒蝶は完成した。 ●小夜の周りの人物 ○小夜の両親 二人とも優しい人物であり、今でも小夜は二人を深く愛している。しかし、黒蝶を継いで会うことはなくなり、娘として振る舞う部下からの近況報告を聞くのみ。 ○三代目黒蝶 小夜と両親の命の恩人にして、小夜の人生を狂わせた元凶。悪辣な手段を平然と行う外道だが、一定の美学を持っている。小夜からは未だに尊敬されている。 かつてない素材として小夜に惚れ込んでいたので、その「教育」には非常に熱が入っていた。 スペインの人間とのクォーターであり、武器はサーベル。死体操作と風水による地形と運気の操作を得意とした。 見た目はスーツを着たポニーテールの優しげな美女。現在は小夜の地下美術館に遺体が飾られている。 ○二代目黒蝶 黒蝶の二代目。小夜は飾られた遺体と刺青の知識でしか知らない。 インドの殺戮教団の出身であり、そこで特別といわれた存在だったが、15歳の時に教団を抜け出し、紆余曲折あって二代目の黒蝶を名乗り、活動しだした。 肉体が凶器とされる程の身体能力の持ち主で、UCも術も使わずに、鉄扇のみで虎やクマや狼を解体してみせた。 教団で学んだ眠りや幻覚に誘う術を得意としていた。 チャイナ服を着た褐色肌の妖艶な美女。豪快な姉御肌の人間だった。三代目同様地下美術館に遺体が飾られている。 ●小夜の部下 ○フミヨ 小夜の一番の部下であり、表向きの黒蝶としても振る舞うことがある。 三代目の頃から側近として活動しており、幾つかの仙術も扱え、左肩に偽物の黒い蝶の刺青を入れている。 常に冷静で淡々としている、どこか三代目に似たスーツ姿の美女。 ○マユミ 小夜の両親の娘として振る舞っている、部下の少女。小夜と同い年であり、当初は小夜の黒蝶襲名に懐疑的だったが、小夜の「教育」を受け、絶対服従を誓うようになった。 どこか小夜に似た美少女であり、盗みと格闘技を得意としている。
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