ヴィクター・ホリディという男

作成日時: 2021/03/03 02:04:05
かつて"英雄"と呼ばれた男。
・突如出現したオブリビオンマシン群によって亡んだ国の元軍人、現在はフリーの傭兵として活動中。
・撤退戦後、キャバリアの操縦技術をスカウトされ、パイロットとして異動。その後各地を転戦する。
 仲間や国民を逃がす為に首都脱出作戦の参加、作戦に成功するも本人はその後生死不明に。
・コールサインにもなっている「ドク」は元医官である事からきている。
・趣味は賭けポーカー、イカサマをすると強いが普通にやるとそんなに強くない。
・日常はヘラヘラとした優男を装っているが、過去を含めてその本心はほとんど明かさない。
・軍人としての軍務を行う一方、空き時間には医官として医務室につめている事もあり、傭兵となった今もこれは続いている(本人曰く、医者が本業)
・左目は撤退戦時に眼球を傷つけた所為でほぼ視力を失っており、現在は眼下にEPプロペータユニットとの接続ユニットが埋め込まれている(本人曰く、本当は見えている)

■過去
生家は地方都市で総合病院を営んでおり、裕福な家庭の二男として育つ。
年の離れた兄が一人。この兄との兄弟仲は良かったが、姉のように育ってきた年上の幼馴染が兄と婚約してから関係に溝が生まれ、逃げるように軍属の医大に進学する。
それ以降生家に滅多に帰ること無く、軍に医官として赴任。兄夫婦との関係は改善しなかった。

そして始まったオブリビオンマシンの侵攻により、故郷も家族も失うことになる。
ヴィクターはこの事に深い後悔を抱え、それは未だに彼の心を縛り付けている。

■搭乗キャバリア
古語で"祈り"と名付けられた機体は、かつての祈りが消えた今も戦場にあり続ける。

【機体名】T-55M1C プレケス "Preces"
【タイプ】クロムキャバリア
【外観】全身スラスター、重装甲の中量二脚 色味は暗色系のロービジカラー
【設定】
簡易量産キャバリア・T-54の統合強化型であるT-55をベースに開発されたバリエーションの一機。
「M1」は原型機よりも、装甲やスラスターを強化した特殊戦用の機体である。
内蔵武装系がほぼオミットされ、その代わりに搭載された高出力エンジンとスラスターにより高い運動性能と重装甲化することに成功している。
ただし、その全身に増設されたスラスターをフルスロットルにして使用した場合、一瞬でパイロットに対して『殺人的な加速』が発生する。
その為、パイロットからは「100%の加速を使えるのは死人だけ」と言われていた。
ホリディ機には頭部側面、両肩口、両足にセンサーユニットが増設されている。

【武装】
武装面においてはほぼ一般機の武装と共通。
ホリディ自身は使い勝手のいい「RSキャバリアショットガン」を好んで使用する。

・RSキャバリアショットガン
キャバリア用の多目的自動ショットガン。ショットシェルの入れ替えで目的に応じた射撃を可能とする。
電動機構による自動装填を主としているが、作動の確実性を重視したスライドアクションによる手動装填も可能。
対キャバリアはもとより装甲車や戦闘艇などの小型目標の攻撃も目的としている為、随伴する歩兵部隊からの人気が高い。

・RS-S小型分割弾頭ミサイル
キャバリア用の小型ミサイルポッド。
通常のミサイルポットに比べ威力、命中精度は落ちるものの装弾数が多く、主に牽制や迎撃用に多用される。

・EPーAダインスレイフ
莫大なエネルギーを消費する腕部搭載型のフィールド発生装置。
腕部そのものを強固な武器とし、機体の突撃力を活かして敵機を貫くプレケスの”切り札”。
元々はスーパーロボットに組み込まれていた装置を解析、キャバリア用のエネルギーシールドと再設計されたもの。

・EPプロペータユニット"Henry"
機体に組み込まれた超高度情報分析AI。
センサーから獲得した各種情報を元に高度演算を行い情報の最適化を行うシステムとなっている。
なお会話による意思疎通も可能だがコメントは辛辣。

…以上の情報は他プラントにも通知された情報である。
このシステムの本質はシステムを通し最適解をパイロットに強制的に伝達する事である。
オブリビオンマシンのパーツから開発されたこのシステムは、その絶大な性能と引き換えにパイロットへの負荷を多大とし、その結果として身体の機能低下や記憶障害、最悪生物としての死―パイロット、しいてはキャバリア自体のオブリビオン化―を招く結果となった。

【備考】
特徴的な頭部センサーアンテナの形状から一部からは「黒兎」「ウサミミ」と呼ばれているとかいないとか。
基本情報
更新履歴
情報
作成日時:
2021/02/27 02:16:19
最終更新日時:
2021/03/03 02:04:05
記述種類:
標準

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