自立駆動式多脚戦車型ウォーマシン 型式番号B-YY型

作成日時: 2019/07/07 22:17:38
型式番号 B-YY
所属 銀河帝国軍所属直轄統治惑星 アヴァブル
製造 テクロマイト社
生産形態  試作機
全高 2.66m
頭頂高 2m
本体重量 25.0t
全備重量 28.0t
装甲材質 超硬合金リタチウム
出力 900kw
センサー有効半径 1,000m
最高速度 70km/h
武装 多重次元に基づくシュレディンガー解釈搭載型コンテナ

テクロマイト社の試作機で、頭部はテクロマイト社製人工知能トゥメルギアスとされる。大型の腕と小型の腕を使い分けることにより、基地建設から戦闘まで幅広い活動をこなすことが出来る。戦車と呼称されてはいるが実際の運用は大きく異なる。

『彼方の欠片』を用いた普及計画に基づき、B-CY型をベースに『彼方の欠片』の動力系テストベッドとして開発された多脚戦車。開発には同作戦の下、多くの企業が参画し、急遽ロールアウトに漕ぎ着けた初の多脚戦車型ウォーマシンであり、戦場を選ばずどのような立地でも活躍することを主眼に置いている。

当初は対ウォーマシン用として開発されていたが、帝国によるウォーマシン次期主力戦力構想の導入により万能活動型ウォーマシンへと変遷していった。安定性と機動性の確保と下半身には多脚型無限軌道方式を採用している。動力炉は核融合電池と『彼方の欠片』を採用したハイブリッドタイプであり中型ウォーマシンでありながら多大な出力を発揮する。本機は他社が開発している人型兵器よりも戦車に近い機体とされる。

宇宙世紀0077年にはコアブロック搭載型の原型が完成し、その後2号機から4号機までがサイド7へと運ばれる[7]。4機生産された機体のうち初号機は製作スケジュールの都合からコア・ブロック・システムが省略され、操縦用と戦闘用で二つのコクピットを有する。2号機はコアブロックのみですべてをコントロール可能な改修がなされた機体。実戦参加した3号機はサイド7で実用テスト中だった機体のうち、唯一の残存機となる[12][注 4][注 5]。その後、ガンタンクは先行した7機で生産が中止される事となった[7]。