花色衣・香鈴 詳細(随時更新予定)

作成日時: 2020/10/25 05:41:33
花咲き(花憑き)病で花吐き病の女の子。何故怪奇人間(短命)になってしまったのかという部分についてを運命・宿命レベルで理解している……らしい。
本人曰く名前は偽名。但し香鈴の字は本物で、「かりん」というのが本名だったようだ。何故今の名前にしているのかは不明。
怪奇人間になってしまったきっかけ自体は齢1桁の頃、どうやら幻朧戦線にも関わりのある組織の非人道的実験に起因する様子。

兎に角草花に異様なレベルで好かれる体質と化している為、至近距離ですれ違った植物からは必ず種を植え付けられるが花は咲かせど決して実は生らず、当然次代の種も残せない。また、人としての生殖機能も失われている。
「花咲き病は花裂き病」とばかりに体は寄生している植物によりあちこち裂けているものの溢れる血すら栄養にされてしまう為零れることはない。痛みはあるようだが「慣れているので」と淡く笑うのみ。

寄生中の植物は光合成するが生まれた栄養は大半が香鈴に流れる為植物そのものはあまり成長しない。しかし人間1人の命を余裕を持って維持しきるには足らないらしく香鈴自身も殆ど成長しない。
しかしエネルギーが体を巡る際には疼痛(これは上記の『裂ける』よりもきつい様子)を伴う。花憑き人間として陽光と飲水は生命維持の為には避けられないが、月光のみ光合成がほぼ出来ない(陽光で行えるのが100%なら5%程度なんだとか)代わりに体が痛まない為月の光を好む。
新たな種を何処からか貰って来た後はどこかのタイミングで発作が来て、咳や嘔吐と共に先に寄生していた植物の花を吐き出しそれが終わると暫くした後に新たな種類の植物と入れ替わる様に枯れ落ちて抜け出る。
花吐き病には『恋』が関わるという噂もあるが本人は「お願いだからその話はしないで」と嫌がる。

植物が生える場所はある程度固定(現状、右二の腕・左太腿まで確定)。真の姿では片目が金木犀に乗っ取られる。基本的に寄生植物は野草から低木の範囲までで、高木の類は無い。
一見植物に完全利用されているかに見えるものの、当人曰く「共生状態」とのこと。
植物由来の毒はほぼ効かない。逆に言うと植物由来の薬(漢方等)も殆ど効果が無い。自身は草花の毒を扱うことも出来るがある程度であり、そもそも使いたい時毒草が自分に生えているかは運。尚、キノコは植物とは別物である為キノコ毒は効く。火気や刃物を常人以上に恐れることはないが飲水できなくなる事態は常人よりもやや危険。(陽光を浴びることより飲水の方が優先順位は上)

都合上、普通の人とまともな場所でまともに働くことが出来ないが猟兵として依頼をこなす中で加工に向いたアイテムを手に入れ、アイテム屋(仮称)に素材として仕入れるのが仕事。
サクラミラージュに暮らしてはいるが迷惑になるまいと自ら家を出て家族との縁を切った為、既に身寄りはなく、うっかり服の下の植物が見えたり発作が突然来ると人には怖がられたりするので人前に出ることを苦手とする。路地裏などの人気が無い場所が落ち着く場所。
病気の為に体力や集中力があまり無いくせ人に迷惑をかけまいとふらふら歩いて行ってはよく迷子になる。方向音痴というわけではなく、その土地もよく知らないのに反射的に人の居ない方へ行ったりする所為。

羽衣のような物の両端に綺麗な宝玉がついたものを武器として扱う。宝玉同士を打ち合わせた時の音色を鳴弦の様に禍祓いの力をして用いるのが主だがそのまま殴りつけることも出来る。宝玉は何故か物凄く頑丈で幾度となく打ち合わされたり叩きつけられているが傷ひとつない。布の方は実際には布というより魔力で織り上げられている状態に近いのが実態である為あまり気にする必要は無い模様。
幽世蝶には今自分に生えている植物の命を自分から抜き取って付与して使わせることが出来る。しかし抜き取った植物は元(体)に戻らない為生えている全ての植物を使い切ることは出来ない。(『共生』である為全て抜けると物理的に死ぬ。花憑き(病)故の苦痛と短命である筈なのでどっちもどっちと言えなくもない)(※現在UC調整中の為使用不可能力)

◆容姿
胸くらいまでの黒髪、左肩口で束ねている。一つ結びか三つ編みかは気分らしい。
金木犀色のおっとりした瞳。
痩身、恐らく業病の所為。食も細いが寄生する植物の光合成がある程度補ってくれているらしく顔色はそう悪くも無い。