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https://drive.google.com/file/d/1v7HKa4iCid1sGT7xwsl7mGdU_XVRz75l/view?usp=sharingいつだったか、だいぶ前のことです。
私、リリエは年端も行かない"彼"と情を交わしていました。
まだ幼く、私より頭ひとつ背の低い彼。
教会から少し離れたところにある、誰も使っていない小屋での逢瀬。
ランプの薄明かりの中、じゅぷじゅぷと淫らな音が響きます。
彼が夢中になって腰を振り、私は股座をひらいてそれを受け止めて。
*が奥までぐっぐっと迫ってくれば
その度に体は悦んで、ビクビクと震えてしまいます。
ああ、こんな私に一生懸命になってくれるなんて。
愛おしくなって、その赤い顔をぎゅうっと抱きよせると
胸元にうずまったまま、彼の顔がますます赤くなっていきます。
――ああ、本当はいけないことなのに。
あの日、教会で彼が恥ずかしながらも告白した言葉。
『天使様に恋をしてしまった』と……。
決して清らかではないこの身。
にもかかわらず『天使様』と純粋な眼差しを向けてくる瞳。
その瞳に耐えられず、そして熱に浮かされたその肌に触れたくて
私は過ちを犯してしまったのです。
その幼い指に、私の指を絡めると、恋人握りのようにしていって。
そしてナカは探り当てられた気持ちの良いところに、ごん、ごんと。
思わず仰け反って、きゅん、きゅんとナカが疼いてしまいます。
天使様、天使様。彼が何度も私を呼びかけて、求めて来ます。
その時……私は一体どんな顔をしていたのでしょうか。
天使の微笑みを湛えていたのか。
それとも雄を求めるふしだらな情婦の顔をしていたのか。
彼の昂りが限界に達して、びゅう、びゅう、と。
その吐き出された熱いものを体が求めて
繋がったままの*****を、きゅう、きゅうっと。
子宮に注がれる精液の感覚に、堪らない快楽と幸福感を覚えるのでした。
その後、しばらく彼とは何度も逢瀬を交わしました。
その小屋はもちろん、森の中や川辺、果ては教会の中で。
最初は純粋だった彼も、いつしか肉欲の情が強くなっていき
私はそれをわかっていて、彼が求めてくるのを拒みませんでした。
私は、彼を汚してしまったのです。
しかし、終わりは突然にやって来ます。
村を魔物達に襲われて、彼は私を守ろうとして命を落としてしまいます。
こんな女のために命を落として、真に生きるに値するのは彼のはずなのに。
それはきっと、私の過ちに対する報いだったのかもしれません。
もし主が、こんな私の声を聞き入れてくださるのならば
願うことを許されるならば――
彼の汚れが濯がれて、その御下に召されていることを心より祈ります。
リリエ・ヘブンリーブルー