ある日の懺悔

作成日時: 2022/03/10 18:55:45
mp3
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いつだったか、だいぶ前のことです。
私、リリエは年端も行かない"彼"と情を交わしていました。
まだ幼く、私より頭ひとつ背の低い彼。

教会から少し離れたところにある、誰も使っていない小屋での逢瀬。
ランプの薄明かりの中、じゅぷじゅぷと淫らな音が響きます。
彼が夢中になって腰を振り、私は股座をひらいてそれを受け止めて。

おちんちんが奥までぐっぐっと迫ってくれば
その度に体は悦んで、ビクビクと震えてしまいます。
ああ、こんな私に一生懸命になってくれるなんて。
愛おしくなって、その赤い顔をぎゅうっと抱きよせると
胸元にうずまったまま、彼の顔がますます赤くなっていきます。
――ああ、本当はいけないことなのに。

あの日、教会で彼が恥ずかしながらも告白した言葉。
『天使様に恋をしてしまった』と……。
決して清らかではないこの身。
にもかかわらず『天使様』と純粋な眼差しを向けてくる瞳。
その瞳に耐えられず、そして熱に浮かされたその肌に触れたくて
私は過ちを犯してしまったのです。

その幼い指に、私の指を絡めると、恋人握りのようにしていって。
そしてナカは探り当てられた気持ちの良いところに、ごん、ごんと。
思わず仰け反って、きゅん、きゅんとナカが疼いてしまいます。

天使様、天使様。彼が何度も私を呼びかけて、求めて来ます。
その時……私は一体どんな顔をしていたのでしょうか。
天使の微笑みを湛えていたのか。
それとも雄を求めるふしだらな情婦の顔をしていたのか。

彼の昂りが限界に達して、びゅう、びゅう、と。
その吐き出された熱いものを体が求めて
繋がったままのおちんちんを、きゅう、きゅうっと。
子宮に注がれる精液の感覚に、堪らない快楽と幸福感を覚えるのでした。

その後、しばらく彼とは何度も逢瀬を交わしました。
その小屋はもちろん、森の中や川辺、果ては教会の中で。
最初は純粋だった彼も、いつしか肉欲の情が強くなっていき
私はそれをわかっていて、彼が求めてくるのを拒みませんでした。

私は、彼を汚してしまったのです。

しかし、終わりは突然にやって来ます。
村を魔物達に襲われて、彼は私を守ろうとして命を落としてしまいます。
こんな女のために命を落として、真に生きるに値するのは彼のはずなのに。
それはきっと、私の過ちに対する報いだったのかもしれません。

もし主が、こんな私の声を聞き入れてくださるのならば
願うことを許されるならば――
彼の汚れが濯がれて、その御下に召されていることを心より祈ります。

リリエ・ヘブンリーブルー
基本情報
更新履歴
情報
作成日時:
2022/03/10 18:55:45
最終更新日時:
2022/03/16 18:45:48
記述種類:
標準

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