■依頼に赴くシエナ
シエナにとって依頼に赴く事とは遊びに行く事と同義である

というのもシエナにとってオブリビオンとは大切な『お友達』候補であり、余程の事がニア限りオブリビオンに向ける感情は「好意」や「親愛」のみなのだ。
例え、相手が殺意や敵意を向けて襲い掛かってきたとしてもシエナにとってはお友達候補が遊びに誘ってくれていると認識して喜んで一緒に遊び始めるだけです。

ただ、シエナは元々が人を呪殺する為の道具であり、ヤドリガミとなる過程で沢山の怨念を取り込んでいる
それ故にシエナがどれ程の親愛を向けて遊んでいても怨念からの干渉により無意識の内に相手を殺める一撃を繰り出し、場合によっては他の猟兵やオブリビオンですら慄く猟奇的行動をとってしまう
そして、オブリビオンが息絶えたとしても、シエナは相手が遊び疲れて眠ってしまっただけと認識して【友達作りのおまじない】を掛ける事により正式に『お友達』に迎え入れたり、【スカートの中の人形世界】に入って貰い『お友達』として休んで貰おうとするのである。


■シエナの器物
シエナの器物はとある呪術師が作り上げた所有者を死に誘う事を前提に作り上げられた人形である、
誰かの所有物となった人形はその身に蓄えた呪詛を使って所有者の感情を暴走させて死に誘う。
そして、所有者が死亡すればその魂と怨念を取り込んで自身の呪詛をより強固な物にしてゆくのだ。
ただ、呪術師は次々と所有者を死に誘う人形が正体を看過した物によって破壊される事を恐れ、その可能性を低くする為の機構を搭載した。
それが人形とセットになった繰り手である。
繰り手は呪詛から作られた糸を伸ばす事によって死亡した所有者の体を一時的に操り、人形の売却ないし他の者への譲渡を行わせる。
それ以外にも人形に対して攻撃をされた際には繰り手から呪詛返しの応用で人形が受ける筈だった傷を所有者に負わせる機能が搭載されている。

■シエナの仮初
シエナの仮初は