イフのこと

作成日時: 2021/01/24 21:21:00
・背後の備忘録のような裏設定の様な。
・このメモ前提のRPやプレイングは特にしません。
 なのでお気軽に見なかった事にして頂いてだいじょうぶ。




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■イフのこと

【近況】
 最近ぬいぐるみ屋さんを始めた。
 レディメイドもオーダーメイドもどちらも扱っている。
 ただ、できるだけ「いらしたお客さまにぴったりの『おともだち』を」という方針から
 基本オーダーメイド。
 お客様の前で布と花と魔法の金の糸で縫い上げて、その場でお渡しする。


 基本、人を呼ぶ時はファーストネームを呼び捨て。
 不可の場合は一言言って下されば改めます。

 ひとが好き。やさしくしてくれる人はもっと好き。
 自分の事を覚えてくれてるひとはもっともっとすき。
 そんなひとたちを傷つける様な、乱暴なひとや、オブリビオンは苦手。
 好きな人たちにはいっぱいしあわせになってほしいし、相手が嫌がることはしたくない。

 好きなものはだいじな人たち、お茶やお菓子、おともだちやお花。
 苦手なものはこわいもの・こわいひと。あと辛いもの。
 嫌いなものはいまのところなし。

 あまり表に出さないが、肉体の死をすでに迎えた自分にとって、忘却こそが死だと思っている節がある。
 そのため、忘れられることに恐怖感を抱いているし、忘れる事に強い罪悪感を抱いている。


■イフの世界
 目に見えるヒト、オブリビオン、怖い動物などは、ぬいぐるみか人形に見えている。
 以前教えられた「怖いのなら『おともだち』だと思うといい」という言葉が無意識に表出した結果。
 こわくない動物(小動物や魚、あまり大きくない水棲生物など)は普通に見える事も。

 一応相手が「ほんとうはぬいぐるみではない」とうっすら分かっているけれど
 恐怖から強すぎる自己暗示を解くことができないでいる。
 なお、相手に失礼にあたるかも、という認識はあるようで、この事を人に打ち明ける事は滅多にない。

 こわくない・大丈夫なひと、と認識した際は、徐々に「その人自身の姿」で見えるようになる。


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【イフも知らないこと】

・実は2度記憶を失っている。
 一度目は生きた身体からデッドマンに変わった時。
 知らない人やオブリビオンを極端に恐れるようになったのはこのころ。

 二度目は「あのひと」と別れ、棺の中で眠りについた時。
 喪失のショックからか、なんらかの力が働いたのかは不明なままである。

・イフの「ヒトをぬいぐるみのように治療する」魔法は
 「ヒトがぬいぐるみや人形に見える」自己暗示によりその力を強めている。
 そのため「ヒトに見える相手」に治療を施すときには、治療効率が若干落ちる。(治療できないわけではない)

・イフの「衝動」
 世界はほんとうは、こわいものだらけ、こわいひとだらけ。
 ひとも、オブリビオンも、みんなイフを、イフのたいせつなものを、ひとを、奪っていく。
 けれどあのひとは言った。
 すべての生は祝福を受けて生まれて来るのだと、この世はよろこびに満ちているのだと。

 それを証明するために彼女は生きている。
 だから、彼女が眠りにつくとしたら、それを証明したと感じた時か、生に絶望したときなのだろう。

・むかしのこと
 とある少女の亡骸があった。
 何もない世界の中、痛みばかりを植え付けられ死を迎えた少女を不憫に思った青年は、
 彼女を生ける屍として甦らせ、我が子のように慈しんだ。


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【memo】

■イフの魔法
 治療・治癒とぬいぐるみの操作が得意な「黄金の糸の魔法」と
 自己強化が得意な「花の魔法」を主に使う。
 治癒に関しては、花や花弁を生地やワタに、黄金の糸で縫い合わせ、
 「おともだちを治すように」治すことができる。


■「おともだち」
 イフが使役しているぬいぐるみたち。
 質量あるちゃんとしたぬいぐるみだが、イフが呼び出せばどこにでも現れる。
 既製品だったり、自分で縫い上げたものだったり、いろいろ。
 けれど、その出自に関わりなく、どの子も名前をつけて大事にしている。
 つくろって治すことは出来るが、完全に消滅してしまった子を取り戻すことはできない模様。

■「箱庭」
 イフの住む屋敷がある、UC「フェアリーランド」相当のエリア。
 彼女の持つ「お花を入れたガラス玉」に触れた人、もしくはそれを託された人
 あるいはイフが招いた人が入る事ができる。でもたまに人が迷い込む事がある模様。
 中は四季の花が咲き乱れる広い英国風のお庭と、少し古びたお屋敷。
 雪のように花や花弁が絶えず降っている(積もることはない)

■「あのひと」
 イフと一緒に暮らし、名前を付けてくれた人。
 おそらく長身で眼鏡の男性。
 名前も、その人がイフにくれた名前もまだ思い出せないけれど、
 その姿や頭を撫でてくれた手のぬくもりは段々と思い出しつつある。

■故郷
 アポカリプスヘルにある研究所の様な場所で、
 「あのひと」と共に暮らしていた。
 比較的平和な地域だった。
 猟兵として覚醒するまでは、あまり戦闘経験はなかった模様。










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(~20201014までのプロフ)
ここはどこ?わたしはだあれ?目が覚めた廃墟の底、何も分からなかった。
覚えていたのは、生い茂るイチイの枝と木漏れ日。だからわたしは、わたしを「イフ」と名付けたの
◆少しだけ思い出した記憶。頭を撫でる大きな手、優しく呼ぶ声
◆トラウマから人もオブリビオンもぬいぐるみや人形に見えている。
ぬいぐるみを愛する彼女にはその方が幸い―けれど最近、大切な人たちは人の姿で見える様になった

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Start:2020.2.1/11歳/129.1cm
IBGM:Ensemble Forecast 3/28(~2020.12)
    うそつき(2021.1~)