これは実際、僕の話なんだけどね。

あの15日のこと覚えてる？
すっごく風の強い日だったよね。
僕はハンクさんと、ニックさんと遊んでたんだ。
初めは良かったんだよ。翼猿を捕まえる方法とか、この国で最も怖い生き物は何かってお喋りしてたんだ。
実際、最も恐ろしい生き物はファンファズムだけどね。
ニックさんはずっと反対してたよ。あの人、ちょっと頑固なんだ。


そう、そうしてたら、雷の音が聞こえてきてね。

本当に怖かった！

ハンクさん、笑いながら僕を盾にするんだもの。
実際、すごい勇気がなかったら意識を失ってたよ。勇気があってよかった。

さすがに天気が悪すぎるから、解散したんだ。
生きていればまた会おう、ってね。



大慌てで家に帰ったんだけどびっくり。

隣の、博士の家が無いんだよ。

だから僕はおじさんに聞いたんだ。「博士の家が無くなったなら、今後■■■■と遊ぶにはどこを訪ねれば良いの？」って。
そしたら「訪ねる場所は無い。」「つい先程、博士夫妻も■■■■も嵐に巻き込まれてしまった。この家ももうすぐ嵐に飲まれるだろう。」なんて言うの。
実際、びっくりだよ。


だから急いで荷造りしたんだ。
準備は大事だよね。
工具を鞄に詰めて、常備薬も持った。
あと一応、おじさんにもらった道具一式もね。
枕を持っていこうかなぁ、って考えていたら、とうとう家が浮いちゃってさ。
嵐の中にいたんだ！
実際、びっくりだよね。



そこからはおじさんと離れ離れ。
いつの間にか僕は知らない国にいてね。
目の前にはとても綺麗な街とお姫様がいたんだ。

そんな素敵なとこにいるのに、僕、とてもお腹が空いちゃって。
目の前にいた□□□姫に頼み込んでマルバスくんをむしゃむしゃさせてもらったわけ。
代わりに人を探せって言われたけど、よく覚えてないや。
その後に、この島に流れ着いたんだ。
実際、びっくりどころじゃないよね。


あとは何聞きたい？僕の好きな歌の話する？
僕の発明品の紹介だってできるよ。
あれ？いらない？
そう？
それじゃあ、また聞きたいことがあったら声をかけてね。