歩くニトログリセリン

作成日時: 2021/01/18 09:44:29
アバンラスティス家の問題児
カタリーナ・アバンラスティスは、高名な騎士の血筋にあるアバンラスティス商会の三女として生を受けた。
厳格な父に兄や姉たちと同じく厳しい躾を受けていたが物覚えが悪く、歳の離れた末の弟とともによく折檻されていた。
しかし父は厳しいものの愛を持って接し、兄や姉もカタリーナを落ちこぼれとして扱うこともなかった。
が、素行の悪さが目立ち、弟に無理やり煙草を吸わせたことから家族総出で説教(父は殴りつけそうになったので兄たちに止められ不参加)されて家出。
暴力、窃盗、恐喝と学友や付近の店舗に多大な迷惑をかけた為に遂にお縄となる。自省を促す為に一週間を拘置所で過ごした。
帰宅後は彼女もしおらしく、なることもなく父との喧嘩で流血沙汰となり遂に勘当、行く宛もなければ手荷物もなく社会へ飛び立った。

傭兵として戦場へ
アバンラスティス家と縁を切ってからは愛称のカッタを名乗る。
父親に鍛えられた剣の腕を使ってゴロツキどもに自分を売り込み、銃の扱いを覚えより狡猾な生き方を学習した。
が、やっぱりそういう生き方は性に合わなかったので別れの駄賃とすべく世話になったゴロツキどもを纏めて叩きのめして警備隊に突き出し出国。各地へ不法入国を繰り返し、契約金を問わず命を張る傭兵として戦場へ姿を現すようになった。
命令違反、敵前逃亡、捕虜への暴行や略奪行為とやりたい放題だった為にいつしか危険人物としてマークされ、とある戦場で他の傭兵と共に捨て駒として切り捨てられ、この戦いで左腕を失う。
また別区画で彼女と同じく切り捨てられた傭兵たちと共に戦場の脱出を目指すタケミ・トードー(鉄拳粉砕レッドハンド・f18484)と合流、彼女の応急処置もあり一命を取り止めている。
大きな被害を出しつつも戦場の脱出に成功、復讐すべく奮起したカッタを一先ずなだめ、タケミの紹介から破壊的義手を授かる事に。
もちろんその後に元現場指揮官の頭蓋骨を粉砕しに単独侵攻、返り討ち遇い右目までも失うハメとなった。

この際プライドは抜きだ!
命からがら脱出に成功したものの、諦めのつかないカッタは個の力では敵わぬ軍の力に対し、以前世話になったタケミに復讐を持ちかけた。
共に戦場で切り捨てられた仲であったがタケミはそれに一切の興味を示さなかった為、仕方なくカッタは法外な額でタケミを雇う事に。
見た目の割に常に冷静なタケミは暴走しがちなカッタの性格を上手く扱い、見事に復讐を果たした。
この時の経験からカッタはタケミをベスト・パートナーと認めて共に行動するようになるが。

コンビ解消
二人組の傭兵として戦場を引っ掻き回し、劣勢な戦場ほど必要とされるまで傭兵仲間の間で名前が売れた二人。カッタもまたタケミを信頼し、彼女の言葉ならば思うことがあっても頷くようになった頃。
カッタと違い、ただの契約者としてしか彼女を見ていなかったタケミはカッタと致命的に相性の悪い戦場へ向かう為、あっさりとコンビを解消してしまう。
この事に腹を立てたカッタはタケミを目の敵とするようになった。タケミにとってはいい迷惑で、その名前ある所に敵対者として現れるようになる。
タケミと行動を共にした事でその生存技術や知識を吸収しており、単独で戦場を闊歩する猟犬として恐れられるようになった。

猟兵への変遷
いつしか戦場にタケミの名が上らなくなった時、UDCと戦闘を行い敗走する。
様々な戦場で現れる常人と遥かにかけ離れた異質な力を持つ存在。同等の存在に命を救われた事で世界の理を認識した時、彼女もユーベルコードを扱う猟兵となった。
傭兵から猟兵へ、活躍の場を移した彼女は様々な世界で様々な技術を糧とし力を蓄えていく。
その目標が今も変わらずタケミなのか、それともオブリビオンなのかは誰にも分からない。
基本情報
更新履歴
情報
作成日時:
2020/12/25 07:00:36
最終更新日時:
2021/06/04 12:30:28
記述種類:
標準

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