澪と夏輝と宗田で猫の日

作成日時: 2020/03/12 21:05:03
夏輝
「2月22日は猫の日です!」

紫崎
「猫の日なぁ…」

夏輝
「もっとわかりやすく言えば、にゃんにゃんの日です」


「…あのさ」

夏輝
「んー、どったの澪きゅん」


「猫の日はわかったけどさ、なんでこんな格好させられてんの僕」

夏輝
「なんでって…ねぇ?」

紫崎
「猫といやぁお前だろ」


「誰が猫だ」

夏輝
「気まぐれだし、生意気だし、ほんとは寂しがりやで甘えん坊なくせにすぐ噛みつくし、言葉では色々言えないくせにたまに可愛い行動してくるし、つまりはツンデレだしツンデレだしツンデレだし」


「待って、ストップ、僕別にそんなんじゃないし」

夏輝
「えーでも間違ってないと思うよ?
 なー紫崎」

紫崎
「まぁ否定はしない」


「そこは否定してよ、紫崎くんそういうキャラじゃないでしょ。
 夏輝くん余計なこと色々言ってたよ、その……か、可愛い、とか……あと寂しがりやでもないっ!」

夏輝
「顔真っ赤にして否定されてもにゃー」


「う、うるさいっ!
 そういうとこだけでもさ、否定してよ!
 や、否定までいかなくてもいいけど、せめてツッコミくらいは…(ごにょごにょ」

紫崎
「つってもなぁ……事実だし」


「事実って言うな!
 と、とにかく、そんな理由なら僕が猫なんて認めないからっ」

紫崎
「んな格好しといてか」


「うっ…」

夏輝
「真っ白猫耳猫尻尾、手袋まで猫風で。
 しかもモコモコワンピースにニーソックスって、狙ってるとしか思えないよねコレ」


「ふっ、二人が無理矢理着せたんじゃん!
 僕が着たいって言ったんじゃないもん、二人のせいだもんー!」

紫崎
「似合ってるぜ?」


「あうっ……うぅー!
 もーばかぁーっ!」

夏輝
「あはは、可愛い可愛い。
 ほーら猫パンチ猫パンチ!」


「馬鹿にすんなぁーっ!」

紫崎
『そういう反応するからツンデレなんて言われんだって…』

夏輝
「ついでににゃんにゃん、とか言ってみたら?」


「誰が言うかっ」

夏輝
「ファンサービスだよファンサービス」


「ファンって誰のことさ…」

夏輝
「一回言ってくれたらもうからかわないって約束したげるから」


「…それさ、夏輝くんが聞きたいだけじゃん」

夏輝
「あは、バレた?
 いーじゃんいーじゃん、ちょっと可愛く言ってくれればいいだけだし、一瞬だよ」


「この変態…。
 紫崎くんも黙ってないでなんとか言ってよ」

紫崎
「あー…どうせならポーズも付けとけ」


「紫崎くん!?」

夏輝
「ほらほら、これで2対1!
 はやくはやく♪」


「……いつか絶対仕返ししてやる」

夏輝
「ほら澪きゅん、覚悟決めて」


「……」

夏輝
「れーいー?」


「………ん」

紫崎
「聞こえねぇよ」


「に……にゃん、にゃん…」

紫崎
「っ……」


「うぅ……い、言ったよ!?
 これでいいでしょ!?」

夏輝
「…澪…涙目でそれとか破壊力ありすぎ。
 ね、もっかい見せてもっかい!」


「なっ、一回って言ったじゃん!」

夏輝
「だーめ、もう一回ー。
 今度は写メ撮るから」


「もうやだ! ぜっったいやだ!」

紫崎
「手はちゃんと顔の横まで」


「紫崎くんっ!!」

夏輝
「ほらほら、手低かったってよ。
 ちゃんとできるまでやり直し、だね♪」


「二人のいじわるぅーっ!!」お
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2020/03/12 21:05:03
最終更新日時:
2020/03/12 21:05:03
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