チェスカー・アーマライトについて

作成日時: 2024/03/09 22:43:45
チェスカー・アーマライトについて

 自由気ままに旅をする、根無草の女傭兵。

 好戦的な性格に反して本人の戦闘力は低め。どちらかと言えば適正はメカニック。
 しかし操縦技術に関してはそれなりに高いセンスを持つ。
 勘と経験と根性を駆使して、ヒーヒー言いつつも楽しげに戦場を駆け回っている。

 戦場を棲家として10年ほど生き延びてきたが、それでもガチのベテランから見ればまだまだ青二才。本人も自覚しているので、年長者からの助言などは意外と素直に聞く。

 錆びた缶のシガーケースに野菜スティックを常備しており、煙草のごとく咥えている。主にニンジンなど、保存のきく根菜類がメイン。

搭乗機、ビッグタイガーについて
https://pbwmemo.net/v/3woRxQgh

ユーベルコードについて
https://pbwmemo.net/v/tGjuKFdS


◆基本的な行動指針について

 金払いの良さそうな相手には躊躇なく報酬を要求し始める。結構がめつい。
 そのくせ豪快な性分で、使う時はとことん採算度外視。
 いわゆる、エリクサーを最後まで温存してラスボス戦で全部使い切るタイプ。抱え落ちが一番もったいないと考える。

 自身の師でもあった"おっちゃん"の教えを、離別から10年経った今も律儀に守っている。
 曰く、
 使えるものは何でも使え。
 敵対した奴は徹底的に叩け。
 余裕があれば人を助けろ。
 いざって時はパイロットキルを躊躇うな。(必要なのは躊躇わずに行動できる度胸である、と解釈している)

 敵の装備が自分でも使えそうだと判断した場合、積極的に奪いに行く。
 多少壊れたとしても、UC【BLUE DAHLIA Re:BOOT】のメカニック技能で修理したり、UC【弾丸芸術】【改造芸術】の材料にするなどしてキッチリ有効活用する。
 手先が器用で地味な単純作業が得意。鼻歌交じりにチマチマコツコツやってる。

 基本的には戦闘脳。ヒャッハー。
 ヤバい時ほど笑顔になるのは、大抵の場合その状況が楽しくてしょうがないという心情によるもの。

 根本の性格は比較的善人寄り。
 不殺を依頼されれば、なるべく応える努力はする。
 それでも自分の力量が届かない場面は必ず存在すると割り切っている。


◆キャラクターの特徴について

 溢れる闘争心

 味方との連携を重視できる客観的な視点

 時に冷徹な判断も下せる、割り切った感性をもつ

 無茶な戦い方をしてもキッチリ生還する

 敵対者には荒々しい口調で威嚇するが、仲間や子供(12歳以下)に対しては寛容的で面倒見が良い

 機体に搭乗した状態で力を発揮する
(生身の戦闘力は低い。集団戦のオブリビオンですら一対一で何とか勝てるレベル。ボス戦ではサポートに回った方が役立つ)

 手先が器用で、キャバリアの修理や改造を行うことが出来る



↓以下、詳細設定

 興奮を求める性質は、チェスカー自身の遺伝子(ルーツ)に基づいて発現した、極めて衝動的な闘争本能である。

 しかし悲しきは、その衝動を思うまま満たせるだけの才覚は遺伝しなかった事だ。
 ただ駆り立てられるままに突き進んだとて、何も出来ず蜂の巣にされて終わるだけ。
 それが戦場に立って間もなくの内に身をもって痛感した、変えようのない事実だった。

 それでも尚、戦い続ける生き方を選んだ。
 戦場で生きる為の自分に合ったやり方を模索し続け、辿り着いた答えは〝耐える事〟だった。
 
 耐えて、耐えて、機を伺い、ここ一番の瞬間にようやく本能を解き放つのだ。

 ともすれば己の生存性を度外視する様にすら見える荒々しい戦い方に、防御を重視した機体を相棒とする矛盾。
 それは、自らの衝動を上手く手懐け効率よく発散するために自然と身についたもの。

 その在り方は、所謂ギャンブラーや勝負師(ハスラー)に近しいものがある。
 それは運任せと言う意味ではなく、自分が最も力を発揮できる瞬間を直感的に嗅ぎ取るセンスを有すると言う事。
 チャンスを手繰り寄せるまでの時間を稼ぐ手練手管を多く心得ているという事。
 そしてそれは、勝ち目が限りなく薄く、命を賭ける価値も無いつまらない状況にあって(要はベットしてもリターンが少ない上に面白くない)、かつ逃走の余地がある場合には、至極あっさりと勝負から下りる選択をすると言う事である。
(逆説的に、面白いと思えばハイリスクローリターンの勝負でも受ける)


◆性格について

 報酬と興奮のみを求める、至ってステレオタイプな傭兵。
 短気、と言うほどでも無いが、口より先に手が出やすいフシがある。
 しかしてその根本の性格は意外にも〝素直で勤勉〟。
 真面目な人間が、戦場で生き延びる為に〝とても傭兵らしい〟立ち振る舞いを身に付けた結果が現在のチェスカーである。

 傭兵デビュー当初はオンボロキャバリアに女子供と言うだけで軽んじられ、相場より低い報酬を掴まされる事も少なくなかった経験から、敵対する者、他者を侮る者には極めて容赦が無い。
 同業者やクライアントに舐められないよう、悪ぶった言動で〝威嚇〟する事も多い。

 反面、威嚇の必要が無いと判断した相手(主に仲間や子供など)には寛容的で、報酬や見返りも度外視で助力したりする。割と面倒見の良い方ではある。


◆装備品について

 設定上では、ビッグタイガーのコクピット内部に、バール的な鈍器(一応工具としても使う)を積んである。

 ◆ GMA-79中折れ式40mm滑腔単発銃『スチールボール』
 見た目はM79グレネードランチャー。ストックと肩紐(スリング)付き。
 射手から見て左側面に装着された天使核のエネルギーを利用し、弾を撃ち出す単発銃。
 弾頭さえ用意できれば火薬無しで射撃できるため、UC【弾丸芸術】と相性が良い。

 クロムキャバリア製の中古グレランに、他者から買い付けた天使核と専用アタッチメントを取り付けた一品。
 滑腔銃(ライフリング無し)であるため、射程はそう長くない。
 一発づつしか装填できない。
 
 あだ名の由来は、解体工事用の重機・レッキングボールクレーン。


 ◆ SAW/MG249『ステープラー』
 ベルトリンク給弾式のオーソドックスな分隊支援火器。
 伏せ撃ち用のバイポットは取り外し可能で、アタッチメントを変えてビッグタイガーの上面にマウントする事もある。
 弾幕による範囲制圧で敵の動きを押し留めるのが主な使い方。
 その使用用途から、ステープラー(ホッチキス)と呼ぶようになった。


◆外見について

 女性にしてはゴツイ。ほぼメスゴリラ。
 骨太な体型に加えて、機体の操縦桿が重くて腕まわりが鍛えられている。
 女性らしい服装が似合わないのは自覚しており、特に気にしていない。
 むしろ身長が160cmに満たない事の方がちょっと気になる。

 目つきが悪く、笑顔が怖い。

 ジャケットやブーツは軍の放出品。メンズばっかり着ている。
 なまじガタイが良いのでサイズは合う。

 中のロゴシャツは、野球チーム『RUST STEEL RAVENS』ユニフォームのレプリカ。フリーサイズ。奇跡的な大逆転の末にチームがリーグ優勝を果たした時の記念品。
 テンションに任せて買ったはいいものの、飾るにも仕舞うにも困ったので、結局普段使いにすることにした。速攻で汚れたが特に気にしていない。


◆趣味、嗜好について

 キャバリア含め、ロボットや機械の類は割と何でも好き。デカくてゴツければもっと好き。
 それらを自分でいじってカスタマイズするのが好き。

 趣味はベースボール(野球)の試合観戦。スポーツは大体何でも好きだが、ルールの分かるベースボールが一番のお気に入り。
 贔屓のチームは『RUST STEEL RAVENS』(錆鉄の鴉)。
 通信の届く所ならたまに試合中継のラジオを聴いている。

 音楽も好き。スタジアムで流れてる曲や、中継番組のテーマになっている曲のうち、特に気に入ったものはデータに落としてBGM代わりにしている。
 レパートリーはロックやメタルが多め。
 機嫌が良いと鼻歌を歌い始める。

 食べ物に関して好き嫌いは無い。
 肉も好きだし野菜も好き。辛味も苦味も美味しく頂ける。
 傭兵デビューして間もない頃、ろくに稼げず食費に困窮した経験から、食える時に食えるだけ食っとけの精神を培った。
 食事をやたら詰め込もうとするのは、昔の名残。

 酒も煙草も嗜まない。酒が入ると眠くなる。
 なんなら煙草のごとく野菜スティックを勧めたりする。「アンタも一本どうだい?」と言った感じに。

 賭博は嗜む程度。
 テンションに任せて分の悪い賭けに乗る事もあるが、一応引き際は弁えている。
 

◆かしこさについて

 学歴の上では小学校中退。
 しかし様々な人物から薫陶を受けた事で、ジャンクパーツからキャバリアを組み立てて問題無く稼働させられる程度には知識を備えている。
 簡単なレベルならプログラミングも出来る。

 戦闘に関する知恵は回る。
 基本的には粗暴な脳筋だが、バカではない。
 しかし最終的には〝火力は全てを解決する〟という結論に至りがち。


◆ビッグタイガーについて

 スクラップ寸前の状態から全て手作業で修理を施し、以後10年に渡って二人三脚で生き抜いてきたという来歴から、もはやチームメイトかのように愛着をもって接している。時々喋りかけたりもする。
 もはや子煩悩とも言える程、手塩にかけて整備をしている。

 その割に、戦場での扱いはとても手荒。被弾も破損も厭わず最前線に突っ込んでいく。
 曰く、「機体を信頼してなきゃ出来ねー芸当」らしい。

 その関係性は、アメリカ海兵隊の『銃手信条』にあるライフルマンと銃のよう。
 我無き銃は役立たず、銃無き我もまた同じ。