デュラン・オーディー設定

作成日時: 2024/03/09 23:22:30

『デュラン・OD』

  • ひょんなことからUDCに顕現してしまい、呆然としていたところを保護され、猟兵となる。彼の出自は複雑である。サイボーグの中でも、とりわけ機械化しすぎたもの(オーバードーズ)の眷属。脳以外すべて義体であり、とりわけ四肢は機械化が進んでいる。という設定の、キマイラフューチャーの古代のアニメ[シュバルツローヴェ]のキャラクター。の、出典元となったデュラン・オーディーその人である。キマイラフューチャーになる以前の世界にて、ドン・フリーダムによる「イタズラ」への対抗に奔走していたのだが、結果として亜空間へ飛ばされてしまう。しかしその折に世界に猟兵として見いだされ、亜空間の狭間を飛び越えて現代のUDCアースに顕現してしまった。そのことに対し本人はあまり納得していないようだが、成り行きとして猟兵として登録されている。しかし、存在しないはずの記憶『アニメ「シュバルツローヴェ」の主役の探偵』というものを何者かに植え付けられ、その記憶に振り回され苛まれている。

特徴

  • 上から下まで白い。銀髪のオールバックに銀目の義眼、白のコートに白のスラックスと、目立つ格好をしている。その中で異彩を放つのが四肢の機械部分で、肩とふくらはぎにスラスターが内蔵されている。戦闘スタイルは銃撃戦を好むが、実は剣戟を使った近接戦が得意。また、コートの裾にビット兵装を装備していたり、コートに装備している亜空間倉庫から刃物や砲を呼び出して、手品のようにそれらを駆使する。

シュバルツローヴェという作品

  • 主役の私立探偵”デュラン・オーバードーズ”という不器用だが真面目な青年が"伯爵-カウント-"の陰謀に巻き込まれ、運命に翻弄されつつも足掻き生きるという内容である。様々なキャラクターが存在するが、彼らあるいは彼女らの関係性や謎に決着を付けることなく、作品は止まってしまう。


舞台裏

  • キマイラフューチャーがまだ人類圏だった頃。人類は複数の存続プロジェクトを計画していた。その中の一つ[Schwarz_Löwe]計画は、外界からの侵略を防ぐという目的で計画された対サイバー攻撃用プロテクトであった。13のAIからなるこの機構「ランス」と呼称され、それぞれ聖者の名を持たされていた。しかし、計画途中でドン・フリーダムによる「イタズラ」によってクラッキング、13番機以外が支配下に置かれる。難を逃れた13番「J」は大改修を受け、急遽攻撃用AIに改良。同時に、表での実行部隊に居たデュラン主任と共に12番以外の全てのAIを駆逐。残った12番機「S」は失踪するも無力化までは確認され、事なきを得たのだった。
  • このドラマティックな展開に世界は感動し、それを元にしたアニメ作品[シュバルツローヴェ]として配信される。全25話の予定であったが、完結前にシステム・フラワーズがほぼ完成。欲望に塗れた人類は怠惰となり、世界は滅亡した。結果、幾星霜の年月が去り、ランスシリーズは凍結されて電子の海に眠ることとなる。

猟兵:デュラン・ODという男

  • [Schwarz_Löwe]計画はAIによる対サイバー攻撃用プロテクトではあったが、実行部隊もまた同時に編成されていた。デュラン・ODはその中の研究主任でありながら実行部隊の主任という立場でもあり、副主任であるアザカと共に[Schwarz_Löwe]計画の一役を担っていた。ドン・フリーダムによるクラッキングの折、彼は他のランスシリーズに組み込まれていたアザカの襲撃を受ける。何とか撃破するも、彼自身も無事ではなかった。その後、彼は大改修を受けた第13番基「J」と共に攻勢に出ることになり、サイバー攻撃を「J13」、現実での実行部隊をデュランが仕切った。これにより最終的に事なきを得たものの、デュラン主任は行方不明扱いとなる。
  • 猟兵であるこのデュラン・ODは、この行方不明扱いとなっていたデュラン主任を亜空間が取り込み、世界が救い上げてDUCアーズへ排出したものである。そこにアニメ作品としての[シュバルツローヴェ]主人公であるデュラン・ODの記憶が加わっているため、複雑な記憶混濁状態となっている。特に、アザカ副主任に関しては作品内では恋人関係であったため、それを自ら撃破、殺したという現実の記憶が混濁し、彼の一種の自閉にも繋がっている。
  • 現実のデュラン・ODという男はフル義体ではなく四肢のみで、それ以外は一応は生身である。とはいえ、義体のパワーに耐えられるように胴体も強化手術が行われており、特に骨格はフルチタンとなっている。過酷な手術ではあったが、彼の遺伝的な拒絶反応の出にくさでもってそれを乗り越えている。

・アザカという呪い。
研修主任としての彼は、特に彼女に思うことはなかった。単に気の良い、頼りになる仲間であった。
それが、アニメとしての経験を経て、かけがえのない物としての意識を刷り込まれてしまう。さらには、完結しないまま現実へと放り出されてしまい、彼は不完全燃焼、道半ばで事の真相を知ってしまう。では、アザカとは何だったのかと、彼は思い悩むこととなる。

・現在は、ひょんなことからロア・ヴァンフォーレという同居人、先んじて猟兵として顕現したジェイ・ランス、元オブリビオンであったトゥウェルブなどと交流がある。トゥウェルブは彼のことを父のように思っており、ジェイは巻き込まれた運のない人物という見方をしている。
ロアに関しては彼を面白い人物というように観察しているが、今後どう発展していくか。