PBWめも
このメモは過去のバージョンです。最新版を表示する場合はこちらをクリックしてください。
リギア/アルマリジーアについて
作成日時: 2022/02/15 08:25:22
リギア・ルヴァン
享年18歳
クロムキャバリアはララベス藩国の山村出身。旧姓ホール。
貧乏な家の娘であったが、黒髪の美しさをかわれ、幼くして武器商人の妻となる。
人身売買にも等しい婚礼であったが、それがララベスでは「あたりまえ」であった。
暴力的で支配欲の強い夫の下、自由を奪われたまま育つ。
彼女の居場所は台所と寝室の二つだけであった。
リギアが自分の「武器」に気付いたのは13の時であった。
不幸で幼い人妻は、男の劣情を呼び起こすに十分であった。
欲まみれの目で見てくる夫の弟。それに身をゆだねる対価として、書物を読む自由を得た。
世界の広さを知ったリギアの胸に、野心が燃え上がる。それは、夫の殺害と自由の獲得であった。
独自に磨いたナイフの技は、やがて練達の域に達する。
そしてある日、彼女は夫を殺した。
逃げようとする彼女を使用人たちは捕まえ、口々に罵り、「処刑」を行った。
ララベスの法は水の中の紙よりも脆かった故に。
黒髪のリギアは、弔う者なきまま、森に捨て置かれた。
リギア・ルヴァンは悪女であった、と皆は言う。
暴力と無法にあらがった人間である、と呼ぶものはいない。
*
アルマリジーア・ホープスター
27才
不条理への怒りは、彼女を屍者として蘇らせた。黒髪は燃える炎の緋色と化した。
芝居がかった名前は、彼女が自分で名付けたもの。
希望に溢れる姓は、落ちていた酒瓶のラベルからつけたもの。
背は伸びなかったが、顔は整形し、素性は新しく手に入れた。
移動式の事務所で探偵業を営みながら、時には傭兵として戦う。
アンニュイな様子の底で、この世に対する怒りの炎と闘志をあかあかと燃やしながら。
基本情報
更新履歴
情報
作成日時:
2022/02/15 07:37:42
最終更新日時:
2022/02/17 13:27:00
記述種類:
標準
Tweet
操作
本文更新
タイトル更新・メモ削除
見出しリンク
更新履歴
2022/02/17 13:27:00
差分
2022/02/17 13:23:19
差分
2022/02/15 08:25:22
2022/02/15 08:17:19
差分
2022/02/15 07:37:43
差分