瀧夜盛・五月姫 チートシート
作成日時: 2022/08/01 12:45:00絶賛編纂中。
ここまで生じてる矛盾も編纂してるので、発言やリプレイとズレが出てるかもしれません。
注意点として、最終人類史において“五月姫”は“滝夜叉姫”に堕ちた、という前提の設定になっています。これが公式の設定と恐らくは競合しています。(リプレイ上、滝夜叉姫を架空とするものがあった)
同時に平安鬼妖地獄変ディヴィジョンの“五月姫”は“瀧夜叉姫”に堕ちず死んでいます。
あと妙なこだわりですが、1949年以後のディヴィジョン(最終人類史を含む)に在する彼女の異名は『滝夜叉姫』(旧字体は歴史的経緯により原則使用しない)、以前のディヴィジョン(平安鬼妖地獄変を含む)に在する人々が呼ぶ彼女の異名は『瀧夜叉姫』(新字体は存在しないとする)がいいかなと思います。
私自身もよく間違えるので従う必要もありませんが。
瀧夜盛・五月姫は2つの人格(魂)が1つの体に同居している、所謂“多重人格”に該当する。
また2つの人格は、一部の知識(現代におけるカタカナ語など)は共有……というよりも違和感なく知覚できるようになっていますが、記憶の共有はしません。
展開によって既に変わってきていますが、当初の構想は「五月姫の魂は将門の存在を知ることなく消滅し、五月姫の体に将門の魂のみが残る」であったため、今後五月姫が将門の存在を感じることができるのかは不明です。
平安鬼妖地獄変ディヴィジョンより流れ着いた少女。体の本来の持ち主であり、主の人格。
生まれたときから戦火の最中であったため、最終人類史における正史や伝承で語られる“滝夜叉姫”とは異なる性格を持つ。
元のディヴィジョンでは、ディアボロスたちをまとめ上げクロノヴェーダと対抗していた父を助けるために上洛したが、クロノヴェーダによる父の公開処刑を目の当たりにしてしまう。
その後、貴船に築いた拠点に幾年も立て籠もることとなったが、クロノヴェーダ 『荒』 (すさび)によって失踪や裏切りによる混乱が続く。次々に仲間を失っていく五月姫は最後の一人になるまで抵抗したが、『荒』の「父を蘇らせてやる」という甘言に拐かされ殺され、刻逆した。
ディアボロスとして能力に目覚めたのはこの時でありクロノヴェーダに対抗できなかった、はたまた自らより能力のあるディアボロスたちをまとめ上げることができなかったのは当然であった。(父も同様ではあったが、軍指揮に長けており、ディアボロスからの信頼と実績が厚かった)
新宿島にはじめて流れ着いた後は、最終人類史に残留していた平将門の魂(第二人格)と“縁”が結ばれてしまい、ニ魂一魄の状態に。以来、自分にはなかったはずの“将門の魂が見た滝夜叉姫”の記憶がフラッシュバックするようになった。身体も“将門が知る姿”に若年化している。(刻逆時点では20代後半だったと思われる)
刻逆をするまでは精々人見知り程度で済んでいただろうが、仲間すらも疑わざるを得なくなり孤軍奮闘を強いられた自身の歩み、そして全てを見限って復讐鬼に堕ちた『滝夜叉姫』としての記憶が心に壁を作る原因となっている。彼女自身、信頼しようとはしているがどうしてもしきれない(どうせみんなこの場限りで離れてしまう)という気持ちにジレンマを感じている。
ならばどうすれば“彼女が根本的に信用してくれるか”だが、とにかく信用し、信用されていると思わせられるかに尽きる。百度好きだと言われ続ければ好悪に関わらず意識をせざる得なくなるように、背中を押し付けるくらいに預け、ただ言葉にすればいい。その場限りの関係じゃないと思わざるを得ないくらいに接すればいい。長々と書いたがつまるところ、ただの“ちょろイン”でしかない。
五月姫の行動原理は、“課せられた任務においては”護るべき者を護るが、そうでなければ護るなんていう行動をとらない。
それよりも、結果を得られないのであれば刃を向けることすら厭わない。(注:他のPL様が不快になるようなプレイングをしないという前提があるため、人道に反して行動するだろうと思われる依頼には原則参加させていません)
しかしそれにも例外はある。決して断ちたくない“縁”だけは護り通す。
自身の人格でないときは気絶していると思いこんでいる。
正しい歴史の自分の姿、つまり最終人類史における滝夜叉姫の姿である。
五月姫自身はこの姿に心当たりはないが納得はしている。
五月姫はあくまで“人間”としてカテゴライズされているだけであり、本人も“人間”と自覚しているため、今のところ疑いようもなく“人間”ではある。
しかしこの論理が成立するのは、他者が五月姫を人間だと認めている限りであり、容易に“悪霊”へと反転する危うい状態である。
特に、ネメシス化として身体を“復讐者”の姿へ変えるということは、現世にとっては紛うことなく“悪霊”の姿である。
五月姫を五月姫として観測する者がいなければ、五月姫を人間だと言ってくれる仲間が居なければ、怨霊へと姿を変えるだろう。
ネメシス化として身体能力の向上を除き、普段の五月姫と変わりはない。意識もはっきりしているが、変身の過程で自身の呪いに引きずり込まれそうになるらしい。
彼女は“人間であること”に異様なまでにこだわっている。復讐者であることは変わらないので本来ならば【飛翔】で空を飛ぶことができるはずだが自力で空を飛ぼうとせず、本気の力を駆使すれば並の人以上のはずだがテコの原理や遠心力で人並みの力を補おうとする。
これは復讐者以前に“自らが既に人間ではない”ことを、無意識のうちに理解していてコンプレックスとなっている為である。(それほどの力がもっと早くに目覚めていたのなら、平安での悲劇や愚行を免れたはずなのである。自分が弱いからみんな居なくなったのだと思い込もうとしているとも言える)
そういったタガがネメシス化によって理性ごと強制的に排除された骸骨の姿は、人外たる彼女の真の姿である。
皮膚は瘴気で焼かれ、僅かに残った皮の隙間から覗く目玉は何を捉え、何を思っているのだろうか。
ある種の暴走状態、とにかく巨大で殴る蹴るなど単純な攻撃しかできない。
自らの呪いによって意識は深層へと追いやられ、とにかく巨大化し、呪いの対象にない他者には熱くない炎で焼かれ、言葉も片言(漢字とカタカナで表現)になる。
炎は自らの全てを燃やし尽くし、最終的に善くて新宿断層へのリスポーン、最悪は(システム上の)死を迎える。
もはや誰かを認識することは出来ないが、復讐すべき相手だけは道連れにするだろう。
さてこの姿から無事に戻る方法だが、リスポーン以外の方法は(背後すらも)わからない。
ただ元に戻れたとしても、服は最初に燃え尽きているため、一糸まとわぬ姿で立ち尽くすことになるのは想像に難くない。
最終人類史における滝夜叉姫は陰陽師によって徹底的に滅され、その影響で輪廻から外れている。すなわち新宿島に戻ることができない死を迎えれば転生すら敵わない。
しかし滝夜叉姫としての存在を最終人類史に深く刻むことで、名と霊が神格化することはあり得る。同時に水神・高龗神に見初められの名代と成った姿。
怨霊を使役する夜叉の術を扱えなくなる代わりに、水を自由自在に扱える。
五月姫にとって父、将門は、都からの増援が見込めない中『クロノヴェーダの侵攻にも抗い続けた英雄』である。
クロノヴェーダの侵攻から民草を護るために戦い続けた。ディアボロスではなかったが、豪族として、武将として人をまとめ上げる能力に長けていた。そのため、力を結集しクロノヴェーダに反攻することを提案していたがまごつく都に辟易し、直談判するために上京したところでクロノヴェーダ『坂上田村麻呂』『鈴鹿御前』に捕まり、鴨川にて晒し首となる。
後の戦況にどれほどの影響があったのかは定かではないが、間もなくして平安鬼妖地獄変ディビジョンは成立した。
平将門の乱で討伐されて以来、大怨霊として日本を彷徨い続け、魂の状態で最終人類史に残された魂。
クロノヴェーダの騒動に巻き込まれずに1000年を超える年月を経ている為、第一人格の五月姫は、彼(将門)が想う五月姫と事実上の別人である。それについて将門は理解しており、そうであっても第一人格の五月姫も“平将門の娘”に変わりないため、大切に思っている。
大怨霊としての格は健在だが、この世に対して怨みが今もあるかと問われれば既にない。
(発端は女の取り合いであったなどとも言われているが)将門の目指した世は、自らの国の民たちが飢えぬ世造りであり、彼にとっては過程が違えど今の世はそれをほぼ満たしているといえる。今の世は今の世で好きなのである。全てなくなってしまったが。
何が言いたいかというと、平将門が復讐者足り得たのは五月姫が現代に刻逆したからではなく、「平和を奪われたから」に他ならず、本来ならば独立した復讐者なのである。
時代に求められれば、戦場に立たされれば、或いはその先に娘に危機があるのならば武器を取り前に立つことは厭わないだろう。しかし1000年は永く、なるようにしかならないことを重々に分からされた。故に彼は受肉して、世界が危機にある現在においても、喫茶店でコーヒーを片手にゆるりと読書を嗜む。その姿は、復讐者たちがいかなる未来を勝ち取り、いかにして世を平らげるのかを俯瞰しているようだ。
曾ての彼の鎧を纏った姿。
現在も鎧神社に安置されているとされている。
手に入れることができればネメシス形態として、力を得ることとなるだろう。
不明。
1000年の多くは霊体として世を見守り続けていたが、全てが平穏だったわけではなく、世に影響を与えかねないほどに顕在していたこともある。中でも、明治〜大正〜昭和にかけては文明開化以降の戦乱の中、列強諸国に対抗するために明治政府によって密かに召喚された怨霊のうちの一人として体を得ていた。
将門の一側面ではあるのだが、人格としては別物であり、当時の将門の意識、及び記憶の継承はないらしい。
五月姫、及び将門が大日本帝国の御霊たちに使役できている理由はこの実績に裏付けられている。
過去の姿の一つを取り戻したに過ぎず、意識や記憶は将門のものである。
しかし彼の取り巻きは異なり、普段は剣を片手に勇む怨霊達も、軍服を纏い銃剣を構える御霊となる。
無口無表情、だが妹や弟たちの面倒見のいい家族思いな少女。父が反乱(平将門の乱)を起こすと一家は朝敵とされて皆殺しとなるが、止めを刺されなかった為に生き延びてしまう。
唯一人朝廷を滅ぼすために京都へ上るが何も持たない高々少女が成せることはなく行き倒れ、貴船に行きつく。失意のまま放浪していたが、何者か(本物の荒御魂『荒』である)に「父の理想とした国をお前が描け、力は貸してやる」と唆され、後の世に『滝夜叉姫』と語られる夜叉へと堕ちる。
その後、故郷へ下り、朝廷に滅ぼされた無念たち(敗残兵の霊)と共に父の成し得なかった新たな国造りを試みるが、朝廷の遣わせた武士や陰陽師に敗退した。
先だって父、平将門の怨霊が様々な事件を引き起こしたこともあってか徹底的に滅された為、現し世にも彼の世にも五月姫の魂は存在しない。将門が本来の我が子に出逢える事は有り得ず、現代において(別の世界の)五月姫と“縁”が結ばれていることは奇跡とも云える。
対象(敬称略) | 呼び方(左ほど優先) |
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一人称 | 姫 |
ニ人称 | あなた、貴方、貴女 |
父 | 父上 |
名前を知っている男性 | (性)さん |
特徴:女性と間違われる の名前を知っている男性 | (名)さん |
名前を知っている女性 | (名)さん |
貴族(NPC) | 貴族“殿” 注記あり |
クロノヴェーダ | クロノヴェーダ 注記あり |
雅諒院・基経(g00191) | 天狗さん |
ネリリ・ラヴラン(g04086) | ネリ姉さん、ネリ姉、ネリリさん |
一里塚・燐寧(g04979) | 燐さん |
子猫野・圭(g00203) | コネコさん、ネコさん |
平良・明(g03461) | 平良さん、明朝体さん |
蕩々・愛々(g01218) | 蕩々さん |
鐘守道・エンデ(g02765) | 兄者、エンデさん |
幻想弐伍漆式・神威櫻閃(g05509) | 閃さん |
対象(敬称略) | 呼び方(左ほど優先) |
---|---|
一人称 | 吾、パパ |
ニ人称 | お主 |
第一人格(五月姫) | 五月姫、娘 |
名前を知っている人物 | (性) |
雅諒院・基経(g00191) | 天狗、雅諒院 |
五月姫と葛ノ葉が顔を合わせたのは、今回が初めてである。
だが、彼女にとって葛ノ葉は、父の死と関わり深い宿敵であったのだ。
葛の葉は過去、復讐者の信頼を根こそぎ失墜させ、人々の不信を煽って。
果ては、五月姫の父がクロノヴェーダ討伐の為の結集を朝廷に取り付けることができなかった原因となり――そしてその為、彼女の父は別の存在の手にかけられたのである。
父、将門が朝廷にクロノヴェーダ討伐の協力を取り付けることができなかった原因の一つ。
復讐者の信用を失墜させるために、欺瞞情報を人々に流布していた。