流星ハロウィン桜ナイトパーク🌸2章🌸

作成日時: 2021/09/19 22:13:50
エンティちゃん(f00526)と
誰かと一緒にいたい私には不思議な願い事ね

けれど、彼は独りになりたいみたいよ
私の海はとても静かで
大丈夫、貴方しかいないわ
お話に疲れてしまった貴方
望み叶えた先に、安らげるお話がありますように

光も声も届かない闇の中は私を不安で満たすけれど
繋いだ手だけが独りじゃないと教えてくれる
その中で強く響く痛みは夢さえかき消す鮮烈なもの
痛みで薄らと滲む視界が揺れたと思えば、膝をついたのは私のよう
大丈夫と返すように握り返しても
弱まる雨は違う答えを囁くの

もう少しだけ、耐えられるように
貴方に渡された薬を服んでしまえば
痛みは緩やかに解けて、彼の孤独は満ちてゆく
舞う花達に守られて
今度こそ大丈夫と握った先の貴方を見るの