ワズラ・ウルスラグナ設定補足
暴風龍サルヴァ
とあるドラゴンの遺骸を用いて作られた鉄塊剣。
用いたとは言っても基本は鉄塊であり、特別な能力は何も無い。
ワズラ、サルヴァ、戦獄で三位一体を謳う。
ワズラの巨体に合わせた巨大な剣。
度々地獄化されたり炎を流し込まれたりするので戦獄を内包したままになっている。
理由は不明だがワズラはサルヴァを愛用し、戦闘狂でありながらサルヴァ以外の武器を手に取る事は無い。
名前の由来はサルワ(サウルウァ)、ゾロアスター教の七大魔王の一柱であり、ルドラやシヴァと同一とされる。
ワズラがヴィシュヌの武器・金剛杵(ヴァジュラ)であり、ウルスラグナはヴリトラハン(ヴリトラ殺し)。要はインドラの武器と称号。
つまりワズラが雷神ならサルヴァは風神である。
戦獄
ワズラに宿った地獄。
ワズラ、サルヴァ、戦獄で三位一体を謳う。
地獄とは、生命力を喰らい、地獄の炎を噴き出し、欠損部分を補う物。
本来怒りに呼応する性質を持つ地獄だがワズラの地獄は昂ぶる闘志に呼応する。
戦獄はワズラが名付けたが、大して特殊な物ではない。
特殊なのは精々が闘志に呼応し焔を噴き上げる事、極限まで闘志が昂ぶると炎が雷状になる事くらいである。
なお、ワズラの全身の古傷は全て地獄化されているが、欠損を補う性質を利用しているだけである。
つまり傷が塞がり怪我が癒えるとその部分の地獄は無くなる。
名前に神話由来のものは無いが、ワズラ・サルヴァを雷神・風神と見立てた時は炎神となる。
雷が炎を起こし、炎が風を生み、風が雷を呼ぶ。
雷は大気を爆ぜさせ風を生み、風は大気を呼び込み炎を盛らせ、炎は大気を渦巻かせ雷を作り出す。
順・逆順、共に成立する、三位一体を成す三者である。
ジョブ
ジョブの解釈と在り方。そして補足。
公式設定:呪われた武具を身にまとう遍歴の騎士です。武具と一体化する事で異形の怪物に「変身」し、殺した敵の魂を啜ります。
ワズラの呪われた武具はサルヴァ(鉄塊剣)のみならず、戦獄(地獄)、及び自身の肉体を含む。
それらを渾然一体にし異形の怪物になる。ただし、魂を啜るのはワズラではなく戦獄の方。
呪いの内容は敵からの呪詛や自身の強過ぎる闘志が歪んだ戦狂いの呪詛など。
死地に飛び込ませようとする呪詛と死地に飛び込まんとする呪詛なので、結果的に戦闘狂が加速する。
三位一体を謳うワズラのメインジョブ。更に一体化と異形化を強化する為、武器改造や防具改造の技能を磨いている。
公式設定:体内から「地獄の炎」を噴出して戦う狂戦士です。身体部位を欠損しても、物質化した炎で補い戦い続けます。
実は第六猟兵では炎を噴き出すだけで地獄そのものの設定が無い。なので、メインジョブである黒騎士の方でやや補完している。
公式設定に当てはめるなら、地獄化は炎の物質化に当たるので、地獄=物質化した炎となる。
そこから炎を噴き出すと言うのは物質化を解くのと同義。
この物質化(地獄化)を利用し、黒騎士の武具一体化と合わせ、更なる異形へと変貌している。
ワズラのサブジョブだが、地獄は三位一体の内の一つ。実質はメインジョブである。
基本はケルベロスブレイドでのブレイズキャリバー及び地獄の設定を用いたいが、非公式の為やや断念。
オリジナルアイテムとして申請し許可されているので地獄の設定は問題無い。
同じくワズラの肉体もアイテム化出来ているので、武具扱いで問題無いと解釈する。
結論として世界観を逸脱しない設定になっているとは思うが、MSに採用されず、改変されたとして受け入れるものとする。
飽くまでRP上の要素としてのみ貫く。
技能
技能の使い方、捉え方。
前提として技能は技術であり、身体能力などの能力そのものを指すわけではない。と言う解釈。
ワズラの基礎技能の片割れ。
技能レベルは怪力度合いを表すわけではなく、怪力を発揮する為の技能レベルを指す。
つまりは力の込め方や伝え方、あるいは加減やバランスの巧みさを表している。
怪力技能が高い程、ワズラの筋力を十全に発揮出来る。
逆に技能が足らなくとも筋力に劣るわけではない。
基礎だけ有り、もう一つの技能共々、他のほぼ全ての技能やユーベルコードを支えている。
ワズラの基礎技能の片割れ。
戦闘狂として死地に飛び込む上で必須となる技能。
痛覚が無い、或いは鈍化しているわけではなく、痛い物は痛い。
が、それを楽しむ事こそが戦闘狂の矜持である。
特殊なユーベルコードを受けない限り、ワズラが痛みに怯む事や呻く事は無い。
地獄を内包し地獄の炎を操る身として、自然と身に付いた技能。
激痛耐性と違い、単純に炎熱に対するダメージに耐性を持っている。
地獄が炎熱を喰らう、鱗による断熱、肺を含む一部内臓の地獄化等、
狙ったわけではないが在り方としてごく自然に炎を克服しつつある。
生有っての戦だと心得る戦闘狂は軽々しく死線を踏み越えない。
が、いざとなれば笑って越えていける。これはその為の技能である。
肉を斬らせて骨を断つのが前提であり、間違っても命を絶たれない為の技能。
その判断、瀬戸際の攻防、紙一重で生還し、一撃を叩き込む。
乱用は出来ないが、前述の激痛耐性との相性も合ってワズラの主要技能となっている。
単純な破壊力を追求した結果の技能、ではない。
鎧、またはそれに準ずる堅い守りを打ち砕く為の技能。
力任せに渾身の一撃を叩き込む事も有れば、罅や綻びを狙う事も。
攻め方は数多なれど、敢えて守りの隙を突くではなく正面から打ち破る事に特化している。
技能としては単純に、より効果的・効率的に薙ぎ払う為の技術。
ワズラにおいては爪や武器によるもののみならず、
尻尾や両翼、ひいては地獄の炎さえ用いて薙ぎ払いを行う。
この技能はそれらのうちどれをどう使うかの選択も含めた技能となっている。
時に防御として用いる事も。
地獄による侵食強化。
全身武器にして防具であるワズラにとっては自己改造に等しい。
主に武器や全身の外側を地獄化し、炎を纏わせるなどして強化する。
形状の変化はそれほど大きくなく、単純な火力強化に向く。
属性攻撃と言う程ではないが、ユーベルコードが無くとも火を点す、焼き払う、と言った事が出来る。
地獄による侵食強化。
全身武器にして防具であるワズラにとっては自己改造に等しい。
主に武器や全身の内側を地獄化し、炎を宿らせるなどして強化する。
内側から肥大化する事が多いがそれ自体に然したる意味は無い。
攻撃を受けると炎が噴き出し多少の反撃や牽制になる他、
傷口を焼き塞いだり新たに地獄化するなどして継戦能力を向上させる。
また、普段以上に熱に強くなり、極寒への耐性も得られる。
文字通り空中戦に関わる姿勢制御や移動等の技能。
際立って素早く飛行出来るわけでもなく、本人も空中戦を好んで仕掛ける事は少ないが、
それでもただ空中移動が得意なだけの者とは違い、中空においても戦い続ける為に特化した技能である。
特に地獄の炎によって荒れ狂った風の中でも飛行し戦う事に長ける。
逆に炎熱を飛行や加速に利用する事も。
知識として身に着けた物と言うより、経験として身に付いた物。
また、その戦闘知識を必要な場面で咄嗟に引き出す為の技能である。
戦闘狂としては戦いの記憶は全て善き思い出なのでほぼ忘れる事が無く、経験は次の戦闘にも活かされている。
ただしワズラは敵を型にはめて考えない為、最初から知識に頼る事も、知識に振り回される事も少ない。